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吉本ばななさんの優しい文章と、Soupy Tang(すーぴー・たん)さんの温かい絵が、疲れた心をふわっと包んでくれる。
大人の絵本、という雰囲気のエッセイ。
本屋さんで一目惚れした本です。
優しい色使いのイラストがとても素敵で、繰り返し読みたくなる。
“人生は一度だけ。なるべく幸せでいた方がいい。
なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい。”
一、
恋人と食事をする緊張感がだんだん、なにも気にしないでリラックスして食べることができる時間へと変わっていく。
そんな、他人が家族になっていく時間。
二、
子供の頃の、父とのご飯にまつわるエピソード。
“おふくろの味” “味のふるさと”
私の懐かしい味は、
母が作る鰯のつみれ汁、ウインナーの入ったポテトサラダ、かなぁ。
三、
小さな子供と過ごした日々。
まるで小さな巣の中の生き物のように、いつもくっついていた。
子供がうちに毎日帰ってくる日々。カウントダウンは始まっている。
家族のために夕食を支度する毎日。
そっか、カウントダウンかぁ。
もっと大切にしよう。
あとがき、
“だから、人生はすばらしいなと思う。
なにひとつ、虚しいものはない。”
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人生は一度だけ。なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい-。だれの胸の中にもある、亡き両親への思慕と子への情愛をあたたかな筆致で描く。Soupy Tangによるイラスト付き。
切ない感じ。
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やっぱり大好きです。
人生には不意にいろいろなことが起きる可能性がある。昨日と同じ気持ちで今日を迎えることは決してない、そんな大きな変化はいつでも起こりうる。
すてきなこともかなしいことも、あるときまで災害みたいに強い力でやってきて、人生の流れを変えてしまうことがあるかもしれない。強すぎる「すてきさ」は、ほとんど悲しいことと同じくらいたいへんなのかもしれない。でもそれこそが人生だし、私たちが生き物という証だ。
素敵な言葉で思わずここに残しておきたくなった。
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とてもほっこり。
短いのでサクッと読めます。
私にもちょうど高校生の息子がおり、親離れしていく切なさや清々しさなどとても共感出来て泣けまさした。
普段忘れているけれど、幼い頃片時も目が離せず、子育て奮闘していた時期。
1人の時間が欲しくてたまらなかったが、今では戻りたいと思える愛おしい時間。
色んな気持ちを思い出させてくれた本でした。
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家族がいる、そばで笑っていてくれる、健やかに育っていてくれる喜びは何ものにも代え難いことを改めて文章で教えてくれた本だった。長男2歳の誕生日に、長女の寝顔を見ながら読むこの本は滲みた。
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吉本ばななさんの文章にSoupy Tangさんの絵。
読み終わったあと、心がほっこりする作品。
個人的には、
「誰と食べるか」に加えて「何を食べないか」も大きな割合を占めているので、そこまでのめり込めなかったかな。
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ほっこり優しい気持ちになれるエッセイ。
量もそんなに多くなく、すぐ読めた。
今,4歳と1歳を育ててる今。よんでよかった。
日々が本当に慌ただしく過ぎていく、今この大切な時間を尊い一瞬一瞬を、忘れないように、噛みしめながら、過ごしたいと思った。
いつかは私の元からいなくなる子供たちとの時間、キラキラしたものになりますように。
「人生は一度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい。」
忘れないようにしたい。
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おとなに程よい絵本エッセイ。
文章量が多くなく、イラストの柔らかさや書かれていることの優しさもあいまって、めくるのが楽しい本。
「自分にとってこういうものだった」と思い出を語るその内容は、まるで人生最期の甘い夢のようでもある。
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母と子、父と娘。自分が親になって初めて分かる気持ちもある。とても幸せな日々であったことを知る。
涙が出てくる幸せな本だった。
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水彩で描かれたような挿絵がたくさんで幸せな気持ちになれた。
写真集のように持っていたい本。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
結婚という形式でなくていい。
子どもはいてもいなくても同じだ。
ある人が自分になじんでいって、
セクシャルな気持ちは減ってしまってもあまりある別の親しみを感じれたら。
なじんだ毛布のような「愛」を得たら。
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むすこさんとタピオカの話がじーんときた。今だけの時間を大切にしたいと思いました。(なかなかできないけど。)
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【あらすじ】
緊張したデートから始まった恋人同士が、結婚して夫婦になり、子供が生まれ、家族になっていく。その中心にはいつだって美味しいご飯があった。著者本人の体験を元に描かれた。不安から解放されて心穏やかに、豊かな人生を自分らしく生きられるようになる傑作エッセイ。心温められるかわいいイラストも多数収録。
「人生は1度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい。」
【個人的な感想】
すごく短いエッセイ。
エッセイの内容は親になったことのない私にはまだ理解できないことも多かったけど、とりあえずイラストがすごく可愛かった!
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「あなたと恋人と食べるごはんが、いつか「家族」と食べるごはんになりますように。そしてそれの積み重ねが、かけがえのない地層となってあなたの人生を創りますように。できればそれが幸せなものでありますように。」
「キャンドルを灯して、ビールやワインなど飲みながら、暮れ行く空を眺めていつもと同じ人たちと食べる晩ごはんのメニューを考える瞬間の幸せは、人生の数々ある幸せの中でもそうとう大きいと思う。しかしそれも、食卓を囲む家族を愛していてこそだ。そんな愛があなたの世界にありますように。」
これらの文章が特に心に響いた。最近、夕ごはんのメニューを考えることをストレスに感じつつあったけど、今一度原点に戻りたいなと思った。心が温かくなるの本だと感じた。
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寝る前の20分でさっくり読み終われた。
愛しい人と食事についてのエッセイで、静かな灯りの中一人で読むと、いつかくる家族との別れを考えてしまって少しゾッとしたりなんていうこともあったけど、だけど毎日をただひたすら幸せに、安全に、、愛情に溢れて過ごしていくべきだなと思わされた。
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台湾先行出版の自伝的エッセイ。恋人と食事する緊張感が変化し家族となる。作者幼少期の父親の不器用な手料理には愛がある。家族と囲む食卓はかけがえのない時間。心温まる読み心地。