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紙の本
『古文孝経孔伝』の箇所(185~7頁、193頁)が参考になった
2022/05/05 16:18
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
上記で、「孔」とは孔安国(孔子の子孫)のこと。その隋代に偽作されたテキストが日本に伝存したとされるとの説明がありました。その中の「君君たらずとも臣は臣たらざるべからず」(187頁)という重大な倒錯によって弁じられた抵抗権否定の論理が江戸封建制を支えるイデオロギーとなっていった訳で、まったく罪作りな偽書というしかありません。結局、この偽書が次に化体したのが太宰春台の『古文孝経』(=「日本に伝わっていた孔安国注の『古文孝経』を足利学校蔵本に基づいて刊行した」(193頁)もの)とのことなので、今度はこちらも参着してみようと思っているところです。
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