中学生の男の子の妄想を小説化
2018/09/23 17:52
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤崎氏は、私が注目している作家の一人です。ひょんなことから時間をわずかばかり停止する能力があることに気がついた主人公が、秘密を知った同級生とともに、いじめ問題に対処している内にうちに、学校内で進行中の別の事件を察知。その解決に乗り出すが・・・という内容です。
全体的に、ややご都合主義的な展開で、中学生の男の子の妄想を小説化したという印象です。筒井康隆風のナンセンス青春小説と解すれば合格点でしょうし、私も嫌いではありません。ただ、今までの藤崎氏の著作と比較すると、残念ながら完成度は低いと言わざるを得ません。
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時間を止める能力に気づいた主人公が、高校で起こってる謎に立ち向かうミステリー。
時間を止める能力で思い浮かぶのが、あるAVのシリーズだったがキチンと登場してて笑えた。軽快な文章の中にキチンと伏線が散りばめられていて、なかなか面白い学園物語だった。
でも、展開や動機がやや強引だったのは残念。そんなことがあっても、こんなことしないでしょう!って思ってしまった。
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主人公の男の子が時間を止められる能力に目覚めるという設定に僕自身もいろいろな妄想を掻き立てられて楽しかったです。それと主人公の男の子の気持ちにとても共感できたのがよかった。
同級生の女の子や先輩、先生が男子高校生にはとても魅力的な存在だったのがとても良かった。(その分妄想も掻き立てられた。)
高校時代に好きだった同級生の女の子やヒロイン的存在だった子のことを思い出しました笑
まさかの展開過ぎたけど最後まで楽しく読めて面白かった。随所に著者の価値観というか考え方が散りばめられていて、それも良かったです。
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広義のミステリーだが、ちょっとSF的高校生青春物という感じ。高校生の生態や思ってることを明るく描いていて、年配の者は、ちょっとなつかしい気持ちにさせられる。
変顔をすると時間が止められるというのを主人公の笹森陽太が発見して、それを生かして日頃のHな欲望を満たそうとしたところ、いろいろないじめやとんでもない校内の陰謀を止めることになる。その辺りの描き方が上手いし、笹森と相田との友情もなかなかいい。
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コメディ風味のミステリ、謎解きよりもキャラの言動の面白さに重心をおいた作品。サクサク読める可読性の高さは、そう簡単に実現できない技術。
あと、高校生の生活が妙にリアルだった。今の高校が実際そうかは分らないけど、高校生活が遠い過去になったワシからするとリアルに感じられた。
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SF青春ミステリ?そんなノリで、しっかり伏線を置きながら繋げていき、かつ読み易い。お笑いの話題がちょこちょこ出るあたりも、藤崎翔ならではかなと思った。時間停止出来たとして、真面目にどうなるか考えたら結局こうだよね、というのは納得出来るし、その結果バディものになるのも展開として面白いし、序盤の展開からここまで広げるとは予想出来ない。
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藤崎翔先生の作品は、シリアスと笑いが絶妙なバランスで、コレ普通に考えたらグロイよな、って事も重くなりすぎないところがよいです。
そして、毎回笑える(大声で笑うレベル)
この本も楽しませていただきました。
ミステリ×SF。
藤崎先生の手にかかると、そこに笑いも加わり、絶妙なコンビネーションとなります。
登場人物全てに意味を持たせ、無駄のないストーリー展開でした。お見事!
ラストのシーンはまるでラブコメのワンシーンを見ているようで、「ププッ」となりました。
主人公に恋愛っ気がなかったので、ちょっと急展開な感じはしましたが、これはこれで青春ぽくて〇(まる)。
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ある変顔をすると時間が止められる事が分かった。高校生らしく時間を止めて女子の胸を触ろうとするが、そこにはいじめ告発の手紙があったり飛び出しナイフがあったりトラブルばかり。クライスメイトと協力してトラブルを解決しようと奮闘する。
ドタバタのコメディー感があるが一つ解決するとつぎが発生してとテンポ良く飽きさせない。
色々と御都合主義の部分はあるものの楽しく読めた。
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あれこれ盛り過ぎでふらふらした印象と、
万能キャラが全部説明してしまうので盛り上がらず。
元芸人さんらしく、豊富なコメディ要素も納得でした
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高校生が時間を止める能力持つ=そっち系かという話をライトにしたもの、でよいか。
そこで予想と異なることが起きていくわけだけど、青春物語スピンオフの範疇だろうか。
それにしてもクソ親父・・・。
105冊目読了。