紙の本
『扉子と不思議な客人たち ビブリア古書堂の事件手帖』
2018/09/27 19:04
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作(7巻)で描かれたシェイクスピアの古書にまつわる事件から7年がたち、栞子と大輔に娘が生まれ6歳になっている、という設定で本書(8巻)の物語がスタートする
眼鏡をかけていないこと、年齢が違うことを除けば、整った顔立ちや長い黒髪が栞子にそっくりなその娘、名を扉子という──その名前には、様々なことに興味を持ってほしい、たくさんの扉を開けてほしいという夫婦の願いがこめられている
表情豊かで受け答えもはっきりしているのは栞子の妹文香に似ているが、本にまつわることはなんでも知りたがるのは母に似ており、他の子どもたちにはまったく関心を示すことなく、友達はひとりもいなかった
この扉子に栞子が、本にかかわるエピソード(本編に盛りこめなかった話やそれぞれの登場人物の前日譚や後日譚)を語っていく
北鎌倉と大船の超ローカルな描写があり、ご当地本としてもたのしめる
黒木華×野村周平の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』は11月1日公開
紙の本
スピンオフみたいな位置づけ
2019/06/17 15:00
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~』を読みました。
7巻目までで、このシリーズは終わり、となっていたのに、この本が出ました。
あとがきによると、物語の「前日譚と後日譚」ということで、スピンオフみたいな位置づけのようです。
でも、ちゃんと話は続いていて、また続きが始まったような感じ。
終わっていないんなら、それはそれでいいことです。
今回も、本を読む楽しさが随所にちりばめられていました。
まだ読んでない本に出合わせてくれる。
けっこう重要な役割を担う『雪の断章』は、その後、ジュンク堂で見つけて、即、購入。楽しみました。
この作品、テレビドラマ化されたときは、原作のイメージと出演者のあまりのギャップにあきれて、見ませんでした。
映画版は、テレビよりずっと知性的になったし、黒木華はいい女優さんだけど、栞子のイメージとはちょっとちがうなあ。
じゃあ、誰がいいのよ、と言われると困るのだけど……。
紙の本
扉子ちゃんの読書病は遺伝
2018/12/11 17:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジロー - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビュー書くの遅くなった。実は出て即よんじゃった。このシリーズフアンの方多い
のはいわずもがな、レビュー関係なく次でるのがまちどおしい。
今回いろんなエピソードがでてきてたのしかった。
このシリーズのおがげで食わず嫌いの作品数冊読んでなるほど参考になった。
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2人の結婚後、7歳の娘に栞子さんが語る本にまつわるあれこれ。
あいかわらず、仲がよさそうで何より。
おしゃまで本好きな娘扉子ちゃんが可愛い。
『雪の断章』の章が好き。
映画化された時に母校でロケがあったのに、彼女の作品は未読。これをきっかけに読んでみようかな。
あの2人の語ったことがもっと分かるかもだし。
探している青い本、そういうことか、とついにんまり。
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2018/10/6 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2020/12/31〜2021/1/2
このところ恒例になっている年末年始のビブリア古書堂読書。今年も年を跨いで、新シリーズ1作目を読む。
大輔と栞子が結婚し、娘の扉子も6歳になった設定。過去の出来事などを娘に言って聞かせる、という作りで、四つの話が展開。扉子の今後が末恐ろしくも楽しみである。
やっぱり読書って楽しいなぁ。
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栞子と大輔の間に子が!!
扉子ちゃん。うーん苦手だなぁ。面白かったけど、扉子の利発さがわたしには鼻についた気がする。
無邪気なのになぜだ。
扉子に聞かせる過去の事件の短編自体は面白かった。
ただオチが弱い気がするなー。
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予約買いしたものの、期待し過ぎだったのか、読後感が弱い。
一気に時間が飛ぶのはよいとして、本に纏わる謎解き的なところが、このシリーズの魅力であり、斬新なとこだったのに、本作はなんか人物描写に寄っているような気がする。
それは、それで良いのかもしれないが。
シリーズものが長くなった時の難しさを感じた。
次作がでても習慣的に買ってはしまうかもしれないが。
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母親そっくりの娘にほっこり。内容は良くも悪くも変化なし。
あらすじ(背表紙より)
ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった―。女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる
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ビブリア古書堂の事件手帖シリーズの後日譚を、栞子が娘に話す形で進む。
7年後で扉子という娘が一人生まれている。
前のシリーズの方がおもしろかったかな。
結婚してラブコメ的要素もなくなった。
今後も続きそうな雰囲気があるが、また読んじゃうのだろうな。
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ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった--。
女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。
人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。
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【新章の扉が開かれる待望のシリーズ最新刊。】
ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった--。
女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。
人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。
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「ビブリア古書堂の事件手帖」後日譚、4編収録。
栞子と大輔が結婚して7年が経ち、2人の間には6歳になる娘・扉子がいる。
栞子が扉子に本にまつわる話を語る形式で、本と本の繋がり、本と人との繋がり、人と人との繋がりが描かれる。
全体的に良い話系。
扉子が個性的だった。
(図書館)
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そういえば、最後は結婚しておりましたね
そしてお子さんは扉子ですか・・・
ちょっと闇持ち栞子さん、すっかりお母さんですね
2つ目の話、とっても泣けました、
無駄なことなんてなかった・・・
子供の頃はなんでこんなことって思うことも
おとなになってわかるありがたさ
感謝感謝でございます。
久々に本で泣けましたねぇ
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人気シリーズ最新作。
文句のつけようがない面白さです。二転三転する展開にはらはらします。
資料をかなり読み込んで、ていねいに焙るように、構成を練ったことがうかがえる。
おなじみの人物の過去話を、栞子が娘に語って聞かせるというしくみのオムニバス。
印象に残ったのは、クリエイターの母親の話と、最後のライバル古物商との駆け引き。
善意あるものが救われる、あたりまえだけど、本で読ませてくれる世界はそうであってほしい。
本だけでなく、人とも関わってほしい、と願う栞子の母親らしさ、大輔の誠実さに救われます。
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発売日に本屋でたまたま見つけて即購入。
シリーズのその後を描いたもので、久しぶりに栞子さんと大輔くんの掛け合いが見られてよかった。シリーズほど推理に重点を置いた感じではなく、シリーズ最終話のその後を描いた感じで、ほっこりと読むことが出来た。
栞子さんと大輔くんの掛け合いはあまり多くなく、もう少し見たかったなぁというところで星一つマイナス。
話の中でまさかファイナルファンタジーVの「はるかなる故郷」が出てくるとは、少しテンションが上ってしまい、その後は頭の中で「はるかなる故郷」が流れながら、読み進めた。
シリーズの話に触れることがちょこちょこあったので、改めて読み返してみようと思うような作品だった。