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前作同様、まったく救いが無いお先真っ暗な内容である。この先にやれる対処としては、『LIFE SHIFT』と大体同じ、70才以上まで働くとか、あと暮らしをミニマムにするとか。
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ベストセラーとなった前作もすごく良かったが、続編となる本作も有用な情報とデータがぎっしり詰まった良書。少子高齢化社会に対する漠然とした不安は誰もが持っていると思うが、○年後には実際どのようになっている、という具体的かつ詳細なイメージを想像できるという意味で、本書の果たす役割は大きい。未来の日本が迎える現実を知れば知るほど不安な気持ちも膨らむが、一方で、じゃあ今からどのように準備をしたらいいのか、という心構えも持ちやすくなると思う。個人レベルでのリスクマネジメントは、今後ますます重要になることを痛感した。
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『未来の年表』を読んで、暗澹たる気持ちになったが、こちらは、なぜか読後感がそこまで悪くない。
都心にもゴーストタウン、ゴーストマンションができる。
高齢者が街にあふれ、公共交通機関が定時運転できなくなる。
農業の担い手がいなくなり、野菜が買えなくなる。
前の本と同様、確かに示されるビジョンは相変わらず暗い。
気分がそこまで暗くならなかったのは、この本での「戦略的に縮む」という提言に共感できたからかもしれない。
あるいは個人でできることが示されているからか。
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前書きで自ら二番煎じにならないようにと言っていたが、個人的には前著とほとんど差分を感じられなかった。
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世の中で唯一確実な将来推計は人口推計と言われる。
そのデータだけで、今当たり前のサービスや制度や社会の仕組みにものすごい影響があることがリアルにわかる。
政府の無策を痛感するけど、一人一人ができること、も書かれてて、やっぱり、世の中を動かすのは私たち自身なんだ、とも思える。
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前著では人口減少で何が起きるのかを具体的に見せてくれた。本書はその第2弾である。前著と同じように、少子高齢化の影響で、自分たちの生活がどのように変わるのかを見せてくれる。紹介されている事象は、論理的に考えると必然のようだが、多少強引なエピソードも含まれていたように思える。高齢者が灯油を買いに行けなくなって凍えるというエピソードがあったが、暖房なら電気があるじゃないか、凍えるという表現はオーバーだろうという気がした。まあ、少子高齢化を放置しておくと、こんなことも身の回りで起きるという警告として読むべきだろう。巻末に、個人・女性・企業・地域ができる対策が提言されている。目新しいものはないが、すぐに始められないものもあり、とはいえ留意するべきものではある。
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人口動態に基づき、日本で将来、どんなことが起こるかを予測。
前作よりも身近なレベル(住まい、家族、仕事、暮らしなど)で、どのようなことが起こるかが予想されています。
暗い気分になりますが、それを打開するために個人でできることは何か?も取り上げられています。
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かなり具体的な例示なので、イメージが湧きやすい。
もしこれらの例示通りの状況に将来陥るのだとすれば、
これはもう本当にマズイとしか言いようがない。
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『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』(河合雅司著/講談社)vol.457
http://shirayu.com/blog/topstory/economy/6943.html
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読んでて本当に憂鬱となったけど、最後の40ページほどの『今からあなたにてきること』の章で、救われた。
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少子高齢化により,今後起こる身近な事実を列挙し,それらへの具体的対応策を論じる.確かに危機感がいや増すが,読んでいて常につきまとう疑問は,厚労省の存在意義についてである.
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人口減少で具体的に起きることを想像している。
定年を迎えるの男性がほとんどだったため、そのコミュニティができていたが、今後は女性の定年も増えるため、そのコミュニティが必要。
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少子高齢化が急速に進んでいる日本についての未来を予測した本第二弾。
ある程度、統計を取ったうえでの調査なので、それなりに説得力はあると思う。結構、悲観的な予測だとは思うけど。
科学の発展についてはそこまで予測しておらず、なんだかんだで大丈夫じゃないのかなと思えるところもあった(楽観すぎるかもしれないけど)。ただ、宅配ドライバーの不足といっても、これからはドローンや無人運転があるし……。と思って読んでいたら、「ドローンも無人運転技術もNG」という話がでてきてちょっと悔しかった。
ちょっと驚いたのが、各国の65歳以上の溺死者数についての話。日本は10万人中19.0人なのにたいし、フランスは3.5人、アメリカは1.5人、イタリアは1.1人だそうで、日本が突出しているらしい。原因はヒートショックだそうだけど、日本人特有の入浴スタイルが影響しているそう。年取ったら、風呂の入り方にも気を使ったほうがいいんだろうな。
後、高校野球の選手権大会で、中には別の高校が合同でチームを組んで参加しているところもあるということを初めて知った。そういうのってOKなのか。もし出場したらどこの校歌を歌うことになるんだと著者が気にしてたけど、君が代でも歌っとけばいいんじゃないかな(都道府県民歌というのもありだけど、自分は住んでる県の歌なんて知らない)。ただ、合同チームが増えたのは少子化の影響で部員が減ったからと書いてあったけど、東京の高校にもあるということは、趣味の多様化のほうが理由なような。入部率自体が減ってたりしないのだろうか。
とりあえず、人口減少社会なことに変わりはないのだし、この本にも書いてあるように「働けるうちは働く」と思っておいたほうがいいんだろうなと思う。自分が60歳になったときは、定年制なんて無くなってるような気もするし……。
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人口動態の予測は実現性が高い。非婚化と出産世代の減少とで、今後数十年、労働人口減少は避けられず、第二次世界大戦前、地球人口の5%(朝鮮台湾、在満州国を含む)を占めた日本人は1%以下になる。さらに深刻な課題は防衛、治安維持、フロンティア分野開拓などのリスキーで報酬が往々にして不遇であるジャンルが人材を得なくなり、長い目で見て一人あたりGDPが(相対的に)下がっていく。葬儀の簡略化が取り上げられているが、「結婚しなくてもよい」「子を持たなくてもよい」風潮とあいまって「日本人たる」アイデンティティーの喪失の懸念
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少子高齢化がいかに深刻な問題か。地方都市がいかに機能しなくなるか。いや、わかっちゃいるけど、地方にいれば嫌というほど肌身に染みてるけど。それを文字にされるとげんなりして、もう田舎で生きてく力も無くなる。
これは都市部の人や気力がある人じゃないと読めない。