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カルヴァン系の大統領は3人しかいない。国連提唱のウィルソン、ノルマンディーのアイゼンハワー、そしてトランプ。良くも悪くも信念があり逆境に強い。悪く言えば、反省しない、自分が悪いと思わない。この点は留意する必要がある。
あとは世界宗教とグローバル資本主義との類似性と差異性をどう識別すべきかが問題に感じた。その他、近代仏教の変遷については思想との関連でもう少し検討する必要性を感じた。
シンポジウムの抜粋版なので内容的には薄い部分もあるが、様々な気づきを与える内容であったと感じる。
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池上彰と佐藤優の対談が、一番面白かったかな。宗教と資本主義、現代社会をわかりやすくつなげてくれる。試験登用による官僚制は、宦官とか聖職者の独身制の現代版であるとかね。それはつまり世襲によって、権力の固定化を避けたのだ、と。
資本主義は非常によくできたシステムで、個人がこれにあらがうことは難しい。せめて、というか、お金にならない、何か自分で大切と考えること、後進を育てるとか、見返りを求めない寄付をすることで、社会の重厚さを担保できるんじゃないか、という見方はいいと思う。自分でも、いずれなにか考えよう。まぁ、そう考えたら、自分の子を育てるって、そういうところはあるんだけどね。老後のめんどうをみさせるために育ててるわけじゃないんだしさ。
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日本におけるイスラム教報道の一助になればと思い読んだがあまり収穫なし。池上さんは最後にジャーナリズムと宗教について意見を求められているにもかかわらず、フワフワしたことしか言っておらず全く実のある答えになっていない。どうしたものかなあ。