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原爆の記憶を継承する実践 長崎の被爆遺構保存と平和活動の社会学的考察 みんなのレビュー
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紙の本
長崎の視点から記憶継承を探る
2021/11/01 18:27
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
敗戦から75年以上過ぎ、戦争の記憶をどうつないでいくかは、日本全体の大きなテーマになっている。被爆地長崎でも同じで、直接経験していない世代がどのように、「記憶に記憶としての生命力を吹き込むことができるのか」は大きな課題だ。
著者は、戦争体験を持たない世代が漠然と「反核平和」の規範意識を持っているのはどうしてか、といった問いから、
長崎での研究から、「等高線モデル」なるものを示し、体験者/非体験者にかかわらず、当事者性とのつながりを示していく。
”継承とは、単に体験者が継承行為を行い、経験を持たない後続世代の人たちに伝達するという側面だけではない。当事者性の濃淡を持った人たちがさまざまな社会的条件から継承する主体となり(略)継承する側の人たちが実践を通じて自分が経験したことを身体化していく作業なのである(略)”
という部分は、ストンと腹に落ちた。
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