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紙の本
まずは知ることが大事
2022/06/24 06:58
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「地政学」という言葉を最近特に耳にすることが多くなった。
河合塾の人気世界史講師の神野正史先生監修のこの本によれば、「地政学」というのは国際政治学の一分野で、地理的な側面から国家間の関係を読み解こうとする学問で、最近のロシアによるウクライナ侵攻は何故起こったのかといった問題や中国による海洋進出の要因など、そうかこういうことだったのかと、さらに世界地図を見たくなること間違いない。
この本は2018年に刊行されているが、すでにウクライナの問題が書かれていて、ロシアとウクライナの関係はすでにその頃には問題視されていたことがわかる。
その点だけを取り出せば、ウクライナはロシアにとってヨーロッパとの緩衝地帯であって、そこがヨーロッパ側についてしまうとロシアにとっては脅威だとある。
さらには、ロシアを嫌うウクライナの国民感情ということも記述されていて、ウクライナへの侵攻は確かに2022年に始まったが、すでに火種は十分にあったことがわかる。
では、それなのに世界は何故何もしなかったのか。あるいは、できなかったのか、が実は問題なのだと思う。
確かに新型コロナウイルスの世界的なパンデミックで、世界中が紛争どころではなかったのかもしれないが、外交努力というならば、現在のような事態を避けるための用意と知恵が必要だったはずだ。
そのためにも「教養」としてまず「地政学」のこの本を読んでみるのもいいだろう。
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