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コーヒーセミナーに行きました
講師は、ポーアイの”LANDMADE”上野真人さん
カッピングでテイスティング
ブラジル コロンビア エチオピア
煎りの違い
スペシャリティコーヒー
スィーツ
エチオピアの浅煎りは、今までに感じたことのないフルーティさでした
生産者から、消費者の手に渡るまで200人
綱渡りの道のり
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「カップの中に神をみた」と評されたコーヒーがあるそうで。どんなステキなコーヒーなんだろうと興味津々です。
まず予備知識。
ファーストウェーブ=ネスレなど
コーヒーを世界に広めた。この本では「粗悪なコーヒーをあたり前の存在にした人々」と書かれています。粗悪ねえ、、。
セカンドウェーブ=スターバックスなど
スペシャルティ・コーヒーを生み出す。産業化して成功をおさめる。
そしてサードウェーブ
カウンターカルチャー=ピーター・ジュリアーノ氏
スタンプコーヒー=デュエン・ソレンソン氏
インテリジェンシア=ジェフ・ワッツ氏
(ブルーボトルもサードウェーブ、ただこの作品ではあまり語られてません)
彼らはセカンドウェーブのコーヒーの産業化に対する反動として誕生した。
コーヒー現産地へ行き、自分の五感でコーヒー豆を選び、手作業に拘り、セカンドウェーブよりも高品質なコーヒーを淹れる事に人生をかけている人々(会社)という定義でいいのかな。
この作品では、そんな彼らの人生をかけた苦闘が描かれています。
エチオピア、ニカラグア、グラナダ、ルワンダ、ブルンジ、パナマと言ったコーヒー原産国でのエピソード。
コーヒー豆の製造工程。
「カップの中に神をみた」と評された「エスメラルダ・スペシャル」
コーヒー豆の品評会の舞台裏、バリスタチャンピオンシップ。
日本のコーヒー業界も悪くないという話(丸山珈琲の丸山健太郎さんが本書に登場している)
そして―
サードウェーブ各社の最近の状況。
独立を保って時代を切り拓いているものはもういないという現実。
冒頭の『これは愛の物語である』というフレーズと締めくくりの『コーヒーの美しさに惹かれている。コーヒーが生み出す一瞬の美しさに』というピーターの言葉が心に残りました。
(最近は断ってるけど)コーヒーは好きで、美味しいコーヒ一をのみたいなとは思ってはいるけど、豆までにこだわりもないし、スタバとサードウェーブの区別すらついていなかった自分にとっては良い勉強になりました。
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珈琲豆が私達の元に届くまでの複雑なルート。ずっと言われていることだけど、生産者に対等な対価が支払われていない現実。普段はそんなコト気にせずに飲んでいる珈琲。この本に登場するのは、珈琲に魅せられホンモノを求めるコーヒー業界の人達のお話し。著者はジャーナリストらしく、珈琲に関わる人や業界を俯瞰して見ている点が良かった。そして翻訳もとても良い。この手の翻訳本は、時に読みにくかったり、誤訳で残念だったりする事があるけど、本書は原書に忠実な感じがして好感が持てた。