電子書籍
あり得ない日常
2018/08/24 20:29
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高遠奈津のまわりの男たちが、これまたどうしようもない男ばかり。でも、奈津は夫の生活すべてを面倒見たり、外で出会う男もその場限りで続かないエンドレスループ。でも、最後に託された男は今までにまさる牡であり、心底頼れるイイ男にめぐり逢い奈津の身も心も満たされていく感覚は最高のエロスかもしれません。
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ミルクアンドハニー
2019/02/17 12:33
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投稿者:遠藤りょうじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、ダブルファンタジーの続編ということで、奈津の言動の描写がエロティックでもあり、とても面白い作品だと思いました。
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20180427 S リクエスト
P369
これまでに何度も彼という男のドアを叩いてきた。どんなに叩いてもなかにはほとんど入れてもらえなかった。それを放置、それが3年以上続いた。
ダブル・ファンタジーの続編。
前作で大林と一緒になったのに、今回、最初からヒモ以下になっている…しかもセックスレス。なのにレスだとしても心の安定?求め婚姻届。
違和感。
奈津は相変わらず、エステティシャンやら風俗ライターと次々にセックス。
風俗ライターとのメールのやり取り、いい加減途中から嫌気がさしてから読み飛ばす。
大林と、意味不明な展開で二度思い留まるも離婚。
さらに違和感。
次に出てくるのは全身入墨の従兄弟という展開にまたまた違和感。
ところどころ、大林との心のやり取りというか、大林に対する気持ちの描写が、あーわかる!ところもあるのに、全体に残念。
とても楽しみにしていた作品でしたが…
そして、何でも相談できる同性の友人、こんなふうに話せる友人を持つ人は、普通なのでしょうか?私には、いないので。
風は西から、は良かったのにな。
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【大ヒット作『ダブル・ファンタジー』待望の続編】脚本家の高遠奈津は大林一也と再婚するが、他の男と関係を持ったことがばれ、離婚する。失意の奈津に従弟の武からメールが……。
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結婚、不倫、離婚を繰り返す脚本家の奈津の恋愛模様を描いた「ダブルファンタジー」の続編。
って、全然続編だって知らずに読んでしまった…そもそも「ダブルファンタジー」を読んだ記憶がない。単独で読んでも、十分内容は理解出来るが、奈津の人物像を理解するには、やはり前作から読んだ方がいいのかもしれない。
恋人や結婚相手がいながらも、常に新しい恋を求める人は、口に出さないだけで実際にはたくさんいると思う。私個人はそういう人を否定はしないけど、病気だと思っている。なので、今作の主人公・奈津のどんどん恋に溺れていく様はただの病気としか思えない。
しかし、一貫性のない恋愛観。自己愛の強さ。相手への思いやりのなさ。全てが受け入れられない内容だった。
終始、恋愛の話かと思ったら、ラストに肉親の死。途中で入れた方がずっとずっとどん底感があったのに…ベテラン作家だからこそ、理解出来ない部分も多い作品だった。
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初出 2016〜18年「週刊文春」
ちょうどWOWWOWで放送中の「ダブル・ファンタジー」の続編らしい。
一番面白かったのは第五章の加納とのメールのやりとり。
欲望をむき出しにして、自分の存在をかけて全力で互いの肉を喰らい合う。いいなあ。
売れっ子脚本家の奈津は、これまでに最初の夫省吾を捨てて、圧倒的なセックスに眼覚めさせてくれた師の志澤の元に走るが捨てられ、編集者のキリン先輩のいたわりに溢れたセックスも捨てて、ヒモ宣言した7歳下の脚本家志願で巨根の大林と結婚したのだが、セックスレスになってAV男優を買い、風俗ライター加納にハプニングバーに連れて行ってもらう。
客たちに見つめられながら盛大に潮を吹き、店を出てラブホで半日繋がり続ける。で、それからのメールのやりとりがすさまじい。性の高みの果てをみたいと言う。
夫に感づかれて加納とは切れるが、結局二度目の離婚をする。このヒモ夫がアホすぎてまったくイライラさせられる。笑
そして表題の「乳と蜜」の流れる約束の地(イスラエルの民が奴隷状態から脱出する出エジプトの目的地!)として登場するのが、子供の頃はひ弱だったのに倶利伽羅紋紋を背負うガテン系となった従兄弟武。やっと心も体も満たされた。
男のセックスは8割方は脳の中の快感だと思うが、女性はそうではないらしい。わかり合えないよなあ、というのが正直な感想。女性はどう読むのだろうか。
