若い頃に知りたかった
2020/10/22 19:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分で内向的だと言うよりも、敏感だと言う方が何だか恥ずかしいような。チェックリストがあるので自己判断ですが出来るのが良いです。若い頃に知っていたら会社勤めは選ばなかったと思うと早く知りたかったですが、これからの選択の参考になりました。
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内向的な人は社会的ではない、と思い込んでいましたが別のことだということがわかったし
無理に社交的に振る舞わなくて良さそうだと
むしろこういう考え方の人が増えたほうが多くの不幸が防げるかもしれないということ
たしかに楽になりました。
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「ラクに生きるヒント」としては正直イマイチでしたが,敏感度診断テストができたのは良かったです。僕自身は極度に内向的だがそれほど敏感ではないようです。内向的な人には人前で話すのが苦手という特徴があるようですが,これはあまり当てはまらないかな。書かれているヒントについては無自覚にやってることも多いですが,「感情に説明責任はない」は学びでした。
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内向型、外向型人間がいるというのは以前読んだ本で知ったのだが、こちらはさらにHSP(敏感な人)という新たな切り口について説明されている。
HSP=内向型という訳ではないが、重なる部分が多いのはよくわかる。しかし、その多くが欠点と言うより特徴であるから、それをどう活かし、それとどう折り合いをつけていくかを章ごとにわけて丁寧に説明してある。
無駄な説明もなくシンプルな分、解りやすくて読み易い。
…と思ったら、この人は学究の徒などではなく、前身は牧師さんと言う変わり種!
なるほど、自身の体験の考察からスタートしただけに説得力がある。
共感できることもあり参考になった。
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流行りのHSP(High sensitive person)についての本。
この本では敏感であること(HSP)と、内向的であることを別個に定義しており、HSPの人にも外向的な人がいることを説明している。見落としがちだが大事な視点だと思われる。
ただその話はあくまでも冒頭で、途中からのアドバイスはあまりその点が活かされていないように思うのが残念。
それと"HSPの人はクリエイティブ" "リーダーに向いてる" なんて書かれているのは、結局人の価値がそういった生産性で評価されるのかという気持ちになってしまう。ちょっと欧米の自己啓発っぽい感じがして気になるところ(作者はデンマークですが)。
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自分が内向的なので、自分にあったやり方を学ぶため、購読。
まず、巻頭の敏感度、内向度チェックで、自分がやはり敏感で、内向的だという結果が分かった。
ただ、敏感度はそれほど高くなかった。特定の刺激、例えば音などについて、より深く調べられるツールがあれば、高い敏感度が出るかもしれない。
全体を通して思ったことは、
我々には環境や他者に対して、行動の選択肢があるということを思い出すべきだ、ということ。
私の個人的な経験と知識から、MBTIが、やはりユングの研究に基づいているので、本書の扱う内向/外向を包含した、より包括的なツールであり、生きていく上で有効だと思う。
以下、共感した、参考となる記載。
・内向的な人は、経験したことや他の人と話したことについて深く考えるために、1人になる時間ご必要。
・ユングによれば、外的因子によって性格が変わると、後で非常に神経過敏になる。その治癒は、個人の資質と自然に合致するよう、その人の資質を伸ばすことによってのみ可能。
・会話など、他者とのコミュニケーションにおいて、外向的な人を前提とした暗黙のルールがある。それなら、内向的な人前提のルールもあっていい。例えば、
集中している人の邪魔をするのは厳禁。
大事なことがないかぎり、静寂を破ってはならない。
など。
