紙の本
グランデ
2019/05/25 22:09
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オードリーの若林さんのエッセイ集。
雑誌「ダ-ヴィンチ」に2015年8月から2018年4月まで連載されたものをまとめた第一章と、書き下ろしの第二章で構成されています。第二章が思いのほか長いです。
ただ、エッセイの一作目よりインパクトが落ちる感じがしました。
電子書籍
よかった
2021/05/16 10:44
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投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常の何気ない出来事をつねに細かく見ている人なんだなあと思いました。ちょっとしたこともこだわって、考えて自分なりの考察を欠かさない、そんなスタンスが読み取れます。
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【オードリー若林、おじさんになる!】極度の人見知りを経て、著者はいかに立派なおじさんになったのか。雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載に、書き下ろしを加えたエッセイ集。
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彼は僕にとって、ある種の一縷の希望の光なのかもしれない。
「自分の正解」
他人の正解に置きに行くと、例えばその場に人数が多い時に、どの人の正解に置きに行っていいかわからなくなる。
p25
「野心と欲望」
そして何より野心や欲望は衝動だから、自然に湧き上がってくるものであって、「持て!」と言われて持てるものではない。
ただ、なぜ相談もされていないのに「野心や欲望が無いとダメ」と他人に言いたくなってしまう人がいるのだろうか?
自分の生き方に自信が有り過ぎるのだろうか?
それとも、無さ過ぎるのであろうか?
p34,35
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やっぱり若林が好きだ。
終盤の「体力の減退」と「あとがき」がとてもじんわりきた。
P193あたりの、モノ作りに励む人のモチベーションに劣等感を抱く話は「あ、やっぱりそういう感覚にさいなまれる人っているんだな」と。
たまに酒飲んだ時にそういう話を吐露しても、「いやーがんばってるじゃないですか」って方向違いの励ましを貰うことがあるんだけど、そうじゃないんだ。
そうじゃないって思う人がいることにホッと安心した。
この本がそれなりに売れて、若林に共感する人がそれなりにいるってことは、そういう感覚を共有できる人がこの世の中にはちゃんと一定数いて、わたしは別にそんなに変わった人ではないという安心とモヤモヤをこの本はほどよく提供してくれた。
若林の書く文章が本当に好きです。
これからも書き続けて欲しい。一緒に年取りたいわ笑
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やっぱり好きです。本人も書いている通り、前作より纏まりがないのは確かですが、それがまたいい。若林さんほどではないけど、分かりやすく生きられない私にとっては丸くなった若林さんが嬉しくもあり。自分も素直になっていけるかなと思わせてくれます。
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2015年8月から2018年4月まで雑誌ダヴィンチに連載されたエッセイと書き下ろしのエッセイの2部構成。
著者が心の中でぐるぐる考えていることがまとまったり、まとまらなかったり、しながら正直に書き記されていて、一緒に色々考えたり迷いながら読んだ。
若林さん、すごく考えすぎで、そこが共感できた。色々な考え方や物の見方にチャレンジしているのも伝わってきて、たぶん、めんどくさい人とか真面目すぎと世間で言われてしまうのかな。私は自分を見ているようで、嬉しかったり、チクチクしたり。
西加奈子さんと話して、自分の話を共有できる女性がいることを発見したエッセイが好き。
他人を否定的に見ないで、肯定すると、自分も肯定できる。というナナメの殺し方は腑に落ちた。
悩みながら生きる人へ。
答えはないけど、ヒントや励まし、考えるきっかけをくれる一冊。
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途中で読むのを辞めなくて本当によかった。
あとがきにすべてが詰まってる。
不器用でしょうがない。
スタバで「グランデ」って言えない。
なぜ上司にお酌をしなければいけないかわからない。
イルミネーションに感動できない。
周りをバカにしてるんじゃない。
そんな自分が「異常」なんだ、と。
他人の評価が気になってしょうがない。
考えすぎ、なんてわかってる。
考えすぎない薬があるなら飲みたいくらいなんだ。
矢印を自分にばかり向けすぎるのは
