有名な音楽家の人生が見えます!
2018/12/11 18:29
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちの誰もが知っている有名な音楽家の驚くべき人生を描いた書です。例えば、ハイドンはもともと音楽召使として仕えていたのですが、30年召使を務めあげた後、フリーになって大成功をしたのです。また、モーツァルトは当時としては命がけだった馬車の長旅の結果、大成功を収めたのです。こうした信じられない音楽家の人生が垣間見られる貴重な書です。
タイトルがすごいクラシック入門
2019/02/05 01:49
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投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
この短い尺で、「クラシック音楽」をバランスよく語るなどということはそもそも無理な話であるし、もとよりそんなことは期待していない。(中学、高校の音楽の教科書でさえ、作曲家紹介で代表作がそれじゃあないだろうと思う作品が挙げられていることはよくある話ではないだろうか。)
むしろ、現役の演奏家や音楽評論家によって語られるクラシック音楽の解説書が多い中、オーケストラの企画・広報サイドというユニークな立ち位置の著者が「全史」、「教養」というような香ばしい大文字のタイトルを付けてダイヤモンド社から出す「クラシック音楽」とはいかなるものか。この1冊だけを読んだおっさんたちがクラシック音楽観をどう歪めていくのか、という怖いモノ見たさもあって、ついつい手に取ってしまった次第である。
読んでみて「うーん」という感じ。基本的にオーケストラ中心である。テレマンとか、ショスタコーヴィチあたりが詳しいのは今どき感があるかも。
ただ、無理に「教養」味を出そうと、ざっくりな歴史的背景の説明がWikipediaっぽくなってしまっていて少し残念な気がした。
著者がビジネス界の人でもあるせいか、歴代の作曲家が、音楽でどうメシを食ってきたかという金のにおいが通奏低音のように流れていて、強いて言えばこれが本書の特徴かもしれない。音楽のマネタイズはけっこう切実なテーマではある。
ところで、巻末に「最初の1曲として聴きやすい」とは到底思えないクラシック音楽入門者向けおすすめ曲10選が掲載されているが、これはおっさん達に向けた悪い冗談ではないかと思う。
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2018年大阪梅田紀伊国屋書店「秋の芸術フェア」で
店頭に並べられていた本。
クラシック音楽についてまとめられている一冊がほしいと思っていたので、迷わず購入。
年表を見て、あらためて十数年という極めて短い間に多くの天才音楽家たちが世に生きていたことに驚かされる。
音楽の歴史をそれぞれの音楽家の人生に照らし合わせて垣間見ることができる。久しぶりにクラシックのCDを聞いてみようかなと。
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音楽史に影響を与えた社会的出来事をも含めて、
クラシック音楽史を代表する人物を時系列に沿って展開し、紹介されている著書。
音楽史を深く理解するためには、
音楽史だけの理解では浅く、
世界に起こった様々な出来事をもおさえていることが重要。
ベートーヴェンは、
あまり人あたりがよくなく冷たい印象を持たれるが、実は元々は文学や哲学などの教養にも深く、難聴になる前までは好んで人と論議をしていたことがこの本では紹介されている。
ベートーヴェンの音楽史において革命的な偉業を成せたのは、彼が実は音楽のみではなく、様々な世界の事象を理解する教養があったからこそ、新しい音楽スタイルを作り出せたのだろう。
音楽で自分の気持ちを前面的に出し、今までの音楽形式を一転させ、フリーランスとして自由に活動をした、音楽業界の革命児ベートーヴェン。
その根底にあったのは、彼の教養力だったのだ。
音楽に携わる人ほど、音楽以外のことを学び
音楽に携わらない人ほど、音楽のことを学んだほうが良い。
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「読みやすい」というのが率直なところ。
「クラシック音楽とはなんたるものか」を論じるというよりかは「こういうことをちょっと頭の片隅に入れておくと聴くのが楽しくなりますよ」ということを意図して書かれたものだろう(何たるかを知りたいのであれば吉田秀和あたりの本を読めばよい)。
取り上げている作曲家も絞られていて、ショパン、ブルックナー、ラフマニノフはほぼ触れていない。
ソナタ形式の説明は分かりやすい。
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クラシック音楽の名だたる音楽家の歩みを当時の歴史とともに理解させてくれる。社会の中で、どのように音楽が発展してきたかを学べる。音楽家との接点は音楽室にあった肖像画程度の自分にとっても、わかりやすく書かれており、とても参考になった。
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東京フィルハーモニー交響楽団の広報渉外部部長がクラシック音楽の歴史について説明する。社会と音楽の連関した発展についてよくまとまっている。
巻末の参考文献も気になる。
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クラシックの基本的な歴史や特徴が上手くまとめてあって、自分の様な初心者には非常に取っ付き易い。
聞いたことがある名前や曲も、このように歴史や背景を知るだけで、視点が広がるし聴いた時の吸収力も遥かに違う。
何事も知識を増やす事の大切さを改めて感じられた気がする
