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かくれキリシタンをテーマにとった写真と、
人々へのインタビューが丁寧に纏められている。
学術的な内容になっているわけではないので
隠れキリシタンに関して知ることを目的としては
いけない。この人は、ただそこにいる人々や
いまはいた人々、いまも残る、もうすでにない、
そういった風景を切り取っただけだ
美しいと思う
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五島列島に行くようになったことをきっかけに教会も巡るようになった。初めは建物としての興味だったけど、行く度に「なぜここにこれがあるのか?」という歴史が知りたくなる。いろんな本を読んだり話を聞いたりもしたけど、この本は今までとまた違う角度から知ることができて、今まで行ったところも改めて巡りたくなった。
恥ずかしながら、かくれキリシタンに対する認識が全然浅かったんだなと実感した。少し文章としてはわかりにくいところもあるけど…写真や地図、その場所の人の話は貴重。かくれキリシタンについてはもちろんだけど、長崎の教会やカトリックの歴史に興味がある人には是非手に取って欲しい本。
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この関連遺跡は2018年に“禁教時代の長崎と天草地方において、既存の社会・宗教とも共生しつつ信仰を密かに継続した「潜伏キリシタン」の伝統を物語る稀有な物証”として世界遺産に登録されました。
本書は、長崎・外海、五島列島、平戸、熊本・天草など、地域の暮らしに根付いた独自の祈りの伝統を守り、受け継いできた人々を訪ね歩き、聖地や史跡となった場所を紹介します。また、キリスト教がどのように広まり、弾圧へと向かっていったのか、などこの地方を知るうえで重要な歴史も知ることができる一冊です。