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こいうい(痴漢、性的虐待、レイプ、)内容の本だから仕方ないけどあー日本人ってなんて民度が低いんだろって悲しくなった。
もちろんどこの国だって同じようなことはおきてるんだろうし、良識と節度をもった人がほとんどなのだようけど、これ読むとね、「ないこと」にしてきたのも私たちなんだろうけど、ないこことにしたツケが今きてるからね。
勇気を持って闘わなくちゃね。この表現もなんか違う気がするけど。
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NDC367.1 一般書
「性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo...多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげ続けるライター・小川たまか初の著書。2016年から2018年に起きた、性犯罪やそれにまつわる世論、性犯罪刑法改正、ジェンダー炎上案件などを取り上げ、発信してきた記録です。」
目次
プロローグ バザーとiPad越しのお祈り
2016年
手を伸ばさなかった話(1)
手を伸ばさなかった話(2)
大海は近いか遠いのか
加害者が語ること
年齢の話
手伝ってくださいと言われて良かったと思った話
炎上ばかりの現代で覚えておきたい歴史
No means No 私の体は私のもの
もう一つの「死にたい」検索結果の話
外見をほめられたら必死で否定しなければいけないあの雰囲気について
警察行く行かないの話&行っても意味ないのかとかの話
2017年
死と型
子どもにとっての強者
取材と暴力
生まれてから12年間だけ情状酌量
フィクションと実相
手を伸ばさなかった話(3)
半分だけわかる、でもいいと思う
男女平等の話
女の人の体が好き
2018年
美人とセクハラ
透明な痴漢常習者
前に進む
おわりに
〈小川たまか〉1980年東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科修士課程修了。フリーライター。性暴力被害当事者を中心とした団体、一般社団法人Springスタッフ。性暴力と報道対話の会メンバー。
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2018年付近の話なので、現代社会(2024)の女性に対する現状や法について知ることはできない。けれど、女性がどのように思うか、暴力とは、を男性が知るには大切な作品なのかもしれない。
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書かれたのは7年前だけど、今にも通じてる考え方でとても勉強になった。
以下、本の感想とは少しずれるけど書かれていたテーマについて自分の考えを書きます。(クソ長)
•年齢の話
日本は年功序列の国だなとは社会に出てからますます感じた。雑用は1番下っ端がやるってのは積極性が求められるのに、会議などでの意見交換の場では上の人を立てるという消極性が求められる。いいように若手を利用するなよとは思っていた。
最近思うのは年功序列の文化が少しずつ崩れてきている。若者が、高齢者、おじおばに対して嫌悪感を隠さなくなってきている気がする。最近SNSで極端にやばいこと言ってる一般人高齢者のインタビューの切り抜きに対して、みんなで「これだから高齢者は、、」って叩いてるのをみる機会が増えてるんだけど、それって叩かれている層には届いてないよねと思う。
高齢者はSNSやってる人が圧倒的に少ないし、だからこそ言いたい放題できるのかな。せっかくだから、その考えやばいよってことがその層に届けばいいのにな。もしくはその層からも反論があってなぜそういう風に考えてるか知れればいいのにな。
でもそんなことをしても自分が絶対の凝り固まった思考の人には話は通じないだろうけど、、。
今そうやって叩いてる側だけど、自分が高齢者になったとき自分も知らないところで晒されて叩かれたりしたらと思うと結構怖いな。溝を埋める方法はないのかな、
•海外との比較
この本でも日本のジェンダー格差は114位まで下落、と書かれていたけど2023年はさらに下落して125位になっていた。それだけ世界は男女平等に近づいていて日本は何も変わってないんでしょうね。
フィンランドに行って帰って来てから思ったんだけど、日本って抑圧で成り立ってる国だなあ、と。歩いてて「〇〇に注意!」「〇〇しないようにしてください!」などの張り紙がすごく目についた。これってみんながしてないことをしたら白い目で見られるかもっていう心理で統率をとってるのかなって。だから、日本で何かが変わるのはかなり難しいんだと思う。多数派に少数派が潰されるお国柄だから。それが裏返るのはなかなか時間かかる。
•AVと現実について
この本の中に「レイプをセックスのバリエーションの1つだと思っていた」という人とか登場するんだけど、もうかなり衝撃的だった。
外国人にも日本のAVの影響で日本人女性は簡単にいけるて思われていたり、「ダメ」「やめて」が卑猥な言葉として認識されていたりするらしく、どうしたらいいんだろうな。
AVに出演している人、作っている人に罪はないけど、どうすれば現実と違うと認識させられるんだろう。認知が歪まずにすむんだろう。
自分が結婚して子供を産んだりしない限り、後世に自分の考えが伝わることはなさそうだけど、まずは自分なりに考えを深めたいとは思った。
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過去の福岡高裁で「男性側が、女性が性行為を拒否していることを認知できなかった、相手の心情に共感したりできないような無神経な人間だから無罪」という謎の判決があったと知ってびっくり。「無神経」って判決文に書いてあると。なんだそれ、全然知らなかった。
こういうのを目の当たりにしてきた人たちにとって、
合意がないと性犯罪になるという改正はやっと、本当にやっと勝ち取ったものだったんだな。
本書は、読むのが辛い箇所もあるけど(ずっと性犯罪とか不快な言動についての話を読むのはそれだけで疲れる)、読破してよかった。
女性としての生きづらさを訴えると、「そんなことで?」とか「クソフェミ」と言われる、だから著者はフラットな意見が伝わるよう言葉を重ねる。
ここまで言葉を重ねないと伝わらないんだな、というのが全体を通しての感想。女性同士でも分かり合えない部分もあると思うし、我々の潜在意識に根付いたこの界隈のものって本当に厄介だ…。
また、性加害者や痴漢加害者の心理を紐解いた部分は自分にとっては興味深かった。彼らはあたおかだけど、どういう思考回路であたおかになってるのか納得したし、その思考回路が分からないと(ほんとは分かりたくもないけど)対策も効果的にならない。
中高生くらいに読んでもらって、空気なんて読まずに嫌なものはNoと言っていいんだよと知ってもらいたい。
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2016年から私たちは進化してるだろうかと凹んだ
まあ凹んでても仕方ないのでこっからどう巻き返すか考えよう。残念ながら即変えることが出来るのは自分と環境だけなんじゃないかなと思ってしまった
行動するためには知らなきゃいけない。自分は人にこの本をオススメすることを忘れないようにしよう