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農薬のことや医療のこと、水道のことなど日本へ密かに迫っている危機が多数あることを知る良い機会になった。
悲観的な話だけでなく、上記の問題を世界ではどのように解決しようとしているか紹介もしており、国民が問題点を理解し、闘っていくことが必要であるという認識を持った。
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国民の命や安全や暮らしに関わる基礎が解体され、外国にビジネスとして差し出されている。そしてそれは、絶え間なく届けられる派手なニュースにかき消され、流れていく日常に埋もれて見えなくなっている。
営利を追求する力のすさまじさ。組織やしくみが巨大化すると指数化する感じ。回り回って自分の首を絞めることがわかっていても、遠い先より目先をしのぐこと、になってしまっている。
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2023/05/14:読了
良い本だと思う。
まえがき の以下の文がすべて。
新自由主義とは、途上国からの搾取を、先進国の国民から搾取することで、そのための仕組みが、ここに書かれているようなものなんだろう。その露骨なものが、コロナだったりウクライナだったりするような気がする。
P6
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かつて経済学者たちが眉をひそめて問題視した「資本主義の社会的費用」は、今では取るに足らないことになった。このビジネスモデルは世界銀行やIMF(国際通貨基金)などの国際機関によって、これまで力の弱い途上国に強要されていたが、今やジェラルドのいうように、アメリカを始めアジアやヨーロッパの先進国でも、グローバル企業と癒着した政府から自国民に仕掛けられている。
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目次
まえがき いつの間にかどんどん売られる日本!
第1章 日本人の資産が売られる
(水が売られる;土が売られる;タネが売られる;ミツバチの命が売られる;食の選択肢が売られる;牛乳が売られる;農地が売られる;森が売られる;海が売られる;築地が売られる)
第2章 日本人の未来が売られる
(労働者が売られる;日本人の仕事が売られる;ブラック企業対策が売られる;ギャンブルが売られる;学校が売られる;医療が売られる;老後が売られる;個人情報が売られる)
第3章 売られたものは取り返せ
(お笑い芸人の草の根政治革命―イタリア;92歳の首相が消費税廃止―マレーシア;有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る―ロシア;巨大水企業のふるさとで水道公営化を叫ぶ-フランス;考える消費者と協同組合の最強タッグ-スイス;子供を農薬から守る母親達-アメリカ)
あとがき 売らせない日本
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読まない方がいい。
他の人も書いてあるように、危機感を煽っていて、読むと鬱になる本だ
知らない方が幸せな事もある
何より情報量が多くて疲れる
この本を読んで、政治や経済など自分の身の回りのことに興味や関心を抱き
自分の頭で考えて、更なる情報収集をすることで
物事の本質や裏側を理解する人が増え
更に投票行動や市民運動、購買行動などが変化したら
面倒だ
今だけカネだけ自分だけ、というのは人間の本質である
多くの日本人は近視眼的な自己の利益の為に動いている
その結果が、現状なのだから、この本を読んで共感する事は自己否定に繋がる
自己否定は苦しよ
嫌な事は避けよう
楽で楽しい事をしていた方がいいじゃない
他人と比較してちっちゃな自尊心を満たして、周りを気にして行動し、今ある富を失う事に怯えて生きる
そしたら人生なんとなく平和に終われるよ
もう一度言う、読まない方がいい。
読んじゃダメだ!
ダメだよ!
ダメ!絶対!
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やや偏った見方ではあるが、極めて示唆的であり、日頃考えていない部分や抜け落ちに気付かされるという意味で、本著の果たす意味は大きい。日本人の資産、未来が売られるというテーマに沿って、水、土、タネ、労働者、老後、個人情報と警鐘は多岐に。偏ったと書いたのは、例えばタネ。種子におけるパテントについては、日本側にも利用したい意向はあるが、そこは抜け落ち、あくまでモンサントへの脅威を綴る。結構。モンサントなんて、日頃考えてないから、そうした提議に意味がある。
読んで損の無い本。
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・「イラクにいる時、あの戦争がテロ撲滅じゃなく石油のためで米国民の生活を犠牲にして金儲けをしている連中がいると気づいた兵士たちがいた。俺たちは帰国してから、あちこちでそのことを訴えてきたけど、オバマ大統領が誕生すると有権者の多くはもう忘れてしまった。
今はマスコミのすさまじいトランプ叩きで、対立が激化した保守とリベラルはヘイトスピーチ合戦に夢中、他のことは全然見ようとしない。理由はよくわからないが、俺たちが訴えている<本当の敵>は、いつの間にか有権者の視界から消えてしまったよ」
・なぜわざわざ民営化するのか?
2300億円?
