紙の本
小泉元総理大臣の思考基準はGOOD。
2018/06/03 21:15
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投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
郵政民営化が罪としたら過去の国の失敗を認めその対応をしたのは功である。ハンセン病対応・友達作戦による放射線被害対応を被害者目線で政策していたのがよくわかった。このような記事はマスコミで大きくとり挙げるべきである。そういう点で比較すると、安倍総理は国民目線がなく、自らの目線で考えているのみである。
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小泉純一郎、76歳。10年前に権力を自ら手放した男は、なぜ傷ついた元アメリカ兵に手を差し伸べたのか。36年7ヶ月の政治遍歴から読み解く回想録。原発ゼロ社会の実現を目指す活動を詳細に語る。
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ジャーナリスト常井健一さんによる、小泉純一郎元総理が掲げる脱原発の思い、政治家としての生きざまをまとめた一冊。信なくば立たずを信念としているだけに、自分の主張を曲げずに貫く政治姿勢こそ、今の政治に一番欠けているものだと得心しました。
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小泉さんはよい。
内容には全く関係ないが、時を同じくしてアメリカの相手方であったブッシュ大統領の回想録も「決断の時」というタイトルである。まさか示し合わせたわけではなかろうが、偶然の一致にしては出来過ぎのような気もする。
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政界引退後、脱原発で久々に表舞台に出てくることが多くなった小泉純一郎を常井健一が取材したものをまとめたものです。政治家として歩んだ道を振り返り、現在の活動の中心です脱原発とその考えに至ることになったトモダチ作戦の後遺症に悩む米兵への支援についてまとめられています。インタビューをまとめたものです。興味深い内容なのですが、短い時間で断片的にインタビューをしているようなので、話の時系列がバラバラで、文字起こしの際にある程度直してもらえると読みやすかったかなと感じました。
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脱原発、トモダチ作戦に関わった米兵の訪問などについて本人の言葉で書かれている。
日中友好をかかげるが、日本の総理として靖国参拝をする必要があるという立場。それ以降は参拝していない。
論語 過ちでは改むるに憚ることなかれ
平成は中国の古典、史記から。
ストレス解消法は新しいストレス
信なくばたたず
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決断の時
小泉純一郎
このアメリカの話は知らなかったので驚いた。放射線の影響なのか正直分からないが、本書を読む限りそう考えるのが自然のような気がした。
だからといって原発がダメだとは思わないが、メーカーとしては福島の事故を直視し、何があったのかどうするべきか、原子力とどう向き合うかを徹底的に話し合う必要があるのではと思った。
福島の震災時、事故対応で協力してくれたアメリカの軍人に健康被害が出ているという話を聞きつけ、現場でヒアリングを行った小泉元首相が、自らの原発反対の立ち位置は置いておいて資金集めに奔走し彼らの支援に回った。
この話を中心に小泉さんにまつわる話を書いている。
◯アメリカでの原発訴訟
・福島震災後、太平洋にいたロナルドレーガンが援助のため福島に向かった。その際メルトダウンで発生した放射能プルーム(雲)のしたに入ったとされている。沢山の健康被害が出て訴訟が起きている。
・政府を訴えない由の誓約書にサインさせられているので、メーカーを訴えている。GEは欠陥があるとわかって輸出していた?
◯小泉政権時代
・根回しせずトップダウンで実行できたのは、アメリカという後ろ盾がいたから(ブッシュとの蜜月関係)。意思がはっきりしてればアメリカは日本の意向を尊重してくれる。
◯小泉の行動原理
「無信不立」信なくば立たず
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かつての首相で現在は反原発運動の活動をする小泉純一郎氏の動向を追ったもの。
反原発運動はともかく、小泉純一郎の伝記として面白かった。
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【飄々とした博打打ち】郵政民営化等の政策を果断に実施に移し,近年は原発に反対する姿勢を見せている小泉純一郎元首相へのインタビューを収めた作品。著者は,オーストラリア国立大学客員研究員を務め,現在はフリーライターとして活動する常井健一。
小泉純一郎という人物の背骨が那辺にあるかを知る上で大変に貴重な作品。首相在任時の政策への評価には毀誉褒貶が付きまといますが,いったいどういう考え方を持って首相を務めていたかを捉える上でとても勉強になりました。
〜オレは現実を直視しないことに憤りを感じているんだ。現実を直視すること,それが政治では一番大事なんだ〜
郵政解散の際の演説前のエピソードには驚かされました☆5つ
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小泉元総理がなぜ反原発を訴えるようになったのか。なぜ2014年の都知事選で細川元総理を応援したのか。小泉さんは政界を引退しても信念を貫く人なんだと改めて感じた。
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いろいろな見方があると思うが、振り返ってみると小泉総理は決断力のある頼れる総理だったと思う。クセは強いが人間味があって面白い人物だということがよく分かる本だった。一度会って話をしてみたいなあ。