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投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最終巻。“旅立ち”という副題にふさわしい内容でした。
これまでに登場した4人の主人公たちが選んだ道はそれぞれ違うけれど、これからも本と共に過ごしていくことだけは変わらない。
このシリーズを読んで、本屋さんへ行くことがより楽しくなりました。
紙の本
書店ガール7
2019/08/16 15:12
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投稿者:ミミアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻を手に取り、始めは女子の愚痴じゃない?と思ったのに、後半からテンポ良く一気に7巻まで、きました。今時の様々なテーマと書店員の本に対する愛情が溢れて、紙の本の好きな私は、心に来るものがありました。
7巻は最後。出てきた人々のそれぞれの人生が描かれ読み終えてスッキリしました。
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ついに最終章。完結編にふさわしく、書店ガールそれぞれの今が書かれている。
大変なこともあったけど、それは経験として蓄積され、彼女たちの未来への一歩になる。なんかキラキラしてたなー。
最近は保存スペース的な事情もあって、読みたい本はほぼ図書館なのだけど、やっぱり今でも本屋が好き。こういう書店員さんたちに出逢いたいなあ。
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西岡店長の話はリアルたったなー。
閉店の危機を救おうと書店員たちが声をあげた会社の結果が皮肉すぎる。沢村店長もちょっとなー。
皆が自分の信念に基づきよかれと思ってやってるんだけど、モヤモヤするー。
そして西岡店長の選んだ道というか選ばざるを得なかった道も西岡店長らしく良かった。
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シリーズも7作目でいよいよ完結へ。
ビブリオバトルというものの存在を本作で始めて知ったが、
非常に興味深い取り組みかも。
ネット上でのレビューではなく、その本を進める熱い想いを文字だけではなく、
言葉で、身振りで、感情を交えて伝えられるメッセージの強さは惹き込まれる。
実際に見てみたいと思わせる。
またブックカフェ立上げに向かう彩加のストーリーでは、地元に戻ると決めたが、
実際に戻ってみると東京目線で町を見てしまうように友人には見られ、
上から意見を言っているとか、田舎をバカにしているんじゃないかとか
今もまさに存在するギャップをうまく表現されている。
書店という日本に文化を根付かせるという位置付けで存在が広まった小売業。
いまやECにどんどんとシェアを奪われ、品揃えで勝負する大型書店しか生き残れないと
みんなが思っているビジネスではあるが、本当にそうだろうか?
本作シリーズを通じてのメッセージは、日々大量の書籍が刊行される現在において、
伝え手の思いを如何に読者に届けるのか、そのメッセージにより読み手がどう感じ、
自分自身の糧に変えていくのか、書籍だけでなくそれにまつわるものも合わせて
伝えられる書店(でなくてもいい)が求められる時代に対するものかもしれない。
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お気に入りの『書店ガール』シリーズも第7弾。
そして、ついに完結編。
あぁ…、とうとうこの日がやって来たのね。
と、大げさに言いたくなってしまうくらい、好きなシリーズ。
『書店ガール』との出会いは2014年6月のこと。
碧野圭さんとも初めましてでした。
何んとな~く、古本屋さんで手にした本でした。
”書店で働く女性たちの物語”ということで、読む前から期待値が高かったせいもあるのでしょうが
シリーズ第1弾の私の評価は☆3つ。
特に前半は恋愛、妬み、嫉み等々、ドロドロ。
店長と女性スタッフの関係が最悪なのが、極端すぎて違和感を覚え…
第2弾に期待!
という感じでした。
そしてシリーズ第2弾。
ペガサス書房から新興堂書店・吉祥寺店店長となった西岡理子。
部下の亜紀も新興堂に移り、二人が奮闘する姿。
この本を通じて、書店の厳しさを教えられました。
そして、書店の楽しみ方、棚への興味等々。
ますます書店に行くのが楽しみになりました。
シリーズが進むにつれ、どんどん「書店ガール」が好きになり、シリーズ5・6・7弾は発売日を待って購入するほど(笑)
出版不況のなか、書店の生き残りは本当に厳しい。
それを教えてくれたのはこのシリーズ。
好きな作家さんは応援したい!
なので、好きな作家さんの本は新刊で購入します。
そして、もうひとつの私の小さな野望 (笑)
日本に帰国したら、近所にお気に入りの書店を見つけたい。
大型書店ではなく、地域に根付いている本屋さん。
書店員さんと挨拶できるぐらいの距離感で…
店内の棚を楽しみに、足しげく通いたくなるような…
たまにはおススメの本を紹介してもらえるような…
散歩の途中、買い物のついで、なんとなく足を運びたくなる。
そんな本屋さんを見つけたい!
