紙の本
いつも同じの設定
2018/12/23 23:44
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的には面白い作品だと思う。
だけど、また「許婚者(夫)がいるのに藩主に差し出される女」というパターンに少しうんざり。
引き出しがひとつしかないわけじゃないだろうに。
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あさのあつこさん、時代小説、おいちシリーズ最新作。
往診の帰り、産気づいている妊婦を助ける。おいちの自宅である菖蒲長屋にて赤子を無事産み落としたその女性・滝代はその後姿を消し、遺体で発見、背中を一太刀され絶命、その上、腹も刺されていたという。ある藩のお家騒動に巻き込まれるおいちたち。でも、滝代とその子・十助と関わり、女性のための医者になることを改めて誓うおいち。滝代が菖蒲長屋を出て、追っ手に殺されたのも、十助を助けたい一心。親の深い愛を感じた。命に真剣に向き合うおいち、彼女もいつか母になってもらいたい。
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あさのあつこさん、おいち不思議がたりシリーズ№4「火花散る」、2018.6発行、読み応えがありました。この世に心を残して亡くなった者の姿が見えるという不思議な能力を持つ「おいち」の物語。「おいち不思議がたり」(2009.12)、「桜舞う」(2012.3)、「闇に咲く」(2015.6)と約3年毎に刊行されています。ということは、次作まで3年待たなくてはいけないのでしょうか・・・。
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初出 2016〜17年「文蔵」
おいちシリーズ4作目
医者の娘で、霊感があって死者の声を聴けるおいちは、今回は出産しかけた武家の女を助けて無事に男の子が生まれるが、女は出産していないと偽装して出奔し斬殺される。
お家騒動がらみで、里子に出した先も狙われるが、岡っ引き仙五郎らの働きで、危地を救う。
いつもながら、まっすぐなおいちをついつい応援してしまう。最後に彼女は「女のための医者になる」と宣言するのだが、続きが愉しみ。
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おいちがした決心を、心から応援する。
おうたおばさんも、親分さんも、みんな、おいちの味方。
だから、どんなに厳しい道でも、きっと大丈夫。
あの悲しい事件は忘れがたいけれど、、、
事件に対峙したおいちの姿が凜々しくて惚れ直す。
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この世に思いを残した人の姿が見えるという不思議な能力を持つ娘おいちは、父のような医者になることを夢見て、菖蒲長屋で修業を積んでいた。
そんなある日、おいちの前に現れた女が、赤子を産み落としてすぐ姿を消し、殺される。女は一体、どんな事情を抱えていたのか。そして母を亡くした赤子の運命は?
殺された女の、聞こえるはずのない叫びを聞いたおいちは、思わぬ事態に巻き込まれていく。
一方、おいちの父のもとには、老舗の薪炭屋の主人と内儀が訪ねてきていた。母・おきくの病を治してほしいという。店を訪ねたおいちは、鬼女の顔を宿したおきくの心の闇を感じ取る。
二つの出来事は、思いがけない展開を見せていき……。
悩みながらも強く生きたいと願うおいちに想いを寄せる新吉、凄腕の岡っ引・仙五朗、そして個性的なキャラでおいちを見守る伯母おうたも健在。
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前半のボリュームに比べて、ラストが雑すぎないかい?
あと、おいちの能力もあんまりストーリーに影響してないような…
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おいちが身ごもった女人を助けたことから大名の世継ぎ問題に巻き込まれる.仙五朗親分の執念と周りの人たちの手助けで子供だけはなんとか無事に生きる算段がついた.それらの経験からおいちは女の人の医者を目指す決意をする.本当にこのシリーズはおいちを応援したくなるし,父親と伯母の息のあったケンカ腰のやりとりはますます冴えておもわず笑ってしまう.
