紙の本
お気に入りの服が可愛く直せる!
2018/11/12 00:28
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金柑露 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダーニングマッシュルーム付きの野口光さんの本を買って以来、靴下のダーニングばかりしていました。先日、お気に入りでよく履いていたジーンズの膝が破けてしまい、どうにかならないかなと悩んでいたところ、デニムにダーニングのページを見つけ、これは試してみる価値あり!と本を見ながら挑戦。デニムは1番ダーニングが合うという野口さんの言葉通り、あら可愛い!という仕上がりに。新しいジーンズを買わずに大切に履けるのがとても嬉しいです。ひとつひとつ、ダメージの原因と使った糸の説明などがあるので、参考になります。
穴を見つけてはガッカリしてたのに、今では穴!引っかけ!どの色の糸でダーニングしようかな?とワクワクします。
外出先でも穴が空いたセーターや、デニムを見かけるとゴマシオからの、こうしてこうやって…と縫い方を考えるほど。丁寧にきちんとすることも無く、逆に歪んだラインが味が出て可愛いダーニング、わかりやすい写真と説明で楽しめる1冊です。
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「使い捨ての時代」と言われるが、皆が皆、好んでそうしているわけではあるまい。
使い捨てたくはないが、
直し方がわからない。
技術がない。
うまくできない。
センスがない。
だから仕方なく捨てていた人も少なくないだろう。
昨今のダーニングブームは、その証のように思われる。
ダーニングというと、洒落て難しくも聞こえるが、
darning =「つくろいもの」である。
穴のあいた靴下、セータ-、ひっかけたブラウス・・・・・・
見つけたらがっくりしていたが、
ダーニングを知ってから、私はへこまずにいられるようになった。
むしろ、楽しみにさえなったのだ。
生地の色と糸の色を一致させる必要がない。
技術はつたなくてもいい。それも味、魅力になる。
センス? できあがれば、すべて個性となる。
さらに、ダーニングマッシュルームという、なんとも愛らしい道具を使えば、
糸や生地がつることもなく、いらぬところまで縫ってしまうこともなく、
効率よく針を刺すことができる。
ネットなどなどでやり方を検索しつつ行っていたが、この本はよかった。
『愛らしいおなおし ダーニングで大好きな服がよみがえる』野口光著
基本がわかりやすく説明されているし、
なにより、かわいいダーニングマッシュルームがついている。
この1冊のおかげで、私のつくろい技術は間違いなく向上した。
しかし、いまいち自信に欠けた。
この穴に、このひっかけに、この手法は向いているのか?
もっと他のやり方がよいのではないか?
糸はなんでもいいというけれど、それでも、なにかお薦めの太さ、材質があるのでは?
色合わせの参考写真がもっとほしい・・・・・・etc.etc.etc........
針を刺すたびに沸き起こる、そんな欲求の数々に応えてくれる1冊が出た。
『野口光の、ダーニングでリペアメイク』
靴下の穴、セーターの穴、ひっかけ、かぎざき、シミ、色あせ、
デニム、子ども服、クッションカバー、椅子のカバー・・・・・・
なんて参考になるのだろう!
おかげで私は、自信をもって、椅子の座面をダーニングすることができた。
ダーニングのあれこれについて、興味深いエピソードもあった。
英国では、中流階級以上の人々の間でも、教養としての手習いのひとつだったという。
また、戦後の物資不足の時代には皆に推奨されたとか。
ミス・マープルは庭仕事の後、見つけた穴につくろいをし始めたかもしれない。
フレンチ警部の日用着には、妻エミリーの針の跡がいくつもあるだろう。
ワトソン夫人は、下宿人の帰宅を待ちながら、ティータオルをつくろっていただろうか?
ダーニングの針を進めながら、英国ミステリの数々に思いがゆく。
著者のダーニングの本は、2冊ともそろえるのも方法だが、
2冊目のみであっても、存分に助けになると私は思う。
専用のマッシュルームはいっそ無くてもよいし
(代わりになるものの例も写真つき���載っている)、
別に購入したっていいのだ。
著者オリジナルの商品の他にも色々ある。
糸選びと同じように、お好みのままに。
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日本人が忘れてしまった物を大事にする心。
遊び心もあり、詳しく書かれているのでトライしてみたくなる。ダーニング用キノコを買わなくても住む方法があれば…。
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先日ダーニングのムック本を買ったのだが、ダーニングについてもう少し知りたいと思ったのでこちらを手に取ってみた。ムック本は、どちらかというとメインはグッズ販売で、使い方の冊子はおまけのようなものであるが、これはダーニングについての本格的な本。
冒頭の、イギリス人のセーターのダーニングに圧倒される。ちょこっと繕って、傷んだ衣類を生き延びさせるような次元ではない。自分ではこんなには絶対にやらないけれども、すごいと思う。
肝心のダーニングだが、やりかたはいろいろ、使う糸も毛糸や刺繍糸だけでなく、刺し子用の糸や麻の糸まであって幅広い。お決まりのソックスやニットのダーニングだけでなく、ジーンズのダメージ補修(流行としてはダメージはそのままだろうけど)、擦り切れた袖口やインテリアグッズの補修まで、幅広く紹介されている。
擦り切れたり、ひっかけたりほつれたりで穴が開いてしまったお気に入りを処分しまったことが悔やまれます。もっと早く知っていれば、お気に入りの服を捨てずに済んだかもしれない。そう思う本です。
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興味本意で始めたダーニング。
繕ってまで着続けたい服があるわけではないけれど、繕ってみると着続けたくなる不思議。
ユニクロの着古しパーカーを、適当にちくちく。
擦り切れを探す日々。