最初は100%市の出資でも、5年後からは民間も出資できるというのがどうもキナ臭い。
「大阪が水道民営化の実験場にされる」と警戒した平松邦夫前大阪市長は、「大災害が起きた時、ライフラインの復旧が公営でなく民営だと国の支援を受けられる保障がない。水道は民営化すべきでない」と強く反対、「生命の源、水を営利企業にゆだねてええの?」と題して市内で緊急集会を開き、市民にパブリックコメントの提出を呼びかける。
結局、民間企業が運営することで水道料金が上がるリスクや、企業側のコスト削減による水質悪化などの懸念が出され、大阪市の水道民営化法案は市議会で否決された。
・森林をよく知る小規模林業従事者は、山を極力削らない。
山の形状に負荷をかけない「自伐型林業」というやり方で、切った木材を工夫して並べ、巨大トラックでなく2トントラックに小さな運搬機を乗せてそっと運ぶのだ。
例えば徳島県にある、豪雨でもびくともしなかった自伐型林業の山が、日本にとってなくてはならない「防災」という安全保障機能の一つになっていることを、知っている人はどれだけいるだろう?
一般的な林業のように短縮計画で伐採・造林を受注するのではなく、自伐型林業は森林所有者から任された森林を、多様性を持つ一つの生態系として長期スパンで管理する。初期投資から少なくてすみ継続的な収入につながるとして、自伐型林業は今、全国にじわじわと拡大しているのだ。
・近年はネットの普及で、市場を通さず直接生産者から買う業者が増えて仲買人が職を失うケースも増えているものの、商店街と地域経済を守るこの公共インフラは、極めて民主的な「食の流通プラットホーム」として、世界から注目されてきた。
東京中央市場の中澤誠労組執行委員長は、卸売市場は「モノ」ではなく「人」を育てる場所だという。
<質の良いものを作る「生産者」を育て、
良いものを高く買うことで生産者を守る「卸業者」を育て、
品質を見極め、適正価格をつける目を持つ「仲卸業者」を育てる>
食品流通の権威である秋谷重男埼玉大学名誉教授が「近代の傑作」と呼ぶこの優れたシステムは、巨大資本が市場を独占しつつある今の世界では、極めて希少な存在だろう。
・安倍総理が「国家戦略特区」というドリルで次々に穴を開けている、教育、農業、労働、医療という分野が、全てをマネーゲームの道具にしたアメリカからの要望だからこそ、私たちは慎重に、今のアメリカ��リアルな現実を検証すべきだろう。
我が国の憲法第89条が、教育を公共のものと定めている理由が見えるだろうか?
「学校の民営化」を通してアメリカが失ったものは、単なる公立校の数や教員、教職員組合だけでなく、公教育が持つ「公共」という目に見えない資産だったのだ。
・選挙資金をオンラインで少額ずつ集めることの重要性を、五つ星運動の下院議員リカルド・フラカーロ氏はこんな風に表現している。
「大企業や多国籍企業から寄付を受ければ、彼らが議員をコントロールする。市民に支えられれば、市民が議員をコントロールする」
そう、五つ星運動が目指すのは、全ての政治家が「市民」にコントロールされる政治なのだ。
・ネットは異なる意見を排除する。人々が自分と違う意見に耳を傾けるためには、スマホの画面だけではなく、直接顔を見ながらの対話が絶対に必要だ。
だから彼らは、自ら市民の中に出て行った。
・だが、どんなに誹謗中傷されようとも、政治の結果は、常に歴史が証明する。
外資に国を切り売りすることを拒否し、内需主導に力を入れたマハティール首相の政策は、短期間に結果を出した。
アジア通貨危機の翌年98年に貿易収支は黒字になり、同年第4四半期にマイナス11.2%だったGDPは、99年第1四半期にはマイナス1.5%に、その直後の第2四半期にはマイナスを脱却し、プラス4.8%と驚異的に回復する。
同時期にIMFの要求をのんで構造改革をした韓国、タイ、インドネシアは、緊縮財政と高金利による不況で失業率が跳ね上がり、貧富の差が拡大し、政情不安を引き起こした。
・2児の母でパリの法律事務所で働くカミーユ・マルタン氏は、そもそも住民の命に関わるインフラ運営を民間企業に任せることに矛盾があったと語る。
「企業が第一に守るべきものは、株主と四半期利益です。公共資産である水道を民営化すれば、株主報酬や法人税を水道料金に上乗せし、利益を出すために水道設備更新の工事などは、極力後回しにするでしょう。
災害があれば、採算のとれない地域がまず真っ先に切り捨てられる。
