日本が将来進むべき道を教えてくれます!
2018/10/28 11:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現在、急速に進行しているAI時代、AI状況を分析するとともに、特にビジネス界におけるディープ・ラーニングを活用したイノベーションなどに焦点を当て、日本の将来進むべき道を教示してくれる一冊です。日本は、ビジネスにおけるディープ・ラーニングという点では米国や中国に完全に敗北していると著者は言います。しかし、今後、人材育成を促進し、若手への権限移譲などを進めれば、まだまだ勝機はあるとも強調します。AI時代において、日本の進むべき道は、どのような方向なのか。それを丁寧に教えてくれる貴重な一冊です。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
AIの開発や活用では日本は明らかに出遅れているとして、その原因をAIを理解している若い人に意思決定権が無いことと英語力が圧倒的に弱いため、AIのコミュニティから取り残されてことが問題と指摘して本書は始まる。
その後は、ダメな日本の中にも先進的な企業はあるとして、開発や活用の事例を次々と紹介、これではこのままでは日本がダメなことに対する啓発にならないのではと思いましたが、皆さん既にやっていると言われた方が日本人はやろうとするので、これはこれで良いかなと妙に納得。
終章では、スマイルカーブで製造は儲からないと言っているのに関わらず、ソフトウェアだけじゃ話にならないととして、ものづくり日本に利があるとの締めている。これは本書に登場するコマツ、ファナック、トヨタなどの製造業への忖度なのだろうか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
AIにかける投資額が日本に比べて中国やアメリカは莫大に多い。アメリカではグーグルが1兆円/年をAIに投資しているのに対し、日本では数百億円/年だったりする。また、給料が全てではないが、海外では優秀な人に数千万円の給料をだすのに対し、日本の大企業は数千万円もださない。日本の大企業は最近の学生の質が下がっていると感じているらしいが、それは受けにきている学生の質が低いだけという事実は非常に考えさせられた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ITコンサルの私としては、記者だけあって、たくさんの事例がのっていてとても参考になった。
AI活用のG検定は興味あり。
いままではデジタルの世界のみだったAI活用が、今後はセンシング技術やロボット技術の発達でリアル世界のビジネスにも波及してくる。
今後の波は物理世界のビジネス。
Web系だった自分はデジタル経験を生かしてどの業種に価値を出していくか・・・