紙の本
長い。読み疲れた。
2018/08/12 23:04
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投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
良いことが書かれていると思うが、長い。まとまりなく、途中で読み飽きた。
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「スマホをやると、脳が壊れるリスクは数倍になります」という一文が、
社会的に認知されるまで、どれぐらいの時間がかかるだろうか?
タバコが人体に及ぼす影響が認知され、規制されるまで社会は80年を要した。スマホは何年かかるだろうか?
2012年には中国の科学者からネットゲーム依存患者と麻薬中毒者の脳の器質変化が極めて酷似していることが発表された。
この研究結果からして、スマホによるネットゲームは、誰でも無料で楽しめるモノとしてのカテゴリーで良いんだろうか?
タバコやアルコール、ギャンブルと同じカテゴリーに組み込むべきだと強く思う。
著者はサイバー心理学というネットが人間に与える影響を研究している。
その有害性に関して公表する研究者はほんの一握りに過ぎない。
企業は、有用性の技術・サービス開発には、研究者に対して、たくさんの金を投資するが、批判する者は徹底的に叩く。
もちろん真実の情報がメディアから喧伝されることもない。研究者にしても、研究費欲しさに、有害性の研究など、まずやらない。
あまり知られていないが、アルコール依存やギャンブル依存は、立派な精神疾患されている。
ネットゲーム依存は、まだ、精神疾患にカウントされていないが、
近いうちに、精神疾患として認知されるだろう。
その動きとして世界保健機関(WHO)がネットゲームへの過度な依存を病気と指定することにしている。
もちろん米国や日本のゲーム機メーカーやソフト会社で作る業界団体「エンターテインメント・ソフトウェア協会」(ESA)が「ビデオゲームに中毒作用はないと客観的に証明されている」として反対する声明を出した。全力で反対するのは、タバコ産業と同じだ。もちろん、ESAには、任天堂やバンダイナムコエンターテインメント、スクウェア・エニックスといった日本の大手ゲーム関連企業も加盟している団体である。
政府に限っては、知らぬそぶりだ。
それは、日本の最大の精神疾患が、ギャンブル依存で、
それがパチンコ産業によるものだと明確にわかっているのにも関わらず、野放しにしてきた構図と全く同じだ。
ギャンブル依存者が平均年に150万円負けていることを考慮しても、政府、産業、マスコミの罪は大きい。
日本でスマホの有害性を唱えるのは研究・技術者ではタブーになっている。
せいぜい各サービスのフィルタリング機能を使いましょうぐらいである。
もう一度、繰り返すが、スマホ依存はアルコール、ギャンブル、薬物依存と同列に扱うべき問題だとは、個人的に思う。
ネット依存で既に400万人以上、そのうち中高生は52万人。多くがスマホ依存だ。
重度の依存症の場合、未来永劫、まともな生活を送ることはできない。
いつまで、野放しにしておくのだろうか?
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サイバー心理学者が著した、インターネットが人間の振る舞いにどのような影響を与えているかを纏めた本。原著はもっと分厚く、邦訳にあたっては子育てパートに絞り込んでコンパクトにしたそう。なお、それでもそこそこ長いです(笑
赤ちゃん、子ども、ティーンエージャー、オンラインゲームの影響等、章を分けながら様々なテーマについて論じています。
結局のところ、親がスマホを見ながら赤ちゃんのお世話をすることや、子どもに早々にスマホを与えて何の管理もしないこと等々、何となくヤバそうだと思ってたことが悪影響っぽい様子でした。学術的にそれを証明するのはサンプルも時間も足りないようで。
個人的には、デジタル・ネイティブ的なプロフェッショナルが育つ要素もあるんじゃないかと微かな期待はあるのですが、現実でのコミュニケーション能力が損なわれるというのはその通りか。
翻訳は個人的には読みやすかったです。子どもとの向き合い方、ちょっとスマホやタブレットに頼っていた面もあり、考えさせられました。
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最も新しいネット心理学の本である。実験についてはまだないのであるが、著者が指摘する通り、今までの研究ではなく、新しい分野での早急な研究が必要だとして論文執筆にかかわったということである。
訳本には注が削除されている。