紙の本
軽快な文章
2018/11/17 11:33
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンポの良い軽快な文章です。
気づかぬうちにどんどん読み進めてしまいました。
英語会話表現辞典 警察官編 は、是非読んでみたいす、他にもどんな職業用があるのか知りたい。
その他、様々な題材のエッセイがあり、楽しく読み終えました。
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柴田元幸のエッセイ集がちくま文庫から。
つい先日も新潮文庫から『ケンブリッジ・サーカス』が出たばかりだが、今回はちくま文庫。
翻訳家のエッセイは作家とはまた違った意味で面白い。
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いわゆる「柴田元幸アルバム」。この方の書籍は今までに結構読んできてはいるが、内容を殆ど覚えていなかったものや、初見(だと思われる)ものもあり、割と新鮮な気持ちで読み通せた。ただ、第5章「不明の記憶」にあるような、エッセイと創作の間を行ったり来たりしているような作品は、あまり面白いとは思えなかった。
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途中まではニヤニヤして読めて楽しい。警察官用の会話本は二回も登場していて、ネタとして重宝している感がある。終盤は、なんだか作家気取りの文章になり、それも似たようなプロットなので退屈した。最後にありきたりの出典紹介の前に、書かれた事情とかを補足しているのは気が利いている。
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言葉をめぐり膨らむ妄想。例文が異常に面白い辞書。「貧乏」と「貧乏性」の違い。名曲の斬新過ぎる解釈。そして工業地帯で育った日々の記憶。講談社エッセイ賞受賞作『生半可な學者』、ロックの偉人たちを愛とユーモアたっぷりに語る『ロック・ピープル101』収録作をはじめ、翻訳家として知られる著者が、1980年代から現在まで様々な媒体に発表したエッセイから自選した、文庫オリジナル決定版。(表紙裏)
知識を前提にしているエッセイが多く、面白いうんぬんよりも先に、自身の不足が痛感されました。
そして、エッセイ集となっていますが、後半1/4ほどはショートショートのようなお話で、いずれも時間に関係したもの。私は合わずでした。
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本のあとがきで、著者が収録作品について解説している、ということがごく稀にあって、私はそういうものを読むのが大変に好きなのだけど、そういうことをする作家はけっこう少ない。なので、本を読み終わった後、著者による解説があると分かると、たいていは嬉しくウキウキと読むのだけれど、この本に関しては、全然嬉しくなかった。正直、読み飛ばした。
というのも、本文が驚くほどおもしろくなかったから。特に小説形式のものは衝撃のワンパターンで驚いた。
著者による解説は、本文が面白くてこそ価値があるんだなぁ。
ずいぶん前に読んだ同じ著者の「生半可な学者」は、内容はもう忘れたけど、おもしろかった記憶があるからちょっと腑に落ちないのだけど。
強いて言えば、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルについての文章と、亡くなった教え子に対する追悼の「タバコ休憩中」は良かったな。
「タバコ休憩中」は、身近な人の死をお涙ちょうだいものにしてなくて、でも、喪失感がしみじみと伝わってきて、とてもとても好感を持った。
(CCRについては、私が単に好きだからおもしろかっただけかもしれない)
その他記憶に残った箇所:
・ポール・オースターは私はそれほど好きな作家ではなく、でも柴田さんの訳が好きだったから、出るとすぐだいたい読んだのだけど、内容はもはや全く記憶に残っていない。でも、唯一、記憶にあるのが、主人公が卵をうっかり落っことして割ってしまって男泣きするシーン。
それがこの本で言及されていたので、「ああ、その場面だけ、ものすごくクッキリと覚えてる!」と思った。
私の中ではポール・オースター=落とした卵に泣く。
・自分でもフォントマニアだなぁ、と思う時があって、提出物とかあると、PCに入っているフォントを全部試さずにはいられないのだけど(やたら時間がかかるので、自分で自分がかなり嫌になります)、同じことをする人がいるんだなぁ、と思って笑った。なんか安心した。