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天山の巫女ソニンより少し大人、八咫烏シリーズより少し甘め、でも十二国記にはあと一歩及ばず。そういう感じ。
好きです。キャラクターがわかりやすく魅力的。既視感があるといえばあるものの、それぞれがいい動きをしていて違和感なく楽しめます。
美しいものを美しく感じられるように表現してくれることが良作の条件の一つだと思いますが、そのレベルによって読者層が変化するのも事実。噛み砕きすぎると、白けてしまうが、捻りすぎると追いつけなくなる。その点、繊細な描写ながら難解ではなくシンプルなので、中高生でも世界観を頭の中で可視化できるレベルでしょう。
暗く凄惨な過去を背負いつつも、聡明誠実でイケメンな帝。同じく運命の鎖に囚われて、影を纏った美少女、でしかもいわくつきの妃。素人が書けば書くほど薄っぺらくなる設定。しかし不思議なことにまったくチープさを感じずに読み切ってしまいました。しっかりした世界観と筆力ってやつでしょうか。続編があるのが嬉しいです。
寿雪ちゃんがたまに珠晶ちゃんと重なってウフフってなっちゃいます。
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孤独な2人が、出会い近づく物語。実権にしがみつく皇太后に母と友を殺され自らも廃太子にされながら、現皇帝になり、罪を実証して毒を送っただろう彼と前王朝の末席にあってただ銀髮という隠し用もない姿ゆえに先代鳥妃に次代として育てられた彼女。(普段は、黒髪に染めてます)
冬の王、夏の王を己の運命にされ、誰とも関わらずに生きてきた。
物語は、前皇族の皆殺しの律令の廃止を決め、友として過ごしたいと言ったところで終わり続くだと思います。
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4話に分かれていて,烏妃こと寿雪がそれぞれ幽鬼を楽土に送るという形で話が進み,その中で人物紹介,国の歴史,仕組み,伝承なども語られていく.展開も自然で事件事件に国の歴史が立ち現れ,しかも面白い.帝の性格も好感が持てるし何より寿雪の真っ直ぐで人慣れないかわいさが微笑ましい.とりあえず友というところから始まるのだけれど,違う形に発展するところを見たいものだ.
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別の中華ファンタジーがとても面白かったので、こちらも手に取りました。みなさんのレビューも、そこそこだったので。
白川紺子さんはリリー骨董店以来。下鴨アンティークシリーズに興味を惹かれつつ、違うものばかり読んでいる気が。
閑話休題。
後宮の話ではあるものの、さすがオレンジ文庫(?)帝の一番の寵愛を受けるのは「このわたくしよ!」というお妃さまは一人も出てきません。もちろん、苛烈にして陰湿な跡目争いなどもなし。
刑罰のエグさも、比較的さらりしていると思われます。
安心安全オレンジ文庫(*´∀`)
まぁそもそもが「夜伽はしない」と皆が知ってる烏妃が主人公です。じゃあ、何故そんな烏妃と呼ばれる妃が後宮にいるのかっていう、その謎が軸にありつつ、それでもやっぱり後宮なので、いわくありの幽鬼やら呪いやらが出てきます。それらを解決していくうちに、烏妃の存在理由が明らかになっていく物語でした。
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ものすごく好みの、ものすごく綺麗な文章。
作家買いしたい作家さんに久しぶりに出会いました。嬉しい。
表舞台はきっととても華やかなはずの宮廷の、後宮でひっそりと暮らす烏妃の視点から外れないのでとても静かな日常。
歴史上の結構な大事件も一行で済まされていたりするのが面白い。
これから世界が広がっていくのかどうなるのか楽しみ。続巻があって嬉しい。
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このまま恋愛路線にならなければいいな。
せっかく中華風なら帝もそれっぽい髪型にしてほしい。本文にはそこまでの描写はなく表紙イラストだけだけど。
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しばらく気になっていた一冊。この機会に読んでみました。テンポ良く、ほのぼの要素もあり気持ち良く読了。続き、あるのかなぁ~。あるなら読みたい、って感じです。
読みやすかったので、早速、同じ作家の別の本も買ってみました!
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短編が4話。幽鬼の想い、それを浄化する烏妃。その瞬間がそれぞれ切ない。この世に恨み、想いを残して上にあがることのできない幽鬼たちの願いや望みを察し、叶える。そんなことをできるのは後宮では多分烏妃ひとりのみ。そんな彼女も後宮に囚われてるのだけど。彼女を開放してくれるのは帝だけだし、そのためにいろいろとしてくれてるよね。無表情だけど(笑)花娘、帝、そして下女たちとの接することで烏妃のこれからも変わっていくといいな。
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これは面白い。舞台が中国風なので読み慣れない漢字が多く、想像にも限りがでてきてしまうが、その分寿雪や高峻の心の機微が伝わってくるようで、あっという間に読んでしまった。花娘とのやり取りが今後どんどん姉妹のようになってゆくのかなと思って楽しみでもある。
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読み始めたら、一気読みしてしまった。
理解できない、読めない言葉が満載。
哀しい過去と、後悔、変えようなない定めを持つ、帝と烏妃。二人を取り巻く人々も魅力的に描かれている。
内容は異なるが、ちょっと図書館の魔女を連想した。続編を読みたくなる。
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登場人物の名前の読み方を覚えるまでに時間がかかったけれど、失礼ながら思っていた以上に面白かった!
星の巡りだという2人の運命はどうなっていくのか、続きが気になる!
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後宮に奥に、夜とぎをしない特別な妃、烏妃が住んでいる。
表紙&タイトル買いしましたが、よいファンタジーだった・・・。
シリーズになるかなあ。
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勝手に白川さんまつり
契約結婚から読み始めて後宮の烏が出たのでさっそく
現代ものから後宮ものまで読ませる魅力のある作家さん
世界観をはっきりお持ちなんだろうなと
恋愛からは遠い距離から始まる関係
どの物語もそんな印象
でも
信頼や尊敬があってはじめて
愛にたどり着く、愛があることを知る、
だから到達したときは深いのかもしれないね
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設定はよくあるものだけれど、後宮の様子が細やかに書かれていて好感がもてる。
シリーズ化するのかな?
なんとなく、このあとのふたりの友情の行方はみてみたい、気もする。
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呪術耽美ミステリ。美男美女に宦官、幽鬼の心残りを探し、魂を浄化させるという、そんなに目新しくもないが、私の好きな系統の話。ただ、設定とキャラクターがとてもよい。それに出てくる見たことも聞いたこともない実在しそうな甘味が非常に魅力的。あんこや飴がものすごく食べたくなります。これは続きそうで、続きが楽しみ。