紙の本
『サブキャラたちの日本昔話』
2019/02/12 18:46
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
脇役(サブキャラ)たちが“わたし”に語った昔話の真実とは
《このあとの三つの話は、わたしが聞いたことを、聞いたとおりに書きとったものです。》
浦島太郎が助けたウミガメの玄武
「世間では、陛下と浦島太郎が深い関係になったというような不埒なことをいう者もいるようだが、そのようなことはない」
桃太郎のおともをしたイヌの源三郎
「じつをいうと、この言葉ひとつで、わたしは桃太郎がきらいになりました」
金太郎とすもうをとったクマ
「そのとき、わたしは心の中で念じた。金太郎、わたしをクマちゃんと呼ぶな。できれば、クマと呼びすてにしろ!」
斉藤洋の想像力が生み出したシニカルなユーモアストーリー
紙の本
サブキャラ語り
2018/08/24 14:20
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブキャラの亀、犬、くまが語る。
こんな事情があったのかとなるなあ。おもしろい解釈だと思う。
桃太郎、たいがいな性格だな。犬に嫌われてるじゃん!
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桃太郎、浦島太郎、金太郎。
犬・猿・キジはなぜきび団子を一つもらったくらいで鬼退治に付き合ったのか?どうやって圧倒的少数でありながら鬼退治ができたのか?
浦島太郎の亀はなぜ海辺にいたのか?漁師のはずの浦島太郎に苗字があり、教養があるのはなぜ?亀を助けてくれた恩人への贈り物が玉手箱だった理由は?
エピソードを見るだけではただの力持ちでしかない金太郎が、そこまで立身出世した理由は?
それぞれの犬、亀、熊の語る彼らの物語とは…。
日本昔話を知って感じる素朴な、けれどなんとなく受け流していた疑問の数々が今解き明かされる!
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桃太郎のことが嫌いだけれどおじいさんのことは好きな犬、
漁師と身分を偽る苗字のある浦島太郎、
金太郎を世にだしたクマちゃん。
なるほどねぇと思いました。
諸説色々ありますが。。ってことなんでしょうが、
これはこれで充分に面白い。
浦島は結構つらい話だねぇ。
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日本の有名な昔話である浦島太郎、桃太郎、金太郎を取り上げ、設定上「?」と思われるところについて、「こうなっていたらつじつまが合うのではないか」という視点で、外伝的な話に仕立てています。
ツッコミどころも多々ありますが、試みとしては面白いですし、誰もが一度は想像したことがあるものを、きちんと形にしてみた、という点が、この本の魅力だと思います。
日本の昔話系は、いろんな切り口で本が出ていると思いますが、ある意味、王道といえる切り口だと思います。
その分、安心感はありますが、物足りない、という人もいるかもしれません。
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浦島太郎、桃太郎、金太郎の亀、犬、熊の視点から語る昔話と聞いて、読みやすくてひねりの効いた面白い物語なのではと期待して読んだが、大して面白くなかった。ひねりも特になかった。読みやすくはあったが。
名作と比べちゃ悪いけど、太宰の「御伽草紙」の子ども向けみたいなものだと想像していたので…。太宰って天才だもんね。
浦島太郎を歴史ものにしたり、犬がおじいさんへの愛と義理で出立したり、金太郎が才能ある人格者であったりする物語の根幹が特に必要と思えないし、「ほほう」と感心するほど斬新でもない。斉藤洋の結構皮肉で意地悪な部分が如実に伝わってくるのも居心地悪い。これに比べれば『コリドラス・テイルズ』はそのブラックな部分が活かされて、いい味わいになっていたと思う。
多作のエンタメ系児童文学作家だから、つまらないものもあるのは仕方ないけど、けっこう外れも多い印象です、斉藤洋。
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浦島太郎、桃太郎、金太郎を脇役の動物たちが真相を語ります。
子どもの本というよりは、大人が楽しむパロディ本といったところか?
auのまわしものかしら??
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作者は猫だけでなく、浦島太郎のカメ、桃太郎のイヌ、金太郎のクマと話せる。聞いたとおりに書き取った本だというから。こんなに面白い話を聞けるなんて羨ましい限り...斉藤洋氏、流石だ!
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今まで考えたことはなかったけど、浦島太郎、桃太郎、金太郎の昔話の疑問に答えてくれる内容だった。なるほどね~と思えた。ちなみに亀の玄武、犬の源三郎、熊の金太郎が語っている。
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「サブキャラたちのグリム童話」がなかなかおもしろかったので、前作であるこちらにも読んでみた。
が、グリム童話のほうがおもしろかったかな…
誰もが知っている昔話が、実はこういう話だったのかも、という作りは一緒なのだけど、意外性?とかがもう少し足りないというか、『ふーん』という気分で終わってしまった。少し残念。
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サブキャラたちが語る、って言ういのが面白かった。
桃太郎はイメージダウン、本当のところは知らないけど。
むかしばなしって知ってるようで知らないものだと改めて思った。
子どもが読んだら夢をなくすかも。