紙の本
面白くて、考えさせられた
2018/06/02 18:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エメルダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者とは同年代。
デビュー当時から、読んでいます。
今回の話は、自分自身も2年前に体調を崩して、つらい思いをしたことにリンクしており、「そうそう、そうね~」と相槌を打ちながら、根を詰めて翌日動けなかったことや、いろんなことを考えさせられました。
自分のためにもなったけど、漢方薬は試すのは財布と相談です。
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すごくおもしろく読んだのだけれど、だんだんちょっと飽きるのもあるし、なんというか、もういいよというような気になった。。。漢方薬の話は興味深いし、群さんが甘いものをやめられなくて苦労するところとかおもしろいし、どうすれば体の不調をなくせるかとかの話もごもっともと思うんだけど、でも、毎日毎日甘いものをとりすぎたか、水分をとりすぎたか(1リットルとか水飲むなんて、目を使いすぎたか、って考えて心配したり反省したりしているなんてどうなんだろうと。群さんがまじめすぎるのかもしれないけど。それで体調はよくなるかもしれないけどわたしならうつ病になりそうな気が。楽しくなさそうだし、人づきあいとかもできなさそうではないかと。
でもやっぱり群さんて文章がうまくて読ませられるからまた続きを読みたい気はする(矛盾)。
あと、漢方薬を手に入れるにも、群さんみたいにいい先生に出会うとは限らないし、きっと目の玉が飛び出そうに高いんだろうし、紹介とかなきゃいけないんだろうなあ。。。
ラストのほうは、なんか、今の親はダメだとか、親がちゃんと子どもを育てろ的な話にもなっているようでちょっと……。
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ある日突然やってきためまいを治すべく漢方とリンパマッサージを始めた著者の自身の体調と健康にまつわるエッセイ。
著者は、漢方薬局での漢方薬とリンパマッサージで徐々に健康を取り戻していく過程で、食生活や生活態度までが大きく変わっていく。
良い漢方医と出会うことが出来た著者をたいへんうらやましく思った。
漢方薬はとにかく高いイメージがあるので、とりあえずリンパマッサージだけでも受けてみようかしら・・・。
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対処法は群さんの場合ではあるけれど、参考になる部分も多かった!
食べたいものは食べたい!やりたいことはやりたい!
でもそれによって体が辛くなるのは嫌だ!
バランスとるのが難しい
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PR誌での連載をとびとびに読んでいて、自分より一世代上の女性の心身の変化、暮らしぶりよくわかっておもしろいとおもっていたので、通して読めるようになってうれしい。
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増やすことより、減らすこと。
人生の岐路50台に差し掛かって急に来た身体の不調。
くるくると目が回る症状。
一週間近くたっても治らないので紹介してもらった漢方薬局へ行ってみた。
不調の原因から自分を見つめなおす日々のこと。
読んでいて、
あー、わたしが訪れたら
先生に怒られる事項たくさんある・・・
と、身につまされた。
漢方も試したことがあるし、さいきん身体に不調がでると鍼に行っているので、本書はとても読みやすく、だからといってすべて真似できるかといえば一概にそうとは言えず、ただすこし頭の中が整理された。
著者が気をつけるべきこととわたしが気をつけるべきことはすこし似ていて、でもすこし違っている。
では、わたしはどうするべきか。
そういう着眼点でもって本書を読了できたので、薬局に行かなくても得るものはあったなあという感想。
好きなようにご飯を食べ続けて生きたいけれど
そうもいかない。
そうもいかないけれど、すこしでも楽しく食事をして、日々健やかに生きていきたい。
漢方の先生の
「私が漢方の仕事をしているのは、患者さんが亡くなる直前まで元気で、そしてぽっくり死ねるようにするため」という指針、すごくいいなあとおもった。
鍼の先生に診てもらっているときも、そんなことからよくこんな原因がわかるものだ、とつくづく感心しているのだけれど、「医業にたずさわる人は、想像力がないととてもできない」というのはまさにそうだな。
鍼に行くまでに内科で診てもらってそれっぽい薬を処方されても全然効かなくて薬を飲み続けることでさらに胃をおかしくして、鍼に行ったら全部治ってしまった。
鍼や漢方は完全治癒ではない。
結局、身体の持ち主が身体の声を聞いて、助けとして先生や薬にお力を借りて、日々「しすぎない」生活を送ることがたいせつなのだとおもう。