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途中まで、半分以上読み終わるくらいまでは、ああ、どうしてこんな大事な瞬間を、こんなにも、あっという間に、サラサラと、流して書いてしまうのだと、正直憤りを感じていた。ダブルファンタジーの時はもっと丁寧だったよね!って。けれど。ああ、もう凄いです、村山さん。あっさりとした描写な分、もう終盤に向けてグッと掴まれました。ラストもたまらない。誰かと共に生きるのが怖くなったし、誰かと共に生きたくなった。
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「ダブル・ファンタジー」の続編にあたる、作者の自伝的小説。主人公・奈津(すなわち作者)にどれだけ共感できるかでこの作品の好み(評価ではない)が大きく分かれるだろうなぁ。正直、私は好きじゃない。
作者の病気としか言えないような男遍歴と、それに対する自己弁護を連綿と書き綴っただけの小説ははっきり言って嫌悪感しかなく、途中50ページ以上にもわたって垂れ流される男との馬鹿らしいメールのやり取りは全くシラけるばかり。肝心の官能シーンもヒリヒリとした感情が全く伝わらず、結局肉の快楽なのねという印象。
これが自伝的小説でなかったら、この作品が嫌だ!で済むんだけど、奈津=由佳さんと知って読むと、作者に対する嫌悪感が半端なく、もう、この人の作品は読みたくないな・・・とまで思う。
「天使の卵」シリーズも「天翔る」も好きだから、ああいう作品をもっと読みたいのに、当分近寄らないことにします。
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この主人公のダメンズ加減が途中めっちゃやだったけど、だんだん面白くなってきた。落ち着ける相手と出会えて、ほんとよかった。しかし、支えてくれてた先輩が後半忘れられた感じになっててちょっと切ない…( ゚д゚)
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ダブルファンタジーの続編。ダブルファンタジーが刊行された時、それまで好きで読んでいた村山さんの作風がガラリと変わり、受け入れられなかった気がする。その後、ブラックな村山さんの作品がいくつかあり、前回ほど抵抗はなかった。
主人公の奈津が良きパートナーとめぐり逢えてよかったけらど、いわゆる普通の女の人たちは同じ思いや境遇から、抜け出すことは難しいだろうとも思った。
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石田衣良の『爽年』に続けて読んだのは、偶然かもしれない。
でもつながる。
ほんとにそーなの?
って感じ。
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続編。もうこーゆーのが書きたくてたまんないのはよくわかったよ。
気持ちが強すぎて前のめりすぎる。
ラストあそこで終わらせるのはしんどすぎ。
こっち路線はこっちで好きなだけ書いてくれていいんだけど、
もうおいコーの続きを書く気はないのかなー。
[図書館・初読・9月1日読了]
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ダブル・ファンタジーの続編。
放蕩記の続きかと思ってたし、ネコメンタリーの映像も脳裏にちらついて、色んなイメージが混ざりながら読み終わった。
自分を大事にしてくれる存在がいるから、自分を大事にすることができる。
「背の君」の意味がそういう意味だとは…(笑)
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脚本家・高遠奈津は夫と離婚し舞台俳優で脚本の勉強をする大林と暮らし始める。大林はヒモ。奈津は大林の借金をも返済する一方で、大林は勉強もせず、奈津の仕事を邪魔するからと飲みに出かけるばかり。奈津は寂しさを覚え、先輩、男優と逢瀬を重ねる。大林とは結婚もするが、奈津は風俗ライター・加納と深い仲になる、しかし、大林にバレてしまい…。読み始めて、これでもかとばかり官能の世界ばかりでどうかなあ、と読み進める自信がなかったけれど、加納とのメールのやり取り、大林との修羅場までくると目が離せなくなった(ここが私にとって読みどころであった)。奈津の行く末を見なくてはと最後まで進めた。共感はしなかったけれど、奈津はそうゆう性分なんだと、結果はどうあれ前向きに捉えるなら良い作品や現在を生み出すための必要なことばかりなのだ、奈津のようなタイプの人はいるんだろうなと。心の動き、奈津そのもの、それをストレートにうまく書けていたな。その点は素晴らしいと思う。奈津、そして奈津の周りの人の人間ドラマを興味深く読めました。ただ、最後の父のことトーンが違う気がするし官能は官能のまま終わらせても良かったのでは。
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この主人公の貪欲さにちょっとウンザリ。メールのやりとりにもイライラ。
ダブルファンタジーの続編だったんだ~。