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本書の内容に関して大きく分けると実際の「M&Aの裏側」に関する部分と著者の「プロフェッショナルとしての歩み」の部分とに分けられる。前者では、実際に著者が関わったM&Aの裏にどのようなドラマがあったのか、そして、そこに著者(とゴールドマンサックス)がどのように関わったのかが明らかにされている。
著者の「プロフェッショナルとしての歩み」については、著者がどのような経緯でゴールドマンサックスに入社することになったのかや、働く上で大切にしていたこと(後述)などが書かれている。また、ゴールドマンサックスで出会ったの傑物たち(ワインバーグ、ルービン、ポールソン)や経営者たち(稲盛和夫、永山治)とのエピソードも面白い。
この本は、投資銀行や資本市場関連で働こうとしている人はもちろんのことだけど、これから社会に出て行こうとしているすべての若い人にも読んでほしい。とくに専門性の高いプロフェッショナルを目指している人、あるいは絶対に社畜にはなりたくないと考えている人にとっては得るものが多いはずだ。
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『・自分の人生は自分でリスクを取って自分で切り開く
・特に人生の後半の時期に、少なくとも自分の居場所は自分で決められるような立場にいたい
・全く自分の意思とは無関係に、組織の側に自分の居場所を一方的に決められることだけは絶対に避けたい』
彼の会社観と職業観に裏打ちされたプロフェッショナルとしてのサクセスストーリー。成功体験と社会への貢献に対する自負心が強い。自信家で自身の成功をよく語る。アメリカナイズされたタフなGSマンの成長の物語でもある。
好きにはなれないけど、面白かった。
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いかにもタイトル買いを誘ってそうな・・・
全く期待しないで買ったが良書。
著者のGS時代に手掛けた案件が、かなり踏み込んんで書いてある。
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本当に出世した人が書いた本で面白かった。
GSが意外とチームワークを大切にする雰囲気だったと知って少し驚いた。ただし上場まで。
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「M&A戦記」という悪ノリのタイトルは編集者が付けたのであろうが、まさに日本M&A史の勃興期にゴールドマンサックスのM&A部門の最前線に居た方の回顧録であるので退屈であるはずはない。服部氏の当時の記憶を語る内容だけあって、ディールの説明は理論のみならずテクニカルなスキームやバリュエーション、タックスと多岐に渡っており、ある程度の知識レベルは必要だが、M&Aの象徴的案件が多く大変興味深い。特にワインバーグ、ルービン、ポールソンという伝説的GSメンバーや稲盛氏や永山氏とのエピソードは実際に携わった者ならではの感がある。
服部氏の話に好感が持てるのは優れた経営者、例えば稲盛氏や永山氏、ゴーン氏、江本氏&下垣内氏に対して敬意を払っている点だ。2000年代の投資銀行はリーマンショックへ向けて猛進していったが、服部氏のGSやモルガンは投資銀行が辛うじて投資銀行の品格を保っていた最後の時代なのかもしれない。
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あっという間に読了。
細かい買収の話よりも、著者の人生スタンス、ゴールドマンの社風に感激。
今の働き方改革というのが、残業削減一辺倒というのが不幸。金融などのサービス業は、もっと働き方の多様性を追求していいのではなかろうか。生き方の一つのあり方として、大いに参考になると思う。
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もう少し詳細な内容かと思ったけど、、、ゴールドマン・サックスの求める人物像や雰囲気は理解できる入門書。
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「会社と個人の関係は対等であるべき」
日産、MITを経てゴールドマンサックスのM&A部長まで上り詰めた著者がアドバイザーとして携わった案件の数々を振り返る。非常に読みやすく、誰しもニュースで見たことのあるビッグディールの背景は興味深く、また資金調達や企業買収のテクニカルな手法についても勉強になる。ただし最後の章は本論のM&A戦記とは関係のない(卒業生らしい)謎のMBA賞賛の項が設けられていたのでマイナス1点。