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図書館本。イルセ・サン氏2冊目。
巻頭のHSP度と内向度のテストは思ったよりは高くなかった。また考え方が変わってきたのかもしれない。
本書では敏感な人や内向的な人が穏やかに過ごすには何を気を付けたら良いかが書かれている。大雑把にまとめると、自分を大事にしましょう、と言うことだと思うが、意思の強さや相反する行動も示されており、なかなか難しいなと感じた。
以下気になった項目を。自分に最適な刺激のレベルを知っておく、できるだけ集団行動を避ける、無駄な争いから降りる、他人の目をきにしない、自分自身の価値観に従う。
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仕事をしてると「ただそこに居るだけ」というスタンスをとるのが難しい時がある。その会社のカラーにもよるんだろうけど。雑談とか常に明るい雰囲気を求められるのがしんどいという人は結構居るんじゃないだろうか。傍目に見てても「この人無理して会話に付き合ってるな」という場面によく出くわす。
おしゃべりが好きな人からすると、ずっと黙ってる人は何考えてるかわからないとか、無愛想とかに思えるんだろうけど、みんながみんな明るくおしゃべりな訳じゃない。それぞれ違うというだけで、どっちが良いかとかそういう問題じゃない。だから黙ってるのが好きだったり、人付き合いをしたくない人は罪悪感を持つ必要は全くないよという内容だった。一定の社会性を持っていれば、それ以上無理して相手に合わせる必要はないのだ。
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鈍感ならタフになれる。
鈍感なら大変な大ごとが起きても大丈夫。
大きな刺激に対して小さく反応するタイプだから。
慎重に安全地帯にとどまるより、命を賭けた冒険が心地よい。
めげずに新しい世界を切り開く、そんな役割を果たすことができる。
センサに例えるなら電流計。
何百、何千アンペアというものすごい大電流の世界に適応している。
敏感なら繊細になれる。
敏感なら些細な変化から未来を察知できる。
小さな刺激に対して大きく反応するタイプだから。
刺激的な世界に飛び込むより、深淵を探求することが心地よい。
手が届くところにありながら誰も気づかなかった、それを見出すことができる。
センサに例えるなら検流計。
ほとんどゼロに近い微小電流、原子一個分の違和感を識別する繊細さ。
HSP(Highly Sensitive Person)すなわち敏感さは遺伝的特性である。
全人口の15〜20%(5人に1人くらい)と少なく、どちらかというと貴重な部類に入る。
割合が少なくてちょっと不便という点では左利きに似たようなものか。
世界のルールは、80〜85を占める鈍感(タフな冒険家)さん向けにできている。
鈍感さんの方がずっと多いので、これは必然的だ。
けれど、これは少数派の敏感さんには生きづらい。
それはなぜか?
鈍感さんは小さな変化をほとんど感じることができない。
よって繊細さんの世界が見えない。
繊細さんは、焼き切れるほどの辛い目にあいながらであるが、
鈍感さんの感じる世界が見える。
みんなが妥当に行動しても、どうしたって理解が一方通行になる。
鈍感さんにとって、敏感さんの世界は「無い」か、
よくて「得体の知れない」ものなので、相互理解を深めることは難しいのだから。
何か不都合が生じれば鈍感さんは屈託無く言う。
「言ってくれればよかったのに」
敏感さんは思う。
『これって言わないと通じないことで、言っても良いことだったんだ』
鈍感さんにとってのパーティー、旅行はちょうど良い楽しみ、エネルギー充填にあたる。
これは敏感さんにとってはどうだろうか?
これは、鈍感さんでいうところの火星往復旅行ぐらいの刺激にあたるのではなかろうか。
ちなみに火星は往路に約260日、火星滞在期間は約400日、復路は約260日掛かる。
準備期間を入れれば優に3年は掛かるし、宇宙船での移動中か火星滞在中に死ぬ可能性もある。
つまり鈍感さんは、こう考えるとよいだろう。
自分が楽しいと思う刺激は、敏感さんを焼き殺すくらいの激しさにあたると。
自分にとって退屈で、ほとんど刺激がない状態は、敏感さんにとって程よい高刺激であると。
敏感さんにとっては、電話がなることもなく一人で読書に勤しむこと、
自然の中を散歩するなどがエネルギー充填にあたる。
これは鈍感さんにとってはどうだろう��?
