『メタブックはイメージです』
2018/08/02 20:16
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本の登場人物になりたい」「本の世界に入ってみたい」という願いを「メタブック」というエンターテインメントで実現するディリュージョン社
入社した新人エディター森永美月はM0課に配属され、「本も読まない人間」「本だけじゃなく空気も読まない」「女子プロレスに行った方がいい」などという声は黙殺して働いている
美月はL1課に伝わる伝説のメタブック『あなたと二人組』のリーディングを手伝うことになるが、これは読んだ者に不幸をもたらす「呪われたメタブック」だった
リーディングにたずさわるメンバーは、同じく新人エディターのQちゃん、腐れ縁の先輩ライター手塚、調査室の富田林先輩、そしてL1課のベテランエディター石上女史
水分村につくられた物語の舞台は村につながる唯一の吊り橋が壊れてお約束どおりクローズドサークルになり、第一の殺人が起きてしまう...
青い鳥文庫で大人気の作家による大人むけ“新感覚”本格推理小説のシリーズ2冊目、講談社の新レーベル「タイガ」から
遊びゴコロ満載で、清志郎や恭助、クイーンで育った“元子どもたち”必読!
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危険なメタブックがテーマですが、ちょっと焦点がぼやけちゃった感じかな。あと、クローズドサークルにこだわりすぎでは。
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物語を現実世界に出現させるディリュージョン社には、関わった者を不幸にする呪われたメタブック『あなたと二人組』がありました。これを書いた登呂井隻は、その後自殺したと考えられていました。
今まで『あなたと二人組』をリーディングしたいという依頼は断っていましたが、有名超常現象家北野純次からの依頼だったため、L1課の九(Qちゃん)と石上さんはリーディングすることになります。そして、呪いなんてありはずないと言ったM0課の森永美月と、手塚さんも、この仕事を助けることになります。
リーディング中、水分村への橋が塞がれたり、富田林先輩が死んでいたりと、何者かがリーディングを妨害しようとしてきます。また、登呂井と思われる人物も現れます。『あなたと二人組』の呪いとはなんなのでしょうか。
書籍とメタブックの違いを生かしたミステリで、メタブックの恐ろしさを感じられました。
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テンポが良い。森永のとっさにでてくるサバイバル能力をはじめ、何がでてくるかわからない楽しみがある。今回はメタブックそのものがミステリの要因だったので、リーディングのためのディリュージョン社の凄さみたいのはそれほどなかった。
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自分が小説の主人公になれる? 物語世界をリアルに体験できるエンターテインメント「メタブック」を提供するディリュージョン社。新入社員の森永美月はある日、自殺した作者が最後にのこしたと噂される『呪われたメタブック』の存在を知る。その物語は読んだ者に不幸な出来事をもたらすという。誰もが関わりたがらない中、怖いもの知らずの美月は呪いの正体を暴こうと奔走する!
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芦田愛菜ちゃんが好きと言っていたはやみねかおるさん。初めて読みました。
こちら、ティーンズ用のライトミステリーといった感じ。
自分が小説の主人公になれ、物語世界をリアルに体験できるエンターテインメント「メタブック」を提供するディリュージョン社という会社が舞台。
ある日、呪われたメタブックの存在を知り、新人エディターの森永と先輩ライターの手塚らがその謎に挑む。
ちょっとライト感が強すぎて正直ダメだったかなぁ。
今度は、愛菜ちゃんが紹介していた「都会のトムソーヤー」を読んでみようと思います。
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前作に引き続き、個性的な登場人物たちの掛け合いが楽しい
人によっては「軽さ」と感じるかもしれないけど私は好きだなあ〜
それだけに後半のある展開は予想はついててもゾワっとさせられた
メタブックの呪いと自殺した作者の幽霊……1つ謎が解けたと思ったら再び新たな謎が浮かんできて、ミステリとしてもとても楽しめました