紙の本
やはり面白い。下巻が楽しみ
2018/06/10 00:09
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投稿者:イストコ・プッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「犯人に告ぐ」はとても面白かった。
作者のほかの作品も読んでみたが、気に入ったというか、印象に残った作品はありませんでした。
そんなこともあったので本作に一抹の不安があったのですが、やはり購入しました。
で上巻を読み終わった感想は、買ってよかった。
犯人グループの淡野の不気味さをもっと強調してほしい気がしますが、同じく犯人グループ知樹の屈折した様子はリーマンショックで満足した就職ができなかった青年の暗部を、就職できなかった会社の社長と息子を誘拐するという行動で表すことに成功しているとおもいます。
知樹と社長との会話で知樹の素性がわかってしまうのではとちょっと心配した。
(俺はどっちの味方?)
下巻も少し読み始めましたが、社長がそっちの行動をとってしまったことで話がややこしい(読者には面白い)方向へ進んでいきそうです。
そうでなければ「犯人に告ぐ」にはなりませんよね。
下巻が楽しみ。
紙の本
犯人に告ぐ 2上 闇の蜃気楼
2018/11/03 15:04
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
新たな犯罪劇です。巻島軍団対犯罪集団の闘いの始まりです。上巻はまだ序章です。巻島軍団の仲間意識は強烈ですね。犯罪集団の特に淡野は不気味です。誘拐ビジネスが始まり上巻は終わりました。下巻でどう展開するのか全く読めません。こうご期待です。
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前作を読んだのはいつかと見ると、2007年9,10月となっており、結構強い印象が残っていたので、そんなに経つのかと意外に思った。
実際の時間はそれだけ経っているが、本の中では前作のバッドマン事件は半年前ということで、それが解決した後、植草は外され実質的に巻島が指揮する刑事特別捜査隊vs誘拐犯の闘いを描く。
最初の振り込め詐欺の導入がなかなか強烈だが、これはアバンタイトルみたいなもので、その後始まる誘拐事件が本筋。
振り込め詐欺でも指南役だった淡野から犯罪史上に類を見ない“誘拐ビジネス”を持ちかけられた知樹が選んだターゲットは、かつて就職内定を取り消された老舗洋菓子メーカー。
練られた計画はなかなかのもの。首尾通り進む計画だが、さてさてどう展開するか、下巻へ…。
ちょっと甘めだが、一旦、★は4個つけておく。
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雫井脩介の傑作警察小説の続編、上巻。
世間を騒がせた「バットマン」事件で劇場型捜査を主導した巻島史彦警視が、誘拐事件に挑む姿を、警察側と犯人側両方の視点で描いています。
私的に・・・超!楽しい!!一気読みでした!!!
下巻に挑みます(^_^;)
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「犯人よ、震えて眠れ」の巻島捜査官シリーズ第二弾
今回の舞台は誘拐事件だが、前回と違い犯人側の描写が過半数を占めた。それだけ感情移入してしまって自分なんかは誘拐事件の成功を祈りながらページをめくったほどだ。
勧善懲悪出なくなった分、前回よりは盛り上がりに欠けたものの、作者の技巧的なものを感じた。
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誘拐ビジネスの話だけど、その前の振り込め詐欺の話がなんか長いか。誘拐ビジネスを始めるという理由付けなんだろうけど。
どういう対決になるのかな。
ただ、やっぱり日本では誘拐ビジネスはやりにくいでしょ。無理が出そうな気がする。
さて後編は・・・。
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時代に沿った犯罪を取り扱っていて興味深い。
ここからどう展開していくのか楽しみでもあり、不安も感じる。
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続編の上巻。前作のような「犯人に告ぐ」場面はなさそうですが、今作の上巻は犯人目線の描写が多くなっています。その意味では巻島の活躍がないのが残念ですが、犯人側の淡野や知樹への感情移入度が増し、今後の攻防がどうなるか、結末が読めず、早くそれを知りたい半面、もっとじっくり長く読んでいたい気持ちもあり、楽しみです。
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神奈川県警がその威信を懸けて解決に導いた「バッドマン事件」から半年、特別捜査官の巻島史彦は、刑事特別捜査隊を指揮し、特殊詐欺集団の摘発に乗り出していた。そんな中、振り込め詐欺グループに属していた砂山知樹は、指南役の天才詐欺師・淡路からこれまで日本の犯罪史上に類を見ない新たな誘拐計画を持ちかけられる。標的は横浜の老舗洋菓子メーカー“ミナト堂”。その“ミナト堂”と知樹には浅からぬ因縁があった―。
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劇場型捜査が痛烈だった『バットマン事件』から半年、新たな前代未聞の事件が勃発。日本犯罪史上類を見ない誘拐事件に立ち向かう巻島特別捜査官の活躍を描く警察小説シリーズ第2弾。
今も新たな手口で被害が続出する振り込め詐欺。上巻では、その特殊詐偽の加害者側の視点が中心なので、何故人は騙されるのかがよく分かる。指南役の淡野のキャラクター造形が見事である。悪い奴なのに何故か悪い印象がないという、まさに生まれながらの詐欺師に魅了される。
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こっちは期待通り犯人側の視点もいっぱい入っていて面白かった。この就職氷河期時代だったら、こうやって道を踏み外す人がいるっていうのも理解できてしまうなって思う。
ついつい知樹のほうに感情移入して応援してしまった。
そしていさおのダメっぷりが相変わらずでいい味出してるw 最後の、後輩がいさおと逆の選択肢を追いかけるところなんて笑っちゃった。
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面白かった!
「犯人に告ぐ」第二弾!
前作は心理戦、本作は知能戦というところでしょうか
しかし、下巻の終わり方が納得いかないので、★1個マイナス(笑)
ちょっとそれは無いよなぁ...
上巻では
振り込め詐欺グループから話が展開していきます。
いまや、振り込め詐欺ってこんな感じなのね!
もう、このレベルになると騙されない方が難しいのでは?
それは、さておき、この主犯となるのが淡野。その淡野とともに活動するのが知樹兄弟。
振り込め詐欺が摘発されたのを契機に、淡野と知樹は老舗洋菓子メーカ「ミナト堂」を相手に、誘拐ビジネスを企てることに!
誘拐ビジネスはうまくいくのか?
誘拐された側の心理がたくみに描かれ、そこを突けこむ知能犯の犯人
そして、それを追う巻島
どうなる、どうなる
といった展開です
んで、下巻に続く
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前作を読了後すぐに2を購入。
もちろん面白かった。前作よりも面白いんじゃないかな。
前作は巻島目線でのストーリー展開でしたが、2は犯人目線と巻島目線。
両者が裏のかきあいで、読者はどちらも応援したくなる気分になる。
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今回は犯人が同世代のロスジェネだからか、犯人側にすごく肩入れしてしまって、なんとか逃げきれないものかとハラハラしながら読んだ。
オレオレ詐欺がこんなに綿密に仕組まれてたら、いつまで経っても本丸には届かないだろうと思った。
むやみやたらにオレオレーって言ってるだけじゃないんだな。
淡野の消え方から、次回作できるんだろうなと思ってたら、発売した。
早く読みたいなー。
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シリーズ第2弾。
巻島が誘拐事件に召集される。
しかし、それは身代金要求があったのに、結果としてそんなやり取りは見受けられなかったという誘拐事件と同じ犯人の仕業なのか?
しかし、その裏では身代金のやり取りがあったのでないかという疑惑が…
犯人は警察には内緒で家族や本人とやり取りをしているのでは?
警察の威信をかけた誘拐事件は後半へ…
2020.7.11