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高校生といわず原子力の基礎が誰にでもわかるようにかかれた入門書。
社会背景により殺人兵器になったのが悲しい
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原子力政策の歴史と現状を明文化する.残念ながら原子力が分かる訳ではない.また,高校生からわかる,と銘打つなら,原子核物理の基礎はやっているので,原理などは数理で説明しても良いかと思ったが,専門家を差し置いて説明すべきでないと判断したと理解する.本書を切っ掛けに,自分の問題と今後の原子力政策を自分の頭で考える人が一人でも増えてくれることを希う.
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この本は日本、世界の原子力の歴史について解説している本です。
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まず最初の原子力の使われ方は原爆、水爆でした。次に第2次世界大戦が終わると、原子力の平和利用に切り替わりました。それの少し後に原子力船が作られました。
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ですが、その船や世界の原子力発電所で事故が起こっていました。日本でもJCOのウラン臨界事故や2011年の東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所事故が起きてしまいました。
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これらの事故などにより世界の原子力の現状、未来について、どうすればよいのか、どのように扱って行けば良いのかの考察をしている本です。面白いので是非読んでみてください。
※佐藤の息子(小6)が書きました
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原爆、原発の歴史をまとめた本。
再生可能エネルギーにも課題はあり、原発には原発のメリットがあるとしても、やはり原発の負の側面は桁違いに大きいのではないか。
原発のあり方を改善しつつも縮小していくことが望ましいというのが、この本を読んでの自分の結論。
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発刊は東日本大震災の1年後で、著者の意見をできるかぎり排しており、非常に読みやすい。が中に記載されている情報はNスぺで幾つもトピックが組めるほどの充実ぶり、特に10項目からなる目次の6番めには驚きました(戦前の仁科研究や荒川研究でなく戦後の密かな政策論議のことです)
1 爆弾に使われた原子力。2 世界で最初の原爆投下
3 核開発競争始まる。4 原子力の平和利用へ
5 日本は原発を導入した。6 日本も核保有を検討した
7 拡散する核の脅威。8 原発事故と反対運動
9 悪戦苦闘の核燃料サイクル。10 原発に未来はあるか
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#高校生からわかる原子力
#池上彰
#集英社文庫
恥ずかしながらIAEAが何をしているかが初めて理解できた。読了後、新聞を眺めると原発の問題が目に入ってくる。やはり知ることは大事なことだ。社会をより良くするためには、能動的に情報を得ることが必要だ。改めてそう思えました。
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核分裂の発見から間もなく時代はWW2へ
チェコのウラン鉱山を押さえたナチスの動きを懸念したアインシュタインがアメリカ政府へ原爆開発を進言
オッペンハイマーの指揮のもとマンハッタン計画が始動
ロスアラモスでの研究が進められプルトニウム型の核実験も実施された。実験中の被爆で少なくとも2人が死亡しており、現場の科学者たちはその恐ろしさを承知していた。
敵対するドイツでも核開発が進められたが頓挫
日本も理化学研究所の仁科芳雄らにより2号計画が進められたが成功せず、ドイツよりウランを輸入する試みも、輸送のための潜水艦が沈められ失敗に終わった
そして戦争末期の1945年、ドイツが降伏し、残す日本の敗戦も時間の問題となっていた
戦後の国際秩序を見据えていたアメリカは、米ソ冷戦を優位に進めるため日本への原爆投下を決め、8月6日に広島、11日に長崎へ投下された