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漢方に興味のある方はもちろん、頑張りすぎて『頑張らない』やり方を忘れてしまった人に是非おススメしたい一冊です。
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激痛に耐えつつも定期的にリンパマッサージに通い、これは良いといわれた漢方薬を飲む。ゆるい生活ではなく、非常にきちんとした生活だと思うなあ。
リンパマッサージ、どのくらい痛くてどのくらい効果があるのか、ちょっと試してみたいな。
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漢方とは、心身の乱れを正すのがどれだけ大変か、そのこと二点について、筆者の体験談を主軸に語られている。漢方の知識を一通り入れた後に読むと、もっと面白いかも。とりあえず、若いうちに無理しすぎたら中年で痛い目を見ることがよく分かった。
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著者が体調不良から通った漢方医によるマッサージや出された薬の話。とにかくこの医者がすごい、見た瞬間に「水が溜まってる」「甘いもの食べすぎ」「体が冷えている」と体調を言い当て、めちゃくちゃ痛いマッサージと薬の処方、そして生活習慣の改善で、その人の体をニュートラルな状態に修正するのだ。人によって体は違うので、弱点ももちろん違いその人に合わせて薬は全て処方される、完璧なカスタマイズだ。著者はニュートラルになったらなったで、ちょっと悪いことをすると、いちいち体調不良になるので、面倒だと言いながらも、体調はすこぶる回復している。50過ぎたら、無理は禁物とはいえ、生活習慣はそうは急に変更できないもの。でも、やらないとどんどん、体には無理が溜まり、それは祟るのだ。私もこの薬局に行きたい。心底そう思った。
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ゆるいというタイトルに反してストイックな日々。食べるために生きるのではなく、生きるために食べるといった感じかな。妙に共感させられる文章は流石です。
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著者が体調不良をきっかけに和漢に出会ってからの6年間を綴るエッセイ。
「良い習慣を増やす」よりも「悪い習慣を減らす」ことの大切さ、難しさには共感。
漢方が万能のように書かれていて「ん?」と思う場面もあるが、漢方に興味が出てくる1冊。
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この作品を読んで、漢方薬に興味を抱くようになった。
群さんの、タイトル通り力んでいない暮らしぶりが良い。
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漢方治療の記録エッセイではあるが、読書を通じてカラダのリズムに気付く事の大切さを感じました。 汗を正しく出すこと。疲れを感じる事。体を冷やさない事。 アラフィフオヤジにも頷くこと、沢山ありました。
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本屋B&Bの西山さんがオススメしていた『ゆるい生活』。
http://www.mahinapharmacy.com/magazine/selfcare04/
熱中症で倒れた直後だったので「体の声を聴く」必要性を感じました。
漢方自体にはまだまだ半信半疑のところがあるのですが、西洋医学では説明できない部分を担っているとか、目には見えない「気」が体調に影響を与えているとかは腑に落ちました。
難しいのは人によって体質は違うので体にいいとされるものが万人にあうわけではないということ。熱中症以来、強迫観念的に水分と塩分補給には気をつけているのですが、水分が体に溜まりがちな人が一日に2リットルも水分を取るとちゃんと放出できないとか。
甘いものはどれぐらいなら食べていいかも人によって違う。体が「ニュートラル」な状態になれば必要なものを自分で判断できるようになるそうですが、これも「ニュートラル」であって「健康」な状態ではないんですね。つねに体の声を聴きながら判断していかなくてはいけないところが難しい。
漢方のなかではポピュラーな葛根湯も体を冷やすので夏場や生理中の女性は避けた方がいいんだそうです。
「家族のなかで体調の悪い人がいると、どうしても心配になるし、家の中が暗くなりがちですよね。たとえば社会をひとつの家族とすると、精神的な疾患をかかえていたり、ストレスや体の不調を訴える人の割合が多くなってくるのは、家族としてはとても明るい状況とはいえない。不調を感じていないという人に対しても、知らず知らずのうちに、影響を与えていると思うんです。だから少しでも体調が悪い人が少なくなってほしいし、治ってほしい。みんなに自分の体を大事にしてほしいんです」