紙の本
二人のゆれ動く気持が青春
2024/04/28 08:07
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
数字が大好きな彼女と、素敵な数字に巡り会っている彼。彼女には、記憶がなくなってしまうという病気、彼には以前、彼女を自分の責任で事故により失ったという過去。そこから想いもよらぬ展開で近づきながら離れてしまうという流れ、そして結末へ・・・。大切な人への思い入れはかけがえのないもです。
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ちよっと甘めだけど、⭐️4個。
天才数学女子高生がある出来事をきっかけに前向性健忘症に罹患する。そして、およそ1ヶ月後にその記憶を喪失する症状を持つようになり、孤独な高校生活を過ごしていた。
そんな彼女が携帯番号に友愛数をもつ孤独なクラスメートと友達になるのだか、果たして。
世界は数字で繋がっているかもしれない。
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個人的に好きな雰囲気でした〜。
ふたりの会話の感じも、少しずつ惹かれあっていく感じも、よかった。
毎月リセットされるけど、少しずつ彼女が明日菜の気持ちが変わっていくのもじんわりとよかった。
最後はちょっと君の名は…!みたいな感じでしたが(笑)すっきりとした読後感でした(^^)
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主人公は高校2年生の文庫本を読んでいる暗めの男の子。クラスでは友達を作らず、「社交界」から距離をおいて生活しています。そんなある日、同じく美人だけどクラスで友達を作らず浮いた存在の秋山明日菜から「友達になって」と言われます。理由は携帯電話の番号が友愛数だから。天才数学少女の明日菜は1ヶ月しか記憶が保てない「前向性健忘症」だと告白します。そんな明日菜に惹かれていきますが、主人公の男の子の暗い過去と明日菜には繋がりがありました。
明日菜の記憶が消えるために書いている日記と電話番号でつながる2人の青春恋愛小説です。
主人公の名前って、どこかにあったかどうか・・・主人公は「僕」と呼んでいるし、明日菜は「君」と呼んでいます。主人公の僕が明日菜に「どうして「君」と呼ぶの?」聞いていますが・・・
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クラスで孤立している主人公に声をかけてきたのは、同じく孤立している少女。
数字を愛する彼女は、主人公の携帯番号が友愛数であることで彼に興味を持っていた。
前向性健忘を患い、記憶が一ヶ月しか持たない彼女との不思議な関係が始まる。
数字がきっかけで始まる関係。
毎月記憶がリセットされるため、最初に携帯番号を見せること。
その度に彼女は友愛数を通して恋をする。
すべてを忘れてしまうのに、彼のことだけは数字を通してまた恋ができる。
せつなくて不思議な恋。
彼女の孤立は前向性健忘のせいだけど、彼の孤立は自ら選んだもの。
その理由がわかったとき、展開が読めてしまったのが残念。
読めなければ、もっと感動できたかな。
結末は予想外でした。