書店ガールは本を読む楽しみだけでなく、自分が手にしている本の重みを実感させてくれました。
たくさんの人たちの思いが詰まった本。
このシリーズに出会って、新たな読書の楽しみ方を知りました。
このシリーズに登場する4人の女性。
理子、亜紀、彩加、愛奈。
たくさんの困難を乗り越えて、それでも本と関わりのある仕事で奮闘中。
勇気をもらえます。
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書店ガール、本当に終わっちゃうんだなぁ。
なんとなく、このままずっと続いていくんだって勝手に思い込んでたからなぁ、書店ガールロス。
老舗を閉店させること、それは単に「そこに店がなくなる」ってことではないのだよね。
時間と人と歴史と、そして、思い出と記憶。その全てを消してしまう、その大きな意味。思い出や記憶は無くならないだろう、と言われるかもしれないけど、去る者日々に疎し、いつかそれも消えてしまうんだ、きっと。
たから、残さなきゃ、と感情論では片付けられない問題もある。当然経営が成り立たないならそれはなくなるべきものなんだろうし。でも、それで終わらせていいのか?と堂々巡り。
いろいろ思う夕暮れ。
(話の筋とは関係なく第4章でニヤニヤが止まらない)
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ここまで書かなくてはならなかったのでしょうか。
シリーズ最初のころも 書店員の人間関係や
仕事そのものの報われなさに しんどくなることが
多かったですが…最後には痛快さに胸のすく思いを
感じていたのです。
最近は少しずつ…救われない感じが色濃くなってきて。。
この最終巻では まるで中年サラリーマンの疲労を
背負わされたような気怠さと無力感にさいなまれました。
もがいてももがいても 書店には明るい未来はないのだな。。
そう感じてしまった私はひねくれているのでしょうか。
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ひと言で言ってしまえば、スッキリしなかった。
理子には幸せになって欲しかった。決して不幸ではないのだろうけれど…
最後まで閉店の話題で、部下は自分勝手だし。書店は生き残る為に、合併や閉店が必要になっている現実も分からないではないが、なんだか寂しい気分になってしまった。
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大好きなシリーズ、完結編。1作目からもう7年も経っていたんだ。私が1作目を読んでからは5年以上。登場人物が女性だからこそ、共感してきたものが、私も人生の節目を経験して、読み終わってまた1から読みたいと思ってしまった。
書店の仕事を、好きな本に囲まれていて羨ましく思うが、書店の置かれる状況の厳しさ、シフト制の勤務、組織の変化への戸惑い、閉店との戦いなどとても大変な仕事だと思う。100%いい仕事なんてないけれど、なるべく気持ちよく働くヒントは得られる。仲間と腹を割って話せること、そのほかの仕事で関わる人に丁寧に接すること、商売道具を愛していること、信念があること、自分を大切にできること。仕事への姿勢を振り返ることができた。
続きが読めないことが本当に名残惜しいが、書店に行った時、働いている人がこの本の主人公のように仕事に誇りを持ち私たちの来店を喜んでくれることを願っている。
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友達の買い物ついでに入った初めての本屋さんで発見。
なんと最新刊出てた。
しかも最終巻。
6巻を読み終わった時には新しいストーリーが始まるのかと思っていたが、確かにここら辺が潮時か。
でも一人一人のその後ではなくて、どうせだったら一冊まるっと『書店ガール』の締めくくりを読みたかったかなぁ。
愛奈なんて、覚えてはいるけれどそんなに重要な役回りだっけ?
亜季なんて、ほぼエピローグ扱い…。
理子の話を軸にして他のいろんな人達が出てきても良かったのでは…。 にしても、最後の最後にいろいろと残念な言動や背景が。
せっかくの最初のエピソードからの流れがもったいない。
帯はシンプルだけれどこのシリーズらしくていいなぁ。
解説は凄く良かった!
このシリーズの締めくくりとしての解説として、この方の話以外ではありえないと思えるくらい。
それに、やっぱり本は本屋で買おうと思った。
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ペガサス堂のモデルになったと聞いたことのある吉祥寺のパルコ・ブックセンターは姿を消し、いつの間にかジュンク堂とMARUZENが合併した。書店を取り巻く環境は大きく変わったし、これからも変わっていくだろう。
それぞれ全く完璧ではない、世間のしがらみに汲々としつつも、仕事に邁進する女性たちの姿を7巻に渡って応援してきた同作品。ここで終わってしまうのは寂しいけれど、たぶん全員これからも本と関わりながら生きていくのだろう。
そういえば、最後に「おじさんの恋」というドラマの公式ガイドブックの話が出てくることで、本当にこの書店員たちが同じ時代を生きているのだと言う感が強くなった。しかし実際のタイトル「おっさんずラブ」は巧いタイトルだな…全然本と関係ない感想もついでに書いておく。
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シリーズ最終巻
書店に関わる人の交流だけでなく、会社組織の中の書店運営まで描かれている
その描写は部外者の自分には非常に生々しくも感じられ、綿密な取材を元に書かれたのではないかと想像する
エンターテイメントとしても完成度が高く、終わりというのが残念でもあるが、終わる事で質が担保されると考えれば、良い締めくくりだったと言える
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主要キャストのストーリー集だがどれも読み応えがあった。特に第3章はこのシリーズを好きな読者にとっては考えさせられるところの多い作品だろう。本をネットや図書館で済ませる自分にちょっと反省。
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現場復帰。
現場だからこそできること。
喜びに満ちた顔を見ること。
時間や空気を共有すること。