紙の本
シリーズものらしい安定感
2018/10/21 09:47
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
早くもシリーズ11作目。今回の舞台は、東京湾岸地区。たまたま先日、出張でこの辺りを訪れ、この偶然に、なんとなく嬉しくなりました。今回の物語はそれほど面白いか?と言われれば、それほどでもないかもしれませんが、そこはシリーズものならではで、個々の面々の個性や会話が楽しく、長く読んできたものにとっては、やはり安定の出来映え!特に神谷課長と塔子のシーンは良かったです。今後は塔子鷹野、河上の関係にも注目で、ますます目が離せません。
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3月-14。3.0点。
殺人分析班シリーズ。
お台場のショッピングセンターの2店に、女性の指が2本ずつ置かれる。持ち主を懸命に探すが、遺体で発見。
更にSNSに女性の遺体写真が、アップされる。
途中から犯人の想像がつく。まあまあ。
10弾過ぎているのに、恋愛話は全く進まない。主人公の鈍感さに少し呆れたかな。
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年の瀬迫るショッピングセンターに置かれた、四本の指。一体誰が、なんのために遺棄したのか。賑わう場所の犯行にもかかわらず手掛かりはごく僅か。若手刑事・如月塔子と捜査一課きっての推理力をもつ鷹野は、被害者救出に奔走するが、必死の捜査も空しく、被害者の遺体と、犯人の異様なメッセージが発見されてしまう。さらに犯人は、遺体の画像をネットに投稿、世間に動揺が広がる。十一係は、分析不可能な殺人者を捕らえることができるのか!?
シリーズ第11作。全体的に底が浅い印象。
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如月塔子の捜査題意課殺人捜査班シリーズ。
あらすじ
ショッピングモールのカフェでグラスに入った人の指がいつ刈る。同じくジュエリーショップでも。生きたまま切られたようだが、女性の死体が見つかる。しかも、ポケットからはデータで、犯人の声明があった。さらに、ネットでは拘束された女性の映像が公表され、新聞社にも犯人から接触があった。続いて男性の被害者も見つかる。塔子たちは調べを進めるうちに、数年前にも手のない死体が発見されたことを知る。
前の銀座の時も思ったけど、上手く東京の地理を使うなー。作者の前書きでも書いてるけど、ラストの犯人と残り3人のターゲットのカーチェイス、映像化できそう。動機となったエピソードは弱いかなーと思ったけど、緻密な計画や警察を惑わすところが手強い今回の犯人でした。
やっぱり登場人物たちが一生懸命なところはこの作者の作品で好きなところで、今回は新聞記者コンビの若手の方。食えないひねくれている先輩を見て、自分から塔子と連絡を取る様子、それを見て塔子も自分の初心を見つめ直すところとか、本筋とは関係ないけどほっこりする。
あと、鷹野の前の相棒の死について、何か疑問なところがあるっていう雰囲気、これから話が広がっていくのかな。
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これは、登場したあたりで「この人では・・・」という推測がしやすかったです。そして当たりでした。気持ちは分からなくもないけれど、それを実行できるのが凄まじい。今回もきちんと捜査を積み重ねて解決いたるまでの経緯が丁寧で良かったです。塔子のカンも、鷹野の筋読み力もこの程度までで抑えてもらえると、読む方としても有難い。超絶技巧ではない地道さが、私はこの作品の魅力の一つだと思っているので。河上さん、かなり分かり易いアピールなのに塔子がそっちのカン無さ過ぎる・・・。
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2021/10/10 読了
前回よりも動機については許せる部分がある
この作家さんは異質な事件の展開を読ませる
のが得意なので「そこまでする動機は?」と
聞く方が無粋だったと、少し悟り出したw
2019/9/7 前回
安心の十一係
どれだけ推理力が警察力をあげているやら
推理の過程で「納得」するつもりが反発させる
作家も多い中ではこの作者は頑張っている
(動機はもう一歩)
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麻見和史の他の作品をいくつか読んでいて、悪くなかったような気がしたんだけど、この小説は、うーんいまいち、いまにだった。登場人物たちに魅力がないし、捜査の仕方にも、犯罪のわけにも、犯人像にも納得がいかない。残念。
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お台場のショッピングモール内の2つの店で切断された指が2本ずつ発見され、塔子達十一係が事件を担当する事になる。生体反応がある=被害者は生きている可能性があるので事件解決に奔走する塔子達。それを嘲笑うかの如く死体と犯人の挑発的なメッセージが発見される…。どんどん成長していく塔子が周りに認められていく姿が頼もしいけど今回はちょっとした違和感を拾うタイミングが唐突な印象。犯人を指し示す推理過程はなるほどと唸るのに終盤の展開の派手さへの繋がりも。でもやっぱり面白い。しかし塔子の勘の冴えは河上·鷹野の鞘当てに対しては相変わらず成長せず。不憫だ特に河上さんが。
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安定の十一係。
あまり新鮮味がなくなってきていますね。というか、新鮮味を求めているわけではなく、このシリーズで見られる塔子の成長と十一係のチームワークが読みたいのですが。
今回は推理が少し唐突な印象もありました。勘と筋読みのうち勘の割合が多い気がしました。
ラストの鷹野さんの不憫さが巻を重ねるごとに増している気がします。
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好きなシリーズです。
前作は、如月塔子が危ない目にあいハラハラしました。
ショッピングセンターに置かれた4本の指、被害者救出に
若手刑事、如月塔子と捜査一課きっての推理力を持つ鷹野との二人が活躍します。
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このシリーズ、読み易いので好きなんですが、時々思うのだけど細かな点で詰めが甘い、
結果に対する経緯など説明が無く
粗さが目立ちましたね。特に今回は。
また、今回は塔子の勘より
鷹野の勘が冴えた感じ(笑)
もう一つ、
これはどうでもいいことだけど、
スライドドアのランクルってあるのかね?(笑)