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welq問題に象徴されるように、日本では健康に関する物事が過度にマーケティングに支配されている、という危機感を動機として書かれた本。
今後の食生活を考えるにあたり、大変参考になるとても良い本だと思うが、ちょうど今この本で健康に良くないものとして頻繁に取り上げられている白い炭水化物(パスタ)を食べたい。
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テレビの健康番組に煽られる事なく、本当の情報を手に入れようという趣旨の本。実際、健康番組の中で言われている事を全てしていたら矛盾が生じそうな程、種類は多岐にわたる。視聴率やマーケティングツールであるのもうなづける。
脳卒中、心筋梗塞、癌などのリスクを下げると考えられている食事=健康に良い食事、という定義
①魚②野菜と果物[フルーツジュース、ジャガイモは含まない)③茶色い炭水化物④オリーブオイル⑤ナッツ類
逆に悪いと考えられているのが
①赤い肉{牛肉、豚肉、加工肉)②白い炭水化物③バターなどの飽和脂肪酸
エビデンスはレベルが大事。ランダム化比較試験と観察研究があるが、ランダム化比較試験の方がレベルが高い。メタアナリシスは複数の研究結果を取りまとめた研究手法で、ランダム化比較試験をまとめたメタアナリシスが最強のエビデンスである。
③茶色い炭水化物は玄米や蕎麦、全粒粉など
②白い炭水化物は白米、小麦など精製されたもの(うどん、パスタ、ラーメン)。白米は砂糖と全く同じ。なんと1日茶碗2杯(300g)の摂取で糖尿病のリスクが高まる。
地中海食が理想。
オリーブオイル+ナッツ類+魚+野菜と果物
野菜と果物は心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らす
果物は糖尿病を予防するがジュースはリスクを上げる。
1日5単位(400g)食べると良い。
大人は乳製品は控えめに前立腺や子宮系の病気のリスクが高まる。
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問題意識は同意するが、結論だけ書いて理由を書かないところや、特定の病気のリスクをもって健康全体を述べること、繰り返しの多さ等気になるところが多い。まあ私は対象読者層ではないのかもしれん。
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食事に関してやっと科学的な記述がされた、信頼できる本が出ました。筆者自身も医療に関するさまざまな研究を行い、エビデンスを世界に発信している方です。本書を読んでみて、「白い炭水化物よりも茶色い炭水化物」「ジュースは果物や野菜代わりにならない」「成分ではなく食品で考える」「大人は乳製品は控えめのほうが」「加工肉や赤肉は大腸がんを増やす」など、新しい発見がたくさんありました。
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【学んだこと】
●健康に良い食品・悪い食品
・健康に良い食品
① 魚
② 野菜と果物(ジュース、じゃがいもは含まない)
③ 茶色い炭水化物
④ オリーブオイル
⑤ ナッツ類
・健康に悪い食品
① 赤い肉(牛肉や豚肉のこと。
鶏肉は含まない。ハムやソーセージ
などの加工肉は特に悪い)
② 白い炭水化物
③ バターなどの飽和脂肪酸の
●良い炭水化物・悪い炭水化物
・良い炭水化物
=「健康に良く、あまり太らない」
①玄米、蕎麦のような精製されていないもの
②肥満や動脈硬化のリスクを下げる。
・悪い炭水化物
=「健康に悪く、食べると太る」
①白米やうどんのような精製されているもの
②血糖値を上げ、脳卒中や心筋梗塞を起こす。
※色が重要なわけではない。
小麦粉の含有量が多い蕎麦の場合、
見た目は茶色く見えるが悪い炭水化物扱い。
※白米を食べる量が(ごはん 1 杯 160 g換算で)
1 日 2 杯以下のグループと比べて、
1 日 2 ~ 3 杯食べるグループでは 5 年以内に
糖尿病になるリスクが 24% 高い。
●野菜
生野菜である必要はない。
ゆで野菜でも野菜のスープでも構わない。
一回冷凍した果物を解凍してもさ程変化はない。
しかし、ジュースやピューレなどの加工品は×。
※健康的な食事をするために必要なのは体に良い「食品」を選ぶことであり、成分が重要なのではない。
緑黄色野菜から β カロテンを抽出しサプリメントとして摂取すると、逆にがんのリスクや死亡率が上がる。
●野菜と果物の理想的摂取量
1 日の果物の摂取量が 1 単位(バナナなら 1/ 2 本、リンゴなら小玉 1 つ)増えるごとに、全死亡率(原因にかかわらず死亡する確率)は 6% 減り 、野菜の摂取量が 1 単位(小皿 1 杯)増えると死亡率は 5% 減る。
野菜や果物は食べれば食べるほど死亡率は減るものの、 1 日の摂取量が 5 単位(約 385 ~ 400 g)を超えると、それ以上摂取量が増えても死亡率は変わらなくなる。
野菜は健康に良いというエビデンスがあるのに対して、野菜ジュースには健康に良いというエビデンスはない。
●魚
1 日 60 gの魚を食べていた人は、
魚を全く食べない人と比べて 12% 死亡率が低かった。
1 日あたり 85 ~ 170 gの魚(特に脂の多い魚)を摂取すると(ほとんど魚を食べない人と比べて)心筋梗塞により死亡するリスクが 36% 低下することが明らかになった、
●乳製品に関して
乳製品の摂取量が多くなりすぎると前立腺がんや卵巣がんのリスクが上がる可能性がある。
大人に関しては、ほどほどの摂取が望ましい。
●肉
赤い肉(牛肉や豚肉など)や、
加工肉(ハムやソーセージ)は、
大腸がんのリスクを上げるだけでなく、
脳卒中や、がんの死亡率上昇にもつながる。
魚や鶏肉がbetter.