たまには良いかも知れないが、いつもこれでは飽きて嫌になってしまうのではなかろうか。
人間は自然から適度な刺激を受けることを前提に進化している。
無刺激だと幻覚が見えるなど、割とすぐに狂って具合が悪くなってしまう。
敏感さんはそれを理解している。
鈍感さんが良かれとパーティーや旅行に自分を誘ってくれていることも知っている。
それは自分を焼き尽くす過剰刺激だということも、それを常に断っては相手の心を傷つけることもわかっている。
敏感さがもたらす共感や思いやりゆえ、なおのこと生きづらくなってしまう。
鈍感さんと敏感さんが常時行動を共にするのは無理がある。
鈍感さんが敏感さんの世界にあわせたら、退屈で気が狂って死んでしまう。
敏感さんが鈍感さんの世界にあわせたら、焼き尽くされて死んでしまうから。
鈍感さんと敏感さんは世界を広げる両輪である。
たとえば、鈍感さんが海辺で魚をとって食べ始める。
すると敏感さんは船を作る。
鈍感さんは船に乗って海にでて、岸が見える範囲に漁場を広げる。
すると敏感さんは星図を作って遠洋に出られるようにする。
鈍感さんは大洋にでて新しい大陸や動植物を見つけ出す。
片輪走行より、両輪の方が色々なところに早く安全に行ける。
そのためには、繊細さを「弱さ」、内向を「社会性のなさ」と勘違いしないことが重要である。
敏感さんは、鈍感さん向けルールにあまり毒されない方が良い。
同じ哺乳類だからと言って、イルカが陸生のルールに従っても辛いだけである。
持って生まれた基本的タイプの違いに少し敬意を払ってもいいのではなかろうか?
「礼儀を尽くすこと」と「我慢すること」は違う。罪悪感を抱く必要もない。
ときに、他人に罪悪感を抱かせて、自分の都合の良いようにコントロールしようとする搾取型の人もいる。
(鈍感さん x 搾取型) + (敏感さん x 我慢 x 罪悪感) = 混ぜるな危険
である。
このような敏感さんは吸い尽くされて死んでしまう。
搾取型にとっては利益しかなく、さらに鈍感タイプであればこれを自然と継続・強化できる。
なぜって、搾取型でかつ非常に鈍感であれば、そこになんの問題も感じ取れないからである。
鈍感さんだって、誘うたびに毎度断れれば、少なくとも誘うのをやめるのが普通だろう。
それでも近くに残る鈍感さんはどんなタイプだろう?
必然的に搾取型が残るはずだ。
敏感さんが自分を曲げると何が起こるのか?
鈍感さんとのライフスタイルや社会のルールではなく、
搾取型の人に苦しめられて生きづらくなりはしないだろうか?
「私、左利きなんです」
「私、周囲に動く人がいたり、電話が鳴ったりすると仕事に差し支えるんです」
「私、AB型なんです」
「私、あなたと話すのは好きだけど、パーティーとか旅行はすごく疲れちゃうんです」
これらが全部同じような温度感で受け取られるようになると、
世界は今よりもうちょっと良くなるのかもしれない。
ちなみに、ビジネス的には鈍感さんを標準とする暗黙の価値観(評価基準)は美味しいと思う。
それはなぜか?