でもこうしたことは、企業運営としてはごく当たり前のことですよね。生命や暮らしに欠かせない水道は、安く提供し続けるために<儲けなくていい公営>にしておかなければならないってことに、パリ市民がようやく気がついただけ。払った代償は高かったけれど、本当に良かったと思います。これ以上民間委託を続けていたら、もっと痛い目にあったでしょうから」
・食を外国に依存するようになれば、経済的に恵まれているスイスのような国でも、外交交渉で不利になる。国防意識が高いスイス国民は、そのことをよくわかっているからこそ、大人だけでなく子どもたちへの「食育」も熱心だ。
なぜ国産農産物を守らなければならないのか。
農家を守ると、スイスの美しい景観や気持ちの良い環境が守られること。
地産地消が共同体を守る仕組みについて。
そういう教育を受けた子供たちは当然のように、食料品店では高くても国産品に手を伸ばす。
チューリッヒ在住で3人の子を持つ栄養士ルカ・シュミット氏は、地元で採れたものを家族で食べることが,子供たちに自分の国を自分で守る、国防意識の入口になるのだと語る。
・2018年4月。「日本協同組合連絡協議会」は、農協や生協や漁協など、日本国内の全ての協同組合をつなぐ「日本協同組合連携機構」を立ち上げた。あらゆるものを「商品」にする「今だけカネだけ自分だけ」のビジネス論理の対極にある「協同組合」は、今後私たちが売られたものを取り返し国の未来を守るための、重要なツールになるだろう。
・高速の点で次々にやってくるニュースに慣れて、自分の頭で考えるのをやめてしまえば、「今だけカネだけ自分だけ」の狂ったゲームを暴走させ、足元が崩れるスピードは増してゆくだろう。
だが何が起きているかを知った時、目に映る世界は色を変え、そこから変化が始まってゆく。
水道や土、森、海や農村、教育や医療、福祉や食の安全……あるのが当たり前だと思っていたものにまで値札がつけられていたことを知った時、私たちは「公共」や「自然」の価値に改めて目をやり、そこで多くのものに向き合わされる。他者の痛みや、人間以外の生命、子供たちがこの先住む社会が、今を生きる大人たちの手の中にあることについて。
エミリアが言ったように、私たちの一瞬一瞬の選択が、未来へのギアを入れ直すのだ。
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時代評論
風邪をひいている最中でして途中読みです。
しかしながら、これは現代人必読でしょうよ!
令和元年12月9日
この本以降に…
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知らない間にどんどん日本の財産が売られていく。知らないより知っていた方がいい事がたくさんありました。
悲観的な内容ばかりでなく今後の対応策も著者として書き記してくれているので暗い気分にはならないのがよかったです。
一個人としてはどうしていくべきか、問われていると思う。
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知らぬ間に日本の水、海、農村、教育、医療、福祉や食の安全が蝕まれている。新自由主義の危険性に警鐘を鳴らすベストセラー。
ちょっとファクトチェックをしないと受け入れられないほど衝撃の内容。日本人が気付かぬうちに日本の資産、未来が海外資本に売られているという。それも自民党政権の新自由主義、経済特区、TPPなどを通して国民の知らぬ間に。
マスコミの「報道しない自由」が発動されているのだろうか。それは違うだろう。国民の求める情報ではないから報道されないだけなのだろう。
日本人、特に若い層の政治的無関心は続く。野党は良く良く与党について、無投票層を含めれば国民の2,3割の支持しかないというがそれは違う。無投票=白紙委任、ということになる。
本書では法令改正(改悪)が国民の知らぬ間に行われている事実を数多く指摘。自民党政権も問題だが野党は何をしていたのかも気になるところ。
これだけのネタがあれば、法令改正のデメリットを指摘し国民的な議論に巻き込むこともできたように思える。国会に国民のための未来に向けた建設的な議論を望みたい。
本書で日本の未来についてもっと関心を持つ必要があることを痛感した。そして若者がもっと政治に関心を持ち投票に行かないととも思う。
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知らんかった…日本、やばいんじゃない‼︎?