●卵
卵���摂取量が多いほど、糖尿病や
心不全のリスクが高く、糖尿病患者については
心筋梗塞や脳梗塞などの病気のリスクが高い。
卵は 1 週間に 6 個までに抑えることがベスト。
●塩分
少なすぎてもとりすぎてもいけない。
とりすぎる場合は、塩分摂取量を減らすか、
カリウムを多く含む食品を摂取するか。
●オーガニック食材
オーガニック食材は一般の食材と比べて、
① 栄養価は変わらない
② 残留農薬は若干少ない(しかし一般の食材でも農薬の量は許容範囲内)
③ 冬場の肉に関しては食中毒を起こすリスクがある。
【アクション】
疲れて帰ってくる平日晩飯は炭水化物抜き、
野菜多めやスープの食事にする。
一方、チートデイを設け、週末は気にせず食べてもいいことにする。
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「長生き」というところに主眼を置いて、死亡率を下げる食事は何にすべきか、という本。
ただそれが幸せかどうかという意味でいうと、ちょっともやもやするな、という感想。
この本を読んだあとは、食べ物を本当に選びたくなる。
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成分ではなく食品。何を食べるのか。科学的な視点から説明されていて、衝撃的なことも多かった。とりあえず玄米を食べるようになった。
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どのような食事をとることで死亡リスクを下げることができるのか?
数多くの研究がおこなわれており「死ににくい食事」については一定の見解が得られている。
それらの研究から今何がわかっているのか、逆に何がわかって「いない」のかをまとめた本。
一般向けにわかりやすく書いてはいるが、内容としては医学論文の総説(review)そのもの。
きっちりと文献を引用しながらエビデンスレビューがおこなわれている。
医学部でも食事についてまとまって勉強する機会は少ないため、食事指導に関わる医療従事者にとっても勉強になる内容だと思う。
これらの科学的な根拠をバックボーンに、それ以外の食事を全否定せずどのように付き合っていくか。
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Rebuildfmで紹介があったので読んでみた。
徹底したエビデンスベースの良い食材, 悪い食材の紹介。
文献紹介がついているのはよい。
栄養素ベースではなく食材ベースでの食事改善を行うべきというのはなるほどと感じた。
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エビデンスベースで良い食事、悪い食事を見つめ直す。糖尿病のリスクを高める食事ばかりだし、いかに成分がマーケティングの道具として使われていてそれに踊らされてきているかがよく分かった…
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エビデンスをベースに書かれた健康本。
闇雲に「白いもの」は体によくないとか叫ぶのではなく、冷静に食事の正し方を指南している好著。
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巷にあふれている健康情報など、それを研究による「エビデンス」をもとに真偽を確かめた本。それだけでなく情報の真偽を吟味する方法まで書かれている。普段「スーパーフード」だとか「オーガニック」だとかいう言葉を聞くと胡散臭く感じていたので、すっきりとした気分になった。世界一シンプルで科学的というタイトルは言い過ぎではないと思う。
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20180529読了。
論文ベースで統計的にどの食べ物が体に良い/悪いのかを紹介した本。
この本で知った新しい観点が「成分ではなく食品で判断が必要」というもの。
例えば「果糖」は血糖値を上げやすいが、果物という形でとると血糖値をそんなにあげない。
また、βカロテンを含んだ飲み物はむしろ有害(肺がんリスク上昇)、ただ緑黄色野菜として食べるとむしろ病気のリスクは下がる、など。
成分主体で考えていたので、この考え方はしてなかった。
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2018年6月読了。
ここ一年で食事と健康に関する本を数冊読んだ。
著者の学問的な裏付けに寄って、
ある食物を食べることが体に良くもなり悪くもなり、
あるいは健康に結びつく科学的な裏付けはないとされたりと、
かなり翻弄される思いです。
「自分の体は自分で守る」ことが正ならば、
健康な食事の絶対的な解を求めるのではなく、
情報をアップデートしながら、
その都度自分でやることを決めて実践するという、
極めて凡庸な解に結びついたような気がします。
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健康の評価に関する内容がとてもわかりやすく読みやすい
マスコミが流す欺瞞な情報を信じるのではなく、科学的根拠を元に証明されているものだけを紹介しているのは良い