しんどい。
大人になる過程で、きっと気にしなくなっていく。
克服したわけではないのに。
でも、それができない人もいる。
いつまで「自分探し」してんだよ、と思う自分と
その不器用さも理解できるから、胸が苦しくなった。
ネガティブは「有り余る体力」だ。
でも、自分のポジティブで
人を傷つけたこともあったんだろうな。
印象的なこと
*モンゴル人は「ストレス」がピンとこない
「馬が5キロ先にいて戻すのがめんどうなことか?」
*しくじり先生の総まとめ
「苦言を呈してくれる人を大切にする」
*自分の瞳孔が開くくらいに
ワクワクすることをやる
不器用だった自分が
少し器用に生きれるようになった今、
胸が熱くなる本だった。
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誰かが勝手につくった「幸せ」を求めずに、力を入れずに生きることを肯定してもらえた気がした。
印象に残ったのは、あとがきの「合う人に会う」という言葉。
合う人を探さないといけないし、合う人には会わないといけないし、合わない人には会わなくてもいい。
わたしが青森の舞台で見た若林さんは完全なスターだったけど、きっとあの輝きはこのモラトリアムがあったからこその輝きだったのかもしれない。
この間のラジオの中で、誰のためにこの仕事をしているのか分からなくなると話されていたけど、若林さんの言葉や生き方に励まされている人は、たくさんいます。
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セーターがチクチクすると訴えて「チクチクしない!」って怒られるの、なんて可哀想なんだろう。
同じ服を着て、チクチクする人もいればしない人もいる。
しない人が大半だとして、少数のチクチクする人に我慢を強いるのは乱暴だ。
少数だってだけで軽んじられていいはずない。
話が飛ぶけど少子化の問題だって。
2人以上産め、とか提言するのは簡単。
でもそのとき、対象とする人たちの人生を想像してるだろうか。
理想の未来を描くにはまず、目の前の現実に寄り添ってほしい。
自分もなるべくそんな人間でいたい。
若林さん、こんなに自分の悩みや辛さ、憤り、疑問を明確に言語化できるなんてすごい。
本当にずっと、自分と向き合ってきたんだ。
しんどかっただろうな。
気の合う人と過ごしたり、趣味を楽しんだりして、穏やかな時間をたくさん過ごしてほしい。
偏頭痛も良くなることを祈ってます。
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他人の目を気にしてる人は、それに比例して周りを馬鹿にしてるって話は、ほんと腑に落ちる。わしもそうだわ。
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まえがきから
どうやら、私も共感するということは相当めんどくさい人間のようだ!
毛はチクチクするし、意味を持たないことはどうもしたくない派だ
自分探しをする人は社会探しもしなくてはならない、と若林くんは書いてある、そういえはクラス替えの度にいつも、自分の居場所を探していた。
今はどうだろう?
そんなことをおもいながら、読みました
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自分の様な、30代後半の男性には
特にじんわり共感できる部分が多かった。
10年早かったら、また全然違う風に読めるんだろうな。
まえけんさんとの話が好きです。
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読んでいる途中で、共感して何度も泣きました。
・生きにくい
・自分はなぜか人と同じにできない
・伸びやかになれない
・自分で自分をしばって不自由だ
そう感じている人には、刺さる言葉がいくつもあるのではないでしょうか。
自分は人とは違っている、と悩んでいるのは自分だけじゃない、とわかるだけでも救いになります。
いま私は30過ぎで「この歳になっても人と同じになれない自分」に絶望感がありましたが、この本の「自意識過剰な人間は歳をとると楽になる」という記述を読んで、歳をとることに希望が持てました。
変わらない自分を一度受け入れて、変われることを楽しみに待ちたいと思います。
自分の好きなこと、周りの人のいいところを私も書き出してみたいです。
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ラジオで毎週オードリーらしいトークをしてくれている姿を追っていくと、このような心情で日々を過ごしていたからこそ、あのトークが生まれていたのかと感じた。
所々出てくる「相方」の文字が、春日さんに対する信頼や、自分にないものを持っていることに対する尊敬の思いが隠れているのではないかと考えた。
読み進めていくと、毎日頭で考えていることや、自分が悩んでいたことに対する答えや、やり過ごし方も書いてあったりして、少し楽になったような気がする。
あとがきの最後の方に書いてある一文が、個人的に一番印象的だった。