紙の本
毒物を擬人化して紹介
2018/07/08 19:17
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
毒物を擬人化して、その特徴や人類との関わりを紹介している。見開き1ページの漫画も付いていて面白い。第1章のHgやSといった元素から、たんぱく質などの高分子による毒まで分類されながら説明されていて面白い本であると思う。
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(株)化学同人が発行しているだけあって、内容が正確で分かりやすいです。イラストもただ可愛いだけでなく、それらの姿かたちの由来がよく考えた上で創作されており、なるほど!と思えるものばかりです。
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通常のいわゆる毒と一緒に、薬物…麻薬とか覚せい剤とかについても書かれています。
いわゆる「薬物についての本」以外で結構詳しく書かれている本はそんなにないので、特徴と言えるかもしれません。
タリウムを使って殺されるネズミをタリウムの姿にしてしまうというのは、「それでいいのか?」みたいな感もありますが、特徴を姿にするという点ではわかりやすいのか。
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覚えるぞー!
麻薬
メタンフェタミン:覚せい剤、ヒロポン
MDMA:セロトニン増やしてハッビーに、カラフルな錠剤。血圧上昇や脱水など副作用強い
LSD:幻覚。ライ麦の麦角。紙に染み込ませて
脱法ハーブ:大麻様。鎮痛
ヘロイン:最も依存性(禁断症状がつよい)。ケシ。鎮痛
高分子毒
リシン:必須アミノ酸とは違う。ひまし油の元、少ない量で死ぬ。タンパク質作れなくなる
ファシキュリン:ヘビAch分解阻害
カリブドトキシン:サソリの毒の量は少ないから死亡するのはほぼ子供だけ、対症療法で自然に分解待つ
マイトトキシン:植物プランクトンで魚から。サンゴ礁がある海からとれた魚
有毒元素
ヒ素:無味無臭、鉱物に含まれる。日本画の絵の具
タリウム:カリウムと間違えて細胞に取り込まれる
カドミウム:ハンダ。骨がスカスカになる
ポロニウム:キュリー夫人、放射線だす
低分子毒
シアン化カリウム:青酸カリ。酸欠をおこす
CO:昔の都市ガスに多かった
H2S:緑になる100%酸素吸わせる
HCl:トイレの酸性洗剤
生物毒
アコニチン:トリカブト。熱にも乾燥にも強い
アトロピン:サリンの解毒薬
アミグダリン:バラ科の実。腸内細菌によって分解されてシアンがでてくる(シアン化水素)
アニサチン:シキミ、線香けいれん
テトロドトキシン:微生物やカエル、カニタコにも
イボテン酸:旨みがある、少量では中毒が起こりにくいので食べる人もいる。幻覚、ハエの駆除
アフラトキシン:肝臓がん。ナッツ、穀物
ヒスタミン:蚊の唾液に反応して体内でつくられる、目を覚ます
CSガス:催涙ガス。痛覚受容体に作用、ヤク中にも効く
サリン:縮瞳して見えなくなって呼吸困難で死ぬ
マスタードガス:炎症、やけどのような水膨れ。白血球が増えるから抗がん剤のナイトロジェンマスタードが作られ、さらに副作用を抑えてシクロホスファミドが作られた
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可愛い絵に惹かれて借りた。
低分子毒は子供の姿で高分子はどうなっちゃうのと
思いつつ・・普通(?)に大人でした。
サリンとタブンとソマンは姉妹なんだ?
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30種の毒についての雑学+流行りの擬人化による漫画。ライトテイストなものから興味を持つのもありだと思う。
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「有毒元素から,鉱毒,生物毒,化学兵器,麻薬,そして最強の毒まで,さまざまな毒を擬人化したオリジナル毒キャラクターたちが紹介します.毒性や由来,摂取したときの症状など,気になるポイントの解説もあります.さらに,女子中学生が毒の世界に迷い込み,さまざまな毒キャラと出いながらさまようマンガもあり,楽しみながら毒のことが理解できます.キャラクターのキュートさ・クールさは絶品です!」
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毒物の情報をビジュアル的に覚えられる!
毒物をモチーフにしたキャラクターがかわいい。キャラクターのデザインはその毒物の特徴が反映されていて、デザインの意図も添えられている。
キャラクターのイラストを見るだけでその毒物の情報を覚えられる理にかなった一冊。