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電子書籍
野球だけでなく、今を生き抜く全ての人たちに、新たな意味を与えてくれる一書。
2023/03/17 09:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本中が熱狂に包まれるWBC。
そして、その後開幕を迎えるプロ野球。
期待のルーキーたちの活躍にファンの胸が高鳴る球春。
甲子園のスター。
大学野球の雄。
社会人の即戦力。
新しい選手が入団するということは、ほぼ同じ数の選手がこの世界を去るということだ。
プロ野球選手の中で、自分の意思で引退できるのはほんのひと握り。
「明日、球団事務所に来てくれ。スーツでだ」
少年時代から野球のエリートとしてプロまで登りつめた選手が、選手でなくなる「戦力外通告」。
著者は、横浜ベイスターズから2006年高校生ドラフト4位で指名され入団。6年間在籍した。
梶谷隆幸(現ジャイアンツ)は同期入団。
田中将大、前田健太の同世代。
強打の内野手として期待されたが、プロの世界で活躍することはできなかった。
二軍で結果を出しても活躍の場を与えられない時期に、あるベテラン選手と出会う。
日本一も経験した大ベテランが、二軍でもチャンスを与えられない。
彼は腐るどころか、皆の模範となっていく。
毎朝6:00に球場に現れ、2時間のトレーニング。
試合では誰よりも声を出し、後輩のバットを片付けた。
2010年、彼は戦力外通告を受ける。
そして、二軍のファン感謝デーで彼は語った。
「2010年は、佐伯貴弘にとって、最高の年になりました」
この言葉は、チャンスを与えられず不貞腐れていた著者の人生に大きな影響を与えた。
2012年に選手生活にピリオドを打った著者は、第二の人生に挑戦する。
その一つが、「戦力外通告」を受けた男たちへの取材だった。
元大リーガーから一軍未出場選手まで、25人。
共通するのは、今を生き切る男の輝かしい笑顔。
「俺たちはみんな、いつか野球を辞める時が必ずくる。そしたらその時はどうか、『この世界に入ることができた』ということに誇りを持って辞めていってほしい。この世界に入ることは、普通のことじゃないんだ。だから、何もマイナスなことはない。胸を張って辞めていってほしい」(横浜ベイスターズ元二軍監督 田代富雄)
野球だけでなく、今を生き抜く全ての人たちに、新たな意味を与えてくれる一書。
紙の本
「悲劇なのか、面白くするかは、自分次第」 「戦力外通告」の先を生き抜く男たちの戦いの記録。
2022/01/08 07:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
2021年シーズンは東京ヤクルトスワローズの日本一で幕を閉じたプロ野球。
来るシーズンに向けて、期待のルーキーたちの活躍にファンの胸が高鳴る。
甲子園のスター。
大学野球の雄。
社会人の即戦力。
新しい選手が入団するということは、ほぼ同じ数の選手がこの世界を去るということだ。
プロ野球選手の中で、自分の意思で引退できるのはほんのひと握り。
「明日、球団事務所に来てくれ。スーツでだ」
少年時代から野球のエリートとしてプロまで登りつめた選手が、選手でなくなる「戦力外通告」。
著者は、横浜ベイスターズから2006年高校生ドラフト4位で指名され入団。6年間在籍した。
梶谷隆幸は同期入団。
田中将大、前田健太の同世代。
強打の内野手として期待されたが、プロの世界で活躍することはできなかった。
二軍で結果を出しても活躍の場を与えられない時期に、あるベテラン選手と出会う。
日本一も経験した大ベテランが、二軍でもチャンスを与えられない。
彼は腐るどころか、皆の模範となっていく。
毎朝6:00に球場に現れ、2時間のトレーニング。
試合では誰よりも声を出し、後輩のバットを片付けた。
2010年、彼は戦力外通告を受ける。
そして、二軍のファン感謝デーで彼は語った。
「2010年は、佐伯貴弘にとって、最高の年になりました」
この言葉は、チャンスを与えられず不貞腐れていた著者の人生に大きな影響を与えた。
2012年に選手生活にピリオドを打った著者は、第二の人生に挑戦する。
その一つが、「戦力外通告」を受けた男たちへの取材だった。
元大リーガーから一軍未出場選手まで、25人。
共通するのは、今を生き切る男の輝かしい笑顔。
「俺たちはみんな、いつか野球を辞める時が必ずくる。そしたらその時はどうか、『この世界に入ることができた』ということに誇りを持って辞めていってほしい。この世界に入ることは、普通のことじゃないんだ。だから、何もマイナスなことはない。胸を張って辞めていってほしい」(横浜ベイスターズ元二軍監督 田代富雄)
野球だけでなく、今を生き抜く全ての人たちに、新たな意味を与えてくれる一書。
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