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中島久枝 著「なごりの月」、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズ№2、2018.1発行。小萩は日本橋牡丹堂で1年菓子作りの修業をし、暮れに鎌倉で旅籠をしている実家に帰ります。姉のお鶴の結婚を祝ったのち再び日本橋に。職人伊佐との仲が進んでいくのかどうか・・・。初春:祝い菓子桃きんとん、陽春:白吹雪饅頭の風雲児、初夏:かすていら、盛夏:菓子の兄弟対決 の4話。
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日本橋牡丹堂シリーズ第二弾。もっと菓子作りを学びたい!と、
小萩は江戸へ。そこでは新たな事件が待っていた。
・初春 祝い菓子は栗きんとん・・・帰った実家では姉の婚礼の準備。
小萩にも結婚の話が。菓子作りの修業はどうなるのか?
・陽春 白風吹饅頭の風雲児・・・かつて牡丹堂で修業していた男。
彼の作った菓子が評判に。人の一生に寄り添う菓子屋とは。
・初夏 かすていらに心揺れ・・・世話になった千草屋の頼みで、
伊佐が手伝いに。心揺らぐのは小萩だけでなく・・・。
・盛夏 決戦!涼菓対決・・・牡丹堂と鷹一の見世の菓子対決。
それに潜む謀とは?徹次の想い、鷹一の想いも。
嫁ぐ姉のために祝い菓子を作った小萩は、決心を新たに江戸へ。
牡丹堂の面々に迎えられ働き出すが、そこへ現れた一人の男。
かつて見世で修業していた鷹一は、屋台で菓子を売り出した。
その菓子が騒動を引き起こす。それは牡丹堂の人々にも影響を。
和菓子の描写はなかなかなもので、美味しそう。
和菓子作りも生き生きと描かれています。
だけど、主人公の小萩が中途半端で、菓子の絵の考案は良いけど、
初春以外では菓子作りの場面が出てこないうえ、他人の事と
恋?で頭がいっぱいな感じで・・・何しに見世に戻ったのかしら?
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202112/シリーズ全8巻まとめて。江戸の菓子屋が舞台というのも好みだし、読みやすく面白かった。主人公が、菓子に見せられ鎌倉で旅籠を営む実家を飛び出してきたわりには、菓子への情熱や職人としてのひたむきさがあまり感じられないのでそこは残念。でも職人らしい気難しさもありながら気のいい菓子屋の面々や、我が道をいく呉服屋の女将お景など、周囲の人々の描写も魅力的で、楽しく読めた。
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2023.03.19.audible
家族の理解を得て、日本橋に戻ってきた小萩。
カステラ食べたい。
他の和菓子もいかにも美味しそう。