事実に対して、社会制度に歪みがあれば、それを利用できるということである。
世界屈指の大学などでも、積極的に発言することが高評価につながるという評価基準がある。
でも、実態としては敏感さんで内向的で熟慮するタイプの人はこの基準に苦しめられている。
持って生まれた資質に反する生き方を求められる土壌が世界に蔓延している。
評価基準に歪みがあるということは、本来の価値より安値や高値がついているということ。
この差分を逆用することで、優秀な人を本来より低いコストで仲間にできるということ。
しかも、社会制度というのはそう簡単には変わらず、多くの人の価値観もそう簡単には変わらない。
これまでのリーダー像に合わせた人がルールを作っている組織では、
ルールを変えることは上層部自身の存在価値を脅かすことにもなる。
よって、しばらくはこの構造が逆用できるということ。
なお、知的生産が重要になってきている昨今、実は敏感さんはリーダーに向いている。
自分の裁量で一人の時間を持てるし、わずかな変化に気づく性質は問題の早期発見や
アイデアのタネからイノベーションを起こすのに向いているし、仲間の気持ちを察して
努力を認め、痛みは我が事のように感じるから仲間はとても力を発揮しやすい。
敏感さんは近代的組織運営ではリーダーとして支持される場合が多い。
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タイトルに期待しすぎてしまったかも。
一点だけおもしろいと感じたのは、巻頭の内向性チェックと敏感性チェック。どれだけ信憑性があるかわからないけど、ボクはそこそこ納得いく結果だと感じた。
メインのパートでは、確かに具体的なヒントが書いてはある。しかし、HPSの人だったらすでにもうやってたりすることばかりな気がする。
というわけでこんな評価にしたんだけど、普段読書をしない人なら本当に平易な文章で書いてあるので読みやすい点はオススメできると思う。
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内向的な人、HSP(とても敏感なひと)が生きやすくするにはどうするか。を平易なエッセイ的な文章で説明。
自分自身に内向的な部分やHSPにあたる部分があるかをよく理解して、社会から求められる、こうあるべきという部分に無理に合わせる事なく、折り合いをつけていくのが良いということ。
自分のことが内向的、HSPと気付いていない部分もあり、性質としてきちんと自覚することが大事なのだと思った。
●言葉の定義
外向的、内向的
ユングの定義
外向的な人の特徴
外部の物質的なせかい、つまり外の世界の人や活動に興味がある。
内向的な人の特徴
自分や他の人たちの内面、つまり、体験・思考・ゆめ・願い・空想に興味がある。
HSP
エーレン・アーロンの定義
刺激に対する特別な感受性を持ち合わせている。
●気になった部分
最後の
「否定的な言葉で自分にレッテルを貼らない」
というのが、偏ったマイナス思考にならないために有効だと感じた。
「社会性がない」
外向性がないだけで、社会性がないわけではない
「外向性」は、社交の場に行きたがること。
「社会性」は、社会や福祉について我が事のようにかんがえられること
「自己防衛しすぎ」
痛みを感じやすいだけ
「過敏」
とても敏感なだけ。「過敏」は大袈裟なニュアンスがある。感じ方は十人十色
「怠惰」
充電中、省エネモードなだけ
「他人と違う」
いけないことではない
「諍いが嫌い」
対話と交渉を好むだけ
「弱い」
繊細ではあるが、弱いわけではない
「退屈」
物事を深く考えているだけ
「斜に構えている」
エネルギーが限られているだけ
「女々しい」
力だけが強さじゃない。別の類の有機を持っている。
「自己中心的」
内省的なだけで、他人の複利を慮る意識は強い
「他人に興味がない」
功績に興味はないが、福利(幸福に過ごしているか)には感心を持っている
「深刻にとらえすぎる」
物事を真剣に受け止めているだけ
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自分はHSPなのかなと思って読みましたが、それほどではないようでした。人を気にするという点はなかなか解消されそうにありません。
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この本を通して自分が敏感で内向的な人間なんだと改めて感じた。どうしても周りに気をつかえなかったり、平気で迷惑を掛けてくる人にイライラしながらも、我慢して何も言えない性格が嫌でしかたなかった。自分はそんな性質をもった人間なんだと理解するだけで、気持ちが少し楽になりました。
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敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ) 。イルセ・サン先生の著書。敏感な人や内向的な人は苦しい。無神経な人や外交的な人は楽。敏感な人や内向的な人として生きると息苦しくなるのなら、無神経な人や外交的な人と生きればいい。敏感な人や内向的な人は無神経な人や外交的な人によって傷つけられやすい。だったら無神経な人や外交的な人になったほうがずっと楽。
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自分の個性を受け入れる、否定的な言葉で自分にレッテルを貼らない。
堂々めぐりの不安を断ち切るには、最悪のことを想像しても得することはないと知る、いざというときは困難に対処できる自信を持つ。