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表紙の花柄の可愛さと内容のギャップが凄かった。
最初はわちゃわちゃした女子高生の手紙のやり取りの
良くあるお話かと思ったら、情熱的な恋愛に発展
し男女の恋愛とはまた違った展開に!
女性特有の共有意識や男女なら憎しみの為また友達になる
と言う展開はない様な気がするが、ソウルメイト
と言える二人の関係がファンタジーだとしても羨ましい。
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2019.1.5
読み進めたいような進めたくないような、そんな感じで読み続けて、結局一気読み。
読み終わったあとはなんだかずっしりと心に残った。
高校時代のことって、時を経てもキラキラと心に残っているんだなあと今実感してる。それは時を経た今だからこそわかることで、渦中にいるときってそこだけに夢中だったな。
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ストーリーがどんどん展開していって、最後まですぐ読めた。感情移入できなかったところもあったが、書簡往復だけでこんなお話ができてしまうなんてすごいと思った。
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のの と はな の二人の書簡、メールのやり取り。
学生時代はこういう手紙のやり取りしてたな、と懐かしく。
でも段々と予想外の展開に。そこからは色々な社会問題も含む。
量もあるし、なかなか読み応えのある作品。
読後、まるで2人が友達であったような感覚になっている。そしてその後が気になる。
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女性2人の書簡のみで綴る物語。
そこには友情があり、愛情があり、それ以上の絆も感じる。
不思議な読後感のあるお話でした。
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三浦しをんさんの作品はずっと読み続けてきているが、この一作には「渾身の」力が込められているなと感じた。
作品にとって長年書きたかったテーマに取り組んでいるんだなと勝手に思ってしまったのだが、中身が詰まっている分、読み通すのに時間がかかった。充実感があり、ひとつ乗り越えられたのでは。
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ののもはなも最後は独りぼっちなのだが、それは物理的なことであって、遠い存在を思えば思う程、心のまん真ん中に常にありまた、歳を重ねることとで許し受け入れることができる。
少し寂しい終わり方だったが彼女らにしてみれば「引き続きシアワセ」ということでイイのではないだろうか。
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序盤は手紙のテンポが良く心地よく読み進められたが、後半になるにつれて一通が長く、語り口も大人っぽい回りくどいものになっていったので少々飽きた。クライマックスに何かあると思っていたが、、うーん。
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時代を背景に、二人の心情が手紙(メール)のみで綴られる。やっぱり、しをんさんの筆力を痛感する。女性の純愛。でも私にははなが割と自由奔放だと感じる。思いを愛という意味で貫いたのはののなのかな、と。二人のステージが変わると共に関係も変わり。でも根っこでの繋がりは強固だなと思います。ただただ、手紙の往復だけで、二人の人生、時代を見事に描かれたな、と思う読後。はなの決断は意外だったけど、夫からも妹からも愛され、幸せな女性。ののは不器用で繊細。恐らく一人になっただろうと思われ…彼女のこの先の人生が気になります。
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げ!まさかの百合小説!?・・・と思ったけど、段々様子が・・・?
自分にとって大切な人と出会えた経験って、生き方を左右しちゃうのかもしれないなぁ。。。
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全編書簡形式という小説を読み切れるか少し不安におもったのだけれど、まったくの杞憂だった。さすがはしをんさん、ぐんぐん読ませてくれる。他の小説で書かれる待ち遠しいくらいうつくしい比喩は鳴りを潜めているが、前触れなくあらわれる一文の清らかさ、うつくしさといったらもうない。噴き出るように、涙が出るほどであった。運命の恋とやらを、わたしは知らない。けれどあるのだろうと信じさせてくれ、ののとはなが彼女たちの魂を貫けますようにと祈らせてもくれた、まじめでひたむきな愛おしいやり取り。涙が止まらない。どこを思い返しても。
(ののとはな、どちらかをだいすきになるということはなかった。それでも読ませるところに作家の強さ(うまさ、ではないとおもう。しをんさんはうまさも十分に持っている作家だが)があると想像する。共感するとか、感動するとか、そういうのとは少し違う感情に出会う読書になった。)
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著者インタビューを読むと、設定、文体、展開の背景がよくわかる。
主人公たちの関係に共感できる人には読み甲斐のある本だと思う。
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前半どうなるのか、ととても面白かった。そして悦子さんのところは泣いてしまった…
正直言うと、為五郎のほうが心配…
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ののとはなの手紙やメールのやりとりで構成されている。横浜の高校時代から40過ぎまで、中断されている時があるもののの、二人のやりとりは続いていた。若い時には若い時なりの感情・表現で、歳を追うごとに、年齢なりの表現になるとともに二人の人間としての成長、熟成も感じられる。簡単に親友というだけでなく、本当に運命的なベストマッチングなのでしょう。愛情の在り方や仕事のことなど、刺激しあって、また一人一人成長して…、でも二人の信頼は深まっていって、素敵に書かれていました。二人の愛情の形が最後はああなってても私は満足でした。高校生の話題、教育、将来、仕事について、過去の愛情(遺跡)の問題だけでなく、争いや地震についてなど幅広く盛りだくさんでした。それなりの年齢の読者の方は、似たような感情だわ、と思うとこあったのではないでしょうか(私の拙い表現ではこの内容はうまく書けない)。大河だ、しをんさんもこういう内容書くのねと、これからもしをんさん作品がより楽しみです、今までの面白い内容ももちろん好きですが。
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ひさびさにぶ厚めの本を一気に読んだ感。通信がお手紙からメールへ。二人だけの変化と世の中の大きな変化。小さな女子高からやがて世界の果てへ。なんだろうなぁ、こういう思いを持ち続けながら生きていくのって、つらい以外ない気がするけど、それでも出会えたことに感謝するのかなぁ人は。