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亡くなった人の声を聞ける主人公のお話ですが、
それをメインにした話ではなくて
地に足のついたというか、人生をどう選択してどう歩むか、という方向に進む話のように思う。
なので「不思議がたり」の方を期待して読む方には物足りなさがあるかも。
実際「見える(聞こえる)力のある人」は自分の人生の中にそういう不思議な事もあるけど、
普通に人生があって迷い悩みながら進んでいく「普通」の話なのかなと思ったり。
なんとなく「見える系の人」はそういう力を使って
霊能者とか占い師とかに進むイメージがあったもので。
不思議がたりよりこの主人公の進む道とどんな結末が待っているのか今後も楽しみです。
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おいちのシリーズ、長編なのが読み応えあり。
さらさら読めてわりと好きなシリーズ。
というかシリーズだいぶ出てるの、ほぼ読んでないな。
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あさのあつこ氏のおいち不思議物語り。
サクサクと、読める。
超能力とまでいかないが、主人公のおいちは、他の人には見えない姿、声が、聞こえる。
吾妻屋のご隠居のおきくを診てからの帰り道、行き倒れそうになっていた妊婦を助けたおいち。
菖蒲長屋の女将さん2人に手助けして貰いながら、首にえなのまいた赤ちゃんを出産させる。
そしてその母親 滝代は、赤ちゃんを置いて、姿を消すのだが、、、惨殺されてしまっていた。
そして、その赤ちゃんを狙う武士たちは・・・
お家存続の為の騒動に、、、、巻き込まれて、滝代を暗殺した武士たちも、自分たちの家禄やお家ファーストである。
吾妻屋のおきくも、結婚してから、色々な辛苦と妬みなどあったのだが、、、、、この赤ちゃんを養子に・・・で、息子夫婦とも、心が通じ合えることになる
子供にとって、若様になるよりも、、、、
そして、吾妻屋の店をたたんでまで、この子どもを守るという強さに感服である。
おいちに父親の松庵が、「子供は守らねばならん。大人が命懸けで、守ってやらねば、子供は生き延びられん・・・」と、言葉を続けるのだが、その通りであると、思う。
お子どもにとってもだが、大人も子供がいて成長する部分もある。
最後は、おいちが、女のための医者になり、大勢の女達の赤ちゃんを救いたいと、、、、そんな療養所を作りたい夢が、ある事で終わっているのだが・・・・
初めの丁寧な話しぶりが、、、最後は、おいちが、血を吐いたおたいヘ、診察に走る所で終わっているのが、、、少し雑な感が、する。
しかし、おうたと松庵の口喧嘩(?)が、途中で入り、長屋での面白さを醸し出している所が好きである。
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シリーズ第4弾。
おいちの不思議な力が主軸となったシリーズだが、力など無く、医師への道を歩もうとする方が心に響くような気もする。
今回はおいちが「女のための医者になりたい」という決意をするための展開なのだろうが、ちょっと雑な気もする。
おいちや仙五朗のさもありなんな考えよりも、小十郎の家族と生活の板挟みにある辛さをもっと前面に押し出して欲しかった。
おうたと松庵のやり取りもちょっと長く、話のテンポが崩れる気もする。
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ある夜,おいちは帰宅の道の途中で町人の姿をした武家らしき怪しい3人組と行き違う。その直後,物陰にうずくまっている女を見つける。女は産気づいていて,慌てて家に運び長屋の女達の助けも借りて無事男児を取り上げる。しかし,子を産み落とした女・滝代は夜が明ける前に子を残して姿を消す。そして程なく何者かに殺されたという知らせを受ける。
下手人はおそらく例の3人組で,おいちは仙五朗親分にも相談して下手人探しをしようとする。一方,残された子供は吾妻屋が引き取ることに。
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児童向け時代劇といったところか
時々入る説明調が気になるが、概ね人情劇といったところ
若干ミステリー要素もあり
読みやすくはあって、あっという間に読めた!
おいちが女医になれますように☺️
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おいち不思議シリーズ 4
長崎帰りの蘭方医として名を馳せていたが、今は一介の町医者として、貧乏人の診療をしている、藍野松庵の娘、おいちは、父親と同じ医者の道に進もうと、父親の元で修行中。
おいちは、この世に心を残して亡くなった者の声が聞こえ、姿が見えるという不思議な能力を持っていた。
有る夜、今にも赤子が生まれそうな女に会い、無事に、出産させることが出来た。
ところが、翌日、その女性がおいちの前から、姿を消した。
そして、さる藩の後嗣問題に巻き込まれていく。