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タイトルに惹かれて購入。著者の服部暢達氏は、日産→MITのMBA→ゴールドマンサックスで10数年ご活躍。現在はファーストリテイリングの社外役員とか。ゴールドマンサックスでは東京でM&Aを。
感想。面白かった。本の中でも「臨場感を伝えたい」と説明があった通り、少し世界を覗けました。
紹介のあった事例は、KDDIやJFEの誕生案件とか、ダイムラーとゴーン前の日産の話とかで面白い。
ノウハウの紹介がある訳ではない。本の中でも「顧客のために一生懸命に働き、地道なことを繰り返す」という趣旨の話や、会計士や弁護士とチームアップして行動する様が記載されていて、なんとなくイメージできました。
改めて、全力で仕事に没頭すべき、と思うに至る。
備忘録。
・会社と個人は常に対等な関係。
・自分の人生は、リスクを取って自分の才覚で切り開く。
・少なくとも自分の居場所は自分で決められる様な立場でいたい。自分の居場所を自分の意思と無関係の組織に一方的に決められる立場にいることは絶対に避けたい。
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・事例豊富。
・明日から自己啓発を新たに頑張る(英語、不動産関係)
【備忘】
・会社は自分の味方ではない。敵とまでは言えないが、少なくとも黙っていても会社が自分のために何かを施してくれるというものでは絶対にない。会社で自分の思いを通すには、会社と個人は常に対等の関係になければいけない。さらに対等な上で日々勝負をし、これにある程度勝たなければ、自分の思いを遂げることは出来ない。
・自分の人生は自分でリスクを取って切り開く。
・特に人生の後半の時期に、少なくとも自分の居場所は自分で決められるような立場にいたい。
・全く自分の意思とは無関係に、組織の側に自分の居場所を一方的に決められることは避けたい。
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かつて講義の最中にさらっとつぶやいたエピソードの数々が1冊の本となった印象。その頃に出版された「日本のM&A 理論と事例研究」(日経BP社)より遥かに面白い(笑)。
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我が経済に影響を与えたM&A案件を数多く手掛けてきた著者の回顧録。同じ金融業界に身を置く者として非常に興味深く読めました!
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基本的に守秘義務があり、どんな案件を手掛けたかは外部に出てくることはないと思うが、(金額は手直ししているにしても)細かく臨場感をもって書かれていて、非常に興味深く、さらさら読めた。
読者に対するメッセージ性はそれほど強くないが、投資銀行の働き方や役割を理解することのできる良書。
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個人的振り返り
短期20代 強みを見つけ、自分の能力を高めて戦うべき分野の選択
中期30代 自分が一番力を発揮できる場で仕事をこなし、その分野でのプレセンスを高める
長期40代 その分野で社会に大きなインパクトを与える
「会社と個人は対等であるべき」
「M&A 成長の戦略」読んだら良さそう(M&A通じて日本のKKを〜のロジックを詰めれそう」
For client’s best interestに共通する価値観がある、使えそう
「手数料安い」と言ってもらえるアウトプットを
ワックスタイン・ペレラ調べたら勉強してる感でそう
M&Aアドバイザーの素質 ファシリ力(合意形成)・泥臭い仕事できる力・プレゼン力
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守秘義務が厳しいプロフェッショナルな業界、投資銀行出身者による珍しい自伝。1990年代、2000年代に関わった、日本経済にとってインパクトのあっな案件の舞台裏を淡々と紹介しながら、M&Aの業務、著者の仕事観についても紹介されている。
本屋で見かけ、「守秘義務は大丈夫か?」と思いながらも購入。コーポレートファイナンスなど理論を使いながらケースを紹介することはないが、守秘義務に関わる部分の言及を避けつつ、仮の数字を使いながら舞台裏を臨場感をもって、率直に紹介されており、満足度は高かった。また、子供の頃に起こった出来事について理解できた点もよかった。もちろん深掘りしてほしい箇所はあるが、限界があるのは理解できる。