紙の本
『車夫3 雨晴れ』
2018/10/18 20:09
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある事情で高校を中退、浅草で車夫になった吉瀬走と、走をとりまく人たちを描いた連作短編集第3弾
新聞部の取材で力車屋をたずねた悩める中学生
車夫の夫との関係がしっくりいかなくなって悩む妻
仕事を続けるかどうか悩む先輩車夫
「オレたちの仕事は、人を笑顔にできるんです」
走のことばに、走との会話に、悩みでからまった感情がほぐれていく
《怖いのは、失うことじゃない。
本当に怖いのは、大切なものを見失うことだ。》
「許されざる者」では走の両親を知る人物があらわれる
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既存登場人物の掘り下げ、新登場人物も興味深げ、そしてラスト、走くんの新たな挑戦が始まる予感‥続編期待大!
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久しぶりの俥夫シリーズ。
走の父親の出奔にそんな理由があったとは。
今後走や仲間たちがどんな物語を紡ぎ出してくれるのか楽しみ。
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車夫シリーズ3巻目。
東京下町を舞台に、出てくる人達も不器用でも真っ直ぐで暖かい。読んでいて優しい気持ちになる話。
主人公吉瀬走くんの成長からも目が離せません。
そして、今回は、彼と彼を取り巻くメンバーそれぞれに新しい動きが出てきそうな気配が。
続きが待たれます。
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3で終わりかなー?
終わりっぽい終わりだったけど、まだまだいくらでも続けられそうな内容で、走くんの今後も気になる。
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車夫のシリーズ3作目。
3が一番好きかな。
過去の話を回収している(走の家庭を壊した父親の友人の話)、親方のポリシーを変えてまでの冷房の話など、シリーズで読んできたものには心動かされるお話が多かった。
ここのところ、いとうみくをわりと読んでいるけど、このまま児童書の世界で頑張ってほしいなあ。
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シリーズ3作目。
走も力車屋に来て2年。お客さんのエピソードの中に力車屋のメンバーの話も挟み込みながら話が進んでいく。今回、お父さんの話も出てきたけれど、結局両親と再会、という話はなかったな。
持って生まれた性質もあるだろうけれど、二十歳にもならない走はとても大人に感じる。この先どのように進んでいくかわからないけれど、将来に可能性が広がっていることにまぶしさを感じる。人力車、乗っていみたいな。
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続き、出るよね?
楽しみにしてます。
いとうみくさん作品で1番お気に入りのシリーズ。
力車屋とそれに関わる人々が織りなす短編集です。
走くんが少しずつ成長していく感じがとても良いのです。立ち止まっていないというか。
ブラインドマラソンが最後に少し登場して、
「朔と新」に繋がるのかな?そちらは未読だけど、俄然興味が湧きました。
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読後、今の自分を見つめ直すことができた。これからどんなことをしていきたいかも含めて。気持ちが前向きになれる素敵な本だった。