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著者の出身大学が初耳だったので、調べてみました。
活水女子大学(英語: Kwassui Women's University)は、長崎県長崎市東山手町1-50に本部を置く日本の私立大学である。
1981年に設置された。大学の略称は活水、活水大、活水女子大。
かつては難関女子短大として知られ、特に英文科は1980年代には東京の明治学院大学、法政大学、武蔵大学以上の難易度を誇った。
大学全体:
大学名や法人名である「活水」は、『ヨハネによる福音書』4章10節の「活ける水によってサマリヤの女に天来の福音を説いた」とする記述に因む。
日本私立大学連盟に加盟している。
建学の精神(校訓・理念・学是):
活水女子大学の建学の精神として「知恵と命の泉、主イエス・キリストに掬(むす)べよ」が掲げられている。
これは、活水学院の創立者エリザベス・ラッセルの「知恵と命の泉、主イエス・キリストにむすべよ。女子に最高水準の教育を」との言葉に基づいている。
学風および特色:
1993年頃まで、パンツルックでの登校は禁止であった。
教員と特別な場合を除いて、男性のキャンパス内への立ち入りは禁止されている。
2014年度以降、学部1年生は、自宅での新聞(一般商業紙:朝日・産経・長崎・西日本・日本経済・毎日・読売のいずれか)の購読を義務づけられ、1年間、新聞スクラップの作成を行わなければならない。
同時に、教養教育カリキュラムが全面的に改正され、20名程度の「教養セミナーⅠ・Ⅱ」(各2単位)の履修が新たに必修となり、学部・学科混成の少人数クラスにおいて、大学で学習・研究を進めるために必要とされる基礎的な能力を身につける教育がおこなわれる。
2014年度から、国連アカデミック・インパクトの加盟校となった。
毎年、高校生を対象とした英語プレゼンテーションコンテストが行われており、国連の理念に関わるテーマが設定される。
教員養成学部はおかれていないが、教職課程での教育にも力を入れており、家庭科や音楽科、養護教諭など、採用数が少ない区分の教員採用試験にも合格者を出している。
また、神戸親和女子大学の通信教育課程を併修することにより、小学校教諭の免許を取得することが出来る。
(ウィッキペディアより)
なるほど、1981年にできた女子大学で、音楽部はさらに後の1993年という新設校だったのですね。
アカデミックな女の園という感じですが、首席卒業はすばらしい。
さて、本書ですが、まず世界に名だたる音楽家年表の中に、滝廉太郎と山田耕作の名前が出てくるのも違和感があり、日本では有名であっても世界的なネームヴァリューからいえば、残念ながら・・
巻末には、入門者向けのクラシック曲が10曲紹介されているのですが、もっと親しめる曲があるのにあえて玄人向けの曲を選んでいるように感じたのは、私だけでしょうか?
あとがきで、「私はこの本でうんちくを語るつもりはなく、日々お客様と接する中でよく尋ねられることを思い出しながらまとめました」とありましたが、学術書でもないこの種の本に必要なのは、作曲家の��身の生きざまや時代背景を知ってもらうことでその曲が作られた必然性といったものを感じてもらうことであり、だとすれば尚更うんちくを大いに活用すべきでした。
結局、読み物としても、参考書としても中途半端になっているのは残念でした。
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うんちくが浅く作曲家チョイスも少し同意しかねる。おすすめ10曲も今ひとつ。(あくまで個人的感想です)
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分かりやすくクラシック音楽の事が理解できる一冊。
教養ってこういった内容の本をたくさん読む事で培うことが、出来てくると感じます。
たくさんの音楽を聴きたくなった一冊でもあります
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忘れやすいので、備忘録代わりに。
普段は、仕事柄ビジネスパーソンと関わる機会が多く、このような話題は避けられないやもと思い、読んでみました。
内容としては、まずまずです。著者の方の人柄が滲み出ており、不快感もなく読み進められました。
本当に「ざっくり」分かるので、クラシックとは何ぞやを知りたい方にはおすすめです。
少し残念だったのは、俯瞰的な内容かと思いきや、偏りがあったことでしょうか。
著者の思い入れが強いのか、ベートーヴェンにかなりのページを割いています。
他の作曲家たちの紹介もありますが、これだけで教養を身に付けた気になるのは、危険かもしれません。
あくまでも、トリガーの役割を果たす導入書という感覚で、詳しいことは個人的に深掘りしていくのが良策だと感じました。
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タイトルと内容に差がありすぎ。各時代の作曲家や作品が網羅され、体系的に音楽史が解説される書籍を求めていましたが、完全な入門書です。誰でも知っているような作曲家が並び、ちょっとしたエピソードが載り、クラシックに親しむ機会を提供しようとするものです。中身にふさわしいタイトルにしてくださいね。
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作者が言うように、クラシックに触れる機会がなく、コンサートにも行ったことがない人を対象にした本。
そういう人の最初の一冊としてはなかなかのオススメ。
大まかな歴史が分かり、興味も持てた。
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音楽は聴くものであって、その曲の成り立ちとか作曲家とか何派だみたいなのはあまり気にしていなかったものの、こうして体系的にまとめられるとそれなりに面白くてためになった。