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元新聞記者が新聞社を舞台にした出世争いを軸とした日常の葛藤を描いた小説です。
リアリティ重視なのか、淡々と物語は進みます。
直木賞候補に挙がった作品だそうですが、直木賞をなめんなよ、なんちゃって。
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新聞社の社会部で働く5人の記者&人事担当の1人の関わりを描く。短編ごとに主人公が入れ替わり、また時間が経過していく。何が正解かは分からないが、1人の人間である以上、感情があるということ。そして、正義を考えさせられた。
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この人の本はやはり好き。飛行機の欠航を見付けた記者さんが出てくる話がいちばん好きだったかな。エピローグはもうちょっと凝ったの希望。
しかし,この人の本に女性は新人記者か奥さんとしてしか出てこないのは,新聞社の実情から仕方ないことなんだろうか。直木賞はそのへんが理由で獲れないのではと思ったり。
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6人の新聞記者が主人公な小説。著者は元産経新聞の記者だけにリアリティは抜群。実在モデルがいるのかも。
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元新聞記者も著者による直木賞候補作。
直木賞にしては硬派な社会派小説です。
同期入社の記者5人が主人公の5編と本部の同期1人プラス1編の計6作構成で話が徐々に見えてきます。
優秀な記者が揃う黄金世代の同期のなかで、社会部長になれるのはひとりだけ。
それぞれ部下や妻との関係、出世と他社との過酷なスクープ競争などの苦悩の中で、ポスト争いが進んでいく。さらに並行して会社と政権を揺るがす大スキャンダルが巻き起こる。
出世競争の結末とスキャンダルの行方の先に、もう一つの結末が。。
最後はモヤモヤが晴れて、一気にホッとします。
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新聞社の同期6人がライバル意識を乗り越えて社会部としての連帯を築いていくところ,ミステリーのような面白さ.記者としてのあれこれもブラック企業並の大変さだが,社内人事もその上をいく陰謀に満ちていて,出世するということは本当に戦いだ.
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新聞社の本社社会部同期6人の物語。
出世競争ものの面白さが前面に出ているのですが、結構社会派小説の面もあってよかったです。
ただ、事件など実在のものを元にしているのはわかるのですが、その踏み込み方に工夫がないのが残念です。
頭文字のアナグラムも子供だましみたいで、そこにミステリー要素を入れなくてもいいのではと思いました。
最後の社会部部長は自分の予想では北川の横滑りかと思いましたが、ダークホースがいて膝を叩いてしまいました。
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2018.12.7.今回の直木賞候補になった作品。東都新聞の同期の記者を主人公にした連作短編集。また、選評を先に読んでしまって、古いだの男しか出てこないだのという評価に引きづられ最初は読むテンションが上がらなかったが、読み進むうちに、それぞれの主人公の置かれた立場、新聞の作られ方みたいなものが生き生きとまではいわないものの面白く描かれていた。地味な作品だが、読み応えがあったと思う。
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同期がぶつかりながら成長していく物語。それぞれを主人公にしたエピソードがあり感情移入させつつ、最後にはそれらが集約されてひとつの形になるという論回しには唸らされた。皆さんは誰派だろうか?
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新聞社の社会部同期5人プラス1人の物語。
社会部部長席をめぐって、策略などをめぐらせて壮絶な戦いがあるのかと思いきや、「絆」にあらわされるように、自社のために、真実を追求するためにそれぞれの立場で協力していく男たちの物語だった。これはこれで嫌いじゃないけど、思っていた展開とはちょっと違った。現実にはもっと陰湿だったり、ブラックだったりするのだろう。それでも、新聞社出身の著者が書かれているので、結構リアルなのではないだろうか。ライバルなんだけど、同志っていう関係性には憧れる。
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「時代」に続いて 本城雅人作品 第159回 直木賞候補
新聞記者経験を生かした スピードとリアリティーのある新聞社内の
人間関係・スクープ合戦・派閥争い
今回は社会部黄金世代の同期6人の物語
それぞれの立場と性格を色濃く エピソードに盛り込んで、
お仕事小説として 興味深く読めた。
立場が違い そして 漢の仕事として誇りを持っているからこそ
言葉足らずな主人公たち
この本は
大きな社会の歯車として もがきながら生きている男の人の方がきっと共感するんだと思う。
新聞記者の仕事内容が 少し 政治よりなのが ちょっと面白みに欠けるのか・・・
まぁ 「社会部」がメインだからかもしれないが。
娯楽としては 池井戸潤 の話の方が 分かり易く幅は広いかな。
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東都新聞社社会部に黄金の世代と呼ばれる同期生記者5人が集結。彼らは記者として実績を作り管理職となり、さらに上の数少ないポストを目指して競い合っていた。
そんなギラギラした記者たちの現場への未練と出世競争とのジレンマをテーマとした連絡短篇集。
記者といえど企業に属するサラリーマン。上からのプレッシャーもあるし、人事に一喜一憂するし、家族を守る立場もある。そんな組織の中でもがく中で、時々憎み合うことはあっても、同期入社の仲間というのは頼るべき存在なのだ。
仲間とぶつかりながら真剣に仕事ができることって、すごく幸せなことなのかもしれない。
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一つ一つの話のクオリティは、こよなく素晴らしい。
改元の時の「首相」に対して、東都新聞ならどうする。
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社会部の記者の黄金世代6人の男たちが、それぞれ誇りを持って仕事をしており、その姿に熱くなる。個性的な記者たちの物語が最後にしっかり交わって、一つの物語として完結していて、読み応えがあった。
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最初は単なる仕事に厳しい人の話かと思ってそんなに読んでいて面白くなかったが、2話目以降視点が変わると段々と楽しく読めてくる。
ただやはり、この作者はスポーツ物のほうがとっつきやすい。
あと帯に「社にスキャンダルが」みたいなことが書いてあったけど、そこまで大げさはことではなかったのが残念。