紙の本
波乱万丈な人生模様
2020/04/25 17:12
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自らの手による縫製にこだわり、多様性を取り入れたデザインが魅力的です。ビジネスにおいては不器用な一面もあって、根っからの職人気質を感じます。
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この時期の日本人は、とんがっていて、海外に打って出て名を上げる人がいた。現在は、内向きで、国内で充足している若者が多い。異文化との出会いが面白いのに。
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2017年に初版のこの「夢の回想録」高田賢三自伝。
私が高田賢三という名前を知ったのは
高校生ぐらいだっただろうか?
週刊誌「anan」であったと思う。
割とませていた私は小学生高学年時代から、
ブランド、デザイナーというファッションに興味があった。
とはいえ、買う側にはいなかった。
はじめてKENZOブランド商品を買ったのは、
結婚して店を持ってから。
天然素材が多く、日本の着物の紋様を彷彿とさせる
テキスタイルはすぐに気に入りになった。
それまで、全て洋服の流行の主流は
海外からというのが定番だった。
ananが出る頃には、日本でもデザイナーが活躍し始め、
西洋に追いついているのではと思う洋服ブランドの
バブル時代だった。
この伝記、そんな私が知っているデザイナーの先端
という名前が次々と出てくる。
一緒に学び、遊び、ファッションを語った
仲間たちであった。
高田賢三の生い立ちから、少年時代、
進路を決めるきっかけや決意。
どんな風に生きて、挑戦したかが描かれている。
高田賢三がコロナウィルスで亡くなったニュースは
記憶に新しい。
伝記の中でも語られているが、
最後は、自分の作ったブランドを取られ、
追い出された格好になっているのだが、
その失敗も悔しさも原因も語られている。
華やかで、軽やかに生きた高田賢三。
興味深い1冊だった。
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KENZOブランドは、すごく斬新で好きだった。2020年パリでコロナのために死去
ものすごい芸術家がいなくなってしまって残念
彼を知るのにはいい本だと思う。
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昨年、インテリアブランドを立ち上げられた高田氏。
昔、パリにある彼の自宅にゲストを招いている様子を、テレビで見たことがあります。
正直私のような平凡な人間にはわからないコレクションもありましたが(笑)、惜しみなくお気に入りのものを自慢する、でも鼻につかないお姿に、すっかりファンになってしまったのです。
私もそのコレクションを楽しみにしていた1人でしたが、この本を読んで、彼がいかに家やインテリアに興味をもっていたかがよくわかりました。
非常に残念なことに、彼の新しいインテリアコレクションを見ることは叶いませんが、今頃この本に出てくる恩師や旧友たちとお酒を飲み、踊り明かして、またデザインをしているのだと思うと、悲しみも癒されてしまいました。
彼のあたたかな人柄がよくわかる、波瀾万丈な人生であるはずなのにおだやかな本でした。
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賢三さんのドラマチックな生涯を、日経新聞『私の履歴書』で振り返ったものを、後でまとめたのが本書。
才能豊かな賢三さんが、商業主義の犠牲になってしまったのは大変悲しい。
それでも、常に前を向いていた賢三さんを心から素敵だなと尊敬します。
一度、ある集いで近くでお見かけしましたが、それは穏やかそうな方でした。
コロナでお亡くなりになってしまったことが、何とも無念です。
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持っていたイメージより派手好きでどんぶり勘定。おおらかな性格。ゲイ。その時が良ければいい、みたいなアーティスト。相当なギャンブル好きだったようだ。
やっぱりアーティストは普通の感性では歴史に残る成功はないのかな。