紙の本
ベストセラー『論理的思考力を鍛える33の思考実験』の続編です!
2018/12/24 13:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ベストセラー『論理的思考力を鍛える33の思考実験』の続編です。論理的思考力というのは、考えをタテに積み上げながら考えぬく力ですが、本書のテーマである発想力とは考えをヨコに広げ、新たな思考を呼び起こす力です。私たちはこの療法を合わせもてば素晴らしい思考ができるわけです。前作と同様に、様々なな思考実験から発想力を習得するノウハウとその方法を教えてくれます。
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前作から比べるとかなり哲学的な内容が占めて
きています。
プラトンのイデアなども例題として出されていて
先人が考えた「こんな状況は果たして受け入れ
られることができるのだろうか」という投げ
かけがいくつも出されます。
答えの出せない問題に頭を使うことは非常に
疲れることではありますが、時には必要なこと
であると思い知らされる必読の書です。
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答えがないのがなんだかモヤモヤします。答えるのが難しい=どっちの選択肢も倫理的に甲乙つけがたいケースがあり、考えさせられる部分もありました。
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個人的に、数字と直感が背反する思考実験は難しかったけれども、「価値判断の基準を問う思考実験」と、「現実の常識を疑う思考実験」はとても面白かった。
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思考実験というより哲学書の超安易版といったところか。
無知のヴェールとか、若干ワクワクするようなところもあったけど、基本的には難しいことには触れていない印象。
マトリックスの話はとってもわくわくする。
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思考実験大好きなので楽しみながら読めました。
ただほとんどの内容は知っていたのでもっと違う思考実験を知りたいですね。
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面白くないわけではないのですが、ちょっと期待外れでした。
というのも、思考実験として、著者オリジナルのものを期待していたのですが、有名な事例の紹介に終始していたからです。
また、発想力を鍛える、という点にも違和感がありました。
考えるためのネタを提供している本であり、思考力を鍛えることにはつながる本だとは思うのですが、発想のためのネタを提供しているようには思えなかったからです。
というわけで、自分にとっては「看板に偽りあり」な本なので、あまり評価はしませんが、悪い本ではないので、中身を見て「面白そう」と思う方には、読むことをお勧めします。
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哲学もそうだけど考えるのって結構楽しい。
特に第3章は価値判断の基準を問う思考実験なので真剣になる。
命の重さ、物事の本質、職業の価値、働く意味。
身近な題材であるにもかかわらず、今まであまり深く考えてこなかった事ばかりだ。
面白いなあ。
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前作に続き、とても考えさせられるものだった。
特に、4章:現実の常識を疑う思考実験 は「当たり前」だと思っていることが違うかもしれない、という考えをもたらし、些細なことにも疑問をもったり、正しいという思い込みの力が大きいということに気付かされた。
自分でも実践することは中々難しいとは思うが、日常生活の中でも柔軟な思考を持ちたいと思った。
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・意外と多くの作品の中に、扱ったテーマに近いものが登場していることを知った。
・すべてを「その状態で5分前に作られた」とする世界5分前誕生仮説は最初ピンと来なかったけれど、アニメとして考えてみると割と腑に落ちた。
・無知のヴェール、面白い。結局は「自分がその立場だったら困る」という考えに基づいた自己保身のためとはいえ、弱者を救い上げる方向に考えるだろうな。
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「スワンプマン」をはじめ33の思考実験を紹介している。シリーズ2作目。今回も様々な思考実験を平易に解説している。第2章の「数字と直感が背反する思考実験」が面白かった。「ジャガイモのパラドックス」では水分量が1%減った時の全体の重さについて。これはきちんと計算しないと騙されているケースは多々ありそうだ。第3章では、モノの価値というのはいかに外的要因に振り回されているかが分かった。最も印象に残ったのは「無知のヴェール」。自分の性別や年齢、職業、その他の属性をすべて忘れてしまったときに、人々はこれからの社会についての話し合いでどのような結論を出すかの思考実験。人々の判断が自分の属性に立っていることが分かり、年齢を重ねるとなぜ保守的になるのかは、守るべきものが増えるからだと思った。頑固になっていくのも自分が築いたものを守るための人間の性質なのかもしれない。
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2022/01/16読了
思考実験の2作目。有名な事例を基に、答えの出ない問題をどう考えるかのヒントをくれる。
答えが出ないからこそ、
自分ならどう考えるか?
自分がどんな思想を持っているのか?
思考停止になっていないか?
固定観念に囚われていないか?
改めて考えられる時間だった。
ネタが定番過ぎるので、もう少しややこしい事例を
入れて欲しかった。次回作に期待。
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この本はタイトル通り、思考実験の内容とそのヒントによって構成されている。
曖昧な境界線を考えたり、「心」という不確かなものについて考えたり、様々だ。
この本に解答はない。だが人の考えに触れるというのは大切なことだ。
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知識を材料として、どう使うか、どう答えを出すかという、考え抜く力を意識して進めること
論理的思考力とは、考えをタテに積みながら考え抜く力であり、発想力とは考えをヨコに広げ、新たな思考を呼び起こす考え方である。
まあ、でもパズルを解くことには変わらないのですが
転送装置
曽呂利新左衛門の倍々になっていくお米のお話
誕生日の同じ日である人が教室にいる確率
最後通牒
ガリレオの思考実験
命題と対偶
賽の河原、無駄な労働
など
「論理的思考力」から、ちょっとひねっているとの印象です。
ISBN:9784801303386
。出版社:彩図社
。判型:4-6
。ページ数:268ページ
。定価:1300円(本体)
。発行年月日:2018年11月21日第1刷
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こういう答えのない問題に対してドヤ顔で自信満々に語る男って一定数いるよね。あたかもそれが正解かのように。
私の大学にはいた。そういうやつ大体声でかい。