紙の本
コンピュータの基礎の基礎がわかる
2021/04/26 04:13
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投稿者:ばやけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンピュータの最も基礎的なことについて、とてもわかりやすく書かれています。
コンピュータってそもそもどういう原理で出来ているんだろう?と疑問を持った方は、まずこの本から読み始めると良いと思います。
巻末にはブックガイドがついているのも良いですね。
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神様のお告げを受けて妖精の国から人間の世界にコンピュータについてまなびにきた妖精さんに、人間の理系男子学生くんがやさしくおしえる対話型入門書。小学生のプログラミング入門から文系でパソコンはブラックボックスというひとまで。
数字の歴史から始まって、数字で情報を表すこと、電気で計算を表すこと、そしてプログラミングとはなにかまで。このお勉強を経て妖精の国ではぶじコンピュターが完成したけれど…という後日談までなかなか行き届いた内容。
おすすめの参考文献のひとつとして安野光雅&野崎昭弘『石頭コンピューター』(日本評論社)がはいっているのがうれしい。
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川添愛にはずれなし!この本の章立ては以下の三つ。
① 数字で情報をあらわす
② 電気で計算をあらわす
③ プログラミングとは?
①と③はユーザー感覚でなんとなくわかっても、②があいまいなので結局ブラックボックス感を拭えない、という私に向けて?、「妖精がコンピュータを作ってみる」というあいかわらずメルヘンな設定とゆるいイラストとで盤石に解説してくれる。説明に使う材料はというと。
二進法
豆電球と電池の回路
電磁石→スイッチのオンオフ。これが真空管、半導体につながる歴史も解説。
真偽の論理式→Aがうそつきなら、Bは、云々。論理学と数学の融合の学術史もカバー。
おお、基本ぜんぶ小学生の学習指導要領の範囲内。
この本の結末で、妖精の国に無事コンピュータが出来上がるのだが、「みんなが『もう勉強は要らないんじゃないか』って言い始めたんです。」(P168)。
うーむ、我々が陥りかねないディストピア化を予言しているような・・・。
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面白いなぁ。すごくわかりやすいし。
最近話題になった三角関数不要論とかいうしょうもない考えについても答えているよ。やっぱりおかしいよねって。
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たぶん、これ以上やさしくは説明できないであろうと思われる……でも、私には難しいけど……書体デザイン、紙面デザインがうまくて読みやすい、よくできた本です。
図書館は買い!
2019/03/15 更新
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20190331 システムインテグレーター系の会社で仕事をしてきたが結果からしかコンピュータを理解していなかった事が分かる。仕組みはどうせ難しいのだろうという思い込みを変えてくれた。早いうちに読んでおく本だと思う。
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『働きたくないイタチ』が面白かったので読んでみた。相変わらずユニークなキャラクターが軽妙なトークで、難しい内容を説明してくれる。チューリングマシンの概要がなんとなくわかった。しかし私が妖精だったら、何万年経ってもコンピュータは作れない。
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青年と妖精の対話形式によるコンピュータができるまでの歴史についての本。
エジプト数字を初めて知ったのだけど、イラストみたいで面白い。描くの面倒くさそうだけど、なんでこんな絵みたいな文字になったんだろう。
後、アラビア数字はもともとインドで発明されたという話は面白かった。インドからアラビアに伝わって、そこから世界に広まったからアラビア数字と呼ばれてるらしい。インドかわいそう。
そういえば、プログラム内蔵方式のコンピュータのことをノイマン型コンピュータということがあるけど、この方式を考えたのは、フォン・ノイマンではなく、一緒に研究していたエッカートやモークリーという人であった可能性があるらしい。極秘の研究だったのに、ノイマンが勝手に自分の名前で発表したのだとか。ノイマンひどいな。
そういえば、アナログとデジタルの話の中で、アナログのレコードの溝なんかは壊れてしまったり形が変わったりするけど、デジタルな情報は基本的に「数字」だから失われにくいと書いてあったけど、中にはCDは酸化してダメになるのに、レコードは無事という人もいるらしいということは書いておきたい:https://togetter.com/li/1321431
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コンピュータがどのような仕組みで動いているのか、前々から興味があって読んでみた。
電気信号やプログラミングを二進法に変換してコンピュータが動いているというのはなんとなく分かった。しかし、実際にコンピュータを作ってみろと言われても、到底できる気がしない(笑)
少しはタメになったけど、自分にとってはブラックボックスのままですな。
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コンピュータの仕組みをその歴史と絡めて説明してある本。
青年と妖精の対話形式で話が進むのに加えイラストも非常に可愛らしいので、堅苦しく学ぶというよりもリラックスしながらさっと読めるという点でも素晴らしい本でした。
これからの時代のことも含めて考えると、コンピュータに興味が出てきた人だけでなく、小さい子供をお持ちの親御さんが教養として理解するために読む本としても最適かと思われます。
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「プログラムはなぜ動くのか」が難しすぎたため、もっとやさしい内容を求めていたときにKindle Unlimitedのおすすめに出てきた。
ディレクターやデザイナー、理工学部などを出ていない文系エンジニアにとてもおすすめ。
ただしかなりやさしい内容のため、この最後でも語られているとおりこの本をとっかかりにさらに詳しい本を読むための入門の入門編のような位置づけになっている。
それでも流れは理解できるし、難しすぎて挫折することもないので、もっと詳しく知りたくなる良書。
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歴史から、コンピュータの仕組みがざっくり分かる。まず、数の数え方の歴史から入って、論理学、ブール代数、半加算器、全加算器の考え方、リレー、真空管、半導体による演算のざっくりした仕組み、CPUの仕組みまで優しくまとめたのはすごいな。と素直に思える。
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これを書いた人は天才でしょう!コンピュータを可能にした原理や技術を数学や論理の世界にまでさかのぼってわかりやすく面白く解説してくれる。
今時コンピュータ(パソコンとかスマホと思ってもいい)の恩恵を受けるだけならそんなこと知る必要は全くないけど、何か作ろう何か生み出そうと思ったら原理を知っていると違う。しっかり固い基盤の上でジャンプするか、フワフワのクッションマットの上でジャンプするかの違い、というイメージ。
本書はアラビア数字の位取り記法からはじまるくらいさかのぼるんだけど、それが今度は数学の理解を立体的なものにしてくれるようにも感じる。
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イラストがかわいい。
たしかに、わかりやすい。でも、結局コンピューターがどうやって動いているのか、わかったようなわからないような……
コンピューターについてのはじめの1冊としては、おすすめだと思います。小学校高学年くらいにも、いいかも。
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数学は赤点、コンピュータの基礎を知らない私にも分かりやすく、スッと頭に入ってきた。
そもそもコンピュータって何で計算できるの?プログラムをどうやって処理してるの?の基礎が分かりやすく解説された本。
コンピュータは数学だけでなく物理学、論理学など色々な考え方と人によって出来上がってきたんだと知りました。
個人的にはあとがき(後日談?)が一番好き。
なんか知らんけどパソコンってすげー!プログラムすげー!と思ってる人は必読。