っていう、新自由主義による民営化のため弱肉強食の市場原理にさらされて危機に瀕する日本の資産をこれでもかと紹介。
でも、官僚っておれらにはわからない深謀遠慮があるんじゃないのかね…(あってほしい)
ただ、現場で困ってる人の意見は乏しい気がした。
取り上げてる全てのことを「民営化・市場原理・グローバル資本主義」みたいなスキームに無理やり当てはめてる感も、ある。
読んでるこっちは知らんことばかりだから鵜呑みにはできん気もする…
ただ説得力はあって、日本ヤバイ!感満載になれます。
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これも衝撃的な本だった。絶対に今読むべき一冊。
確かに人口減の日本では、自治体で対処できない問題が多い。
水道、漁業、林業、農業、酪農。
これを「民営化」の名の元に解体され、すべて切り売りされていく。
そもそも「水道」は、確かに日本の水準が高すぎた。
蛇口をひねれば飲める水が無尽蔵に出てくるなんて、世界の中では超が付く希少価値だ。
これは真面目な日本人が手に入れた大きな財産だった。
だからこそ逆に維持費に莫大なコストがかかっていたという。
これを民間に負担させようというのが狙い。
赤字公共事業を民営化することで、健全経営化を計るという主旨だ。
しかし実態は赤字の自治体はほとんどない。ほぼ黒字なのだ。
これをわざわざバーゲンセールのように民間に売るという。
(そもそも「黒字事業を売る」なんて、みすみすお金を差し上げているようなものだ)
しかもその販売先は、世界の水道事業を請け負っている外資系企業「ヴェオリア社」が行うという。
つまり日本のお金が世界に吸い取られていくのだ。
そもそもの考え方がおかしいのだ。
水道は特にユーザにとって「選択肢」が全くない。
「こちらの質と料金が悪いから、他社に乗り換える」ことは絶対にできない。
つまりヴェオリア社の決めた値段で買うしかないのだ。
なんでこんな事が起こっているのか?
「水」問題は、ほんの一例だ。
同様に、漁業、林業、農業、酪農、労働力、土地、すべてが値札がつけられて切り売りされていく。
マスコミの問題は非常に大きい。
社会問題をきちんと視聴者に届けているのか?
営利主義が当然になっているが、もっと大事なことがあるのではないか?
そんな事を改めて考えさせられた。
(2018/10/10)
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衝撃的でした。
私の頭ではまだまだ理解できてないことも多いですが、
このままではいけない、と気付かせてもらえる本です。
水源が外資になるということは、その国と戦争なり喧嘩になったら丸っとその地域の水が止められてもおかしくないということ???と怖くなりました。
生活に密着しているものなのに、食べ物に関しても種から、遺伝子からちゃんと知らなければいけないと思いました。
オーガニックとはどういうことか。
アレルギーに悩む大人も多い。
利権重視の政治家に未来はないというふうに市民が動き出さなくては。
昨今の政治家を見ていても痛感させられます。。。
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前回の「民主主義は終わるのか」に続き、政治色の強い本を読んだ。
こちらは「ルポ 貧困大国アメリカ」などでベストセラーを叩き出した堤未果さんの著者。旦那さんはあの薬害エイズで一躍有名になった参議院議員の川田龍平さんとのこと。
私がこの人の本に触れるのは初めてだが、内容をざっくり言えば、グローバル社会の進展、行政の効率化・民営化という耳ざわりのいい言葉の裏で、利益の拡大を狙う大企業や多国籍企業と、その言いなりになり規制緩和を進める日本政府により、我々の生活に欠かせない安全や安心がどんどん脅かされているという話。多少デフォルメされて大袈裟に書かれている部分もあるかもしれない(もしないとすれば日本はかなりヤバイ)が、それにしても由々しき事態であることに間違いはない。
そして何よりも問題なのは、こうした国民に不利益な情報は我々が普段気軽に接するテレビや新聞といったメディアからはほとんど語られることはなく、知らず知らずのうちに一部の人間たちによって安全・安心が奪われていっているということだ。
こうした情報はこの手の本を買って読むなど、情報をこちらから取りに行かないと接することができないが、多くの国民はこの娯楽の多い現代にあって、わざわざそんな面倒なことはしない。
国民がそうやって怠け、文句だけをただグチグチ言っている間に、権力者や有力者たちは着々と自分たちの有利な社会を
作りあげているのである。昔の政治家はまだ国民の声を聞くふりぐらいはしたものだが、今の政権はそんな素振りもなく、あからさまに自分たちの利益のみを追求している。それもこれも、国民の監視に全く脅威を感じていないからに他ならない。
こうやって日本はハリボテだけの民主主義の陰で、かつての封建主義のような時代に戻っていくのかもしれない。
最後に本書に出てくる、スペインの方が著者に言ったセリフを。
「国民はいつの間にか、何もかも「経済」という物差しでしか判断しなくなっていた。だから与えられるサービスに文句だけ言う「消費者」になり下がって、自分たちの住む社会に責任を持って関わるべき「市民」であることを忘れてしまっていたのです。」
日本人が「市民」であることを思い出す日は来るのだろうか。
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文字通り、日本の水道事業などの様々な事業が民営化することによる危機感を訴える一冊。
外国との比較で読みにくい部分もあったが、内容自体は説得力があった。
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国土の土地、水、木、海、山、建物、会社など日本の資産がどんどん持っていかれる危機にもっと日本人は感じてほしいという内容だと思いました。知ると知らないでは大違いですね。