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投稿者:マッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
真保作品にしては珍しく、ちょっとコミカルチックでしたが、私の地元の横浜を舞台に指定ましので、楽しめました。この分だと続編も刊行されることもありそうです。
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【港町・横浜を舞台に、名コンビが大活躍!】ミステリーの名手が、出会いと別れの町・横浜で働く公務員を主人公に、壮大なドラマを紡ぎあげた。読めばヨコハマに行きたくなる!
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真保裕一さんの新刊は、タイトル通り横浜市が舞台。港湾局みなと振興課という部署が実在するのかは知らないが、主要な登場人物は横浜市の職員たち、つまり役人である。役人といえば、「小役人」シリーズと呼ばれた初期の作品群が思い浮かぶ。
暁帆が働く港湾局みなと振興課に、新人の城戸坂が配属されてきた。この新人が只者ではなく、仕事はできるし語学にも堪能。本庁舎から離れたこの部署に、なぜ彼は配属されたのか? 成り行き上、コンビを組むことになる2人。
全五章から構成され、連作短編集の体裁を持つ。第一章からカンボジア人研修生の失踪という一大事で始まり、おいおいおいと思ってしまったが、その後の各章の事件は小粒というか人騒がせというか。それはみなと振興課の仕事なのか?
適当なところで引くということを知らない2人。というより、突っ走る城戸坂と振り回される暁帆という構図か。暁帆も伊達に役所勤務ではない。城戸坂の真っ直ぐさは微笑ましいくらいだが、理想だけでは仕事は回らないことを弁えている。
読み進むにつれて、この大都市横浜で「何か」が進行していることが仄めかされる。地元財界や政治家が絡み、ジャーナリスト出身の女性市長に対する反乱勢力が蠢く。下っ端の職員に過ぎない2人と市長がしょっちゅう接触していたら、そりゃ噂も立つだろう…。
真保作品を象徴するような2人の猪突猛進さに突っ込みたくなるが、読み物として興味深い面もある。横浜がここまで発展した影で、払われた過去の犠牲。おおっぴらにしたくない気持ちはわからなくもないが、闇の部分もまた歴史の一部。臭いものに蓋をしてしまうのが、正しいとは思わない。
そもそも、東京出身の城戸坂が、なぜ横浜市職員になったのか? 彼の目的は、図らずも「何か」に密接に関わっていたのだった。過去の「小役人」シリーズほど重苦しい内容ではないが、現実にありそうで然もありなんというトホホな結末でした。
横浜市に限らず、黙々と日々の業務をこなす全国の地方自治体職員に、敬意を表したいものである。
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役所を舞台にしたトラブルシュートもの。前半のエピソードはテンポよく読めたが後半のメインは長い割には盛り上がりに欠けた感がある。短編集的に作れば結構ファンがつきそうな流行りのジャンル。
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横浜の市役所を舞台にしたお仕事ミステリ。なので日常の謎的なものだと思っていたし、実際最初はそうだったのだけ江戸。だんだんと大きな陰謀も見えてきて、思いがけない大事件が。……でもこんな事件って、実際でもありそうでなんだか嫌だなあ。
できすぎる新人・城戸坂のキャラがまあいいよなあ。嫌味なくできる人なうえに、案外天然(笑)。でも気がある人にとっては確かにたまったもんじゃないなこのキャラは。暁帆とのコンビも絶妙で、ラストにいたっては痛快ですらあります。さて、実際に「市民のために!」と意気込んで働いてくれている人がどれほどいるかは分かりませんが。なんにせよ、誇りを持って仕事をできるというのは素晴らしいことかも。現実にはひどく大変でしょうけどね、お役所仕事って。
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読み始めは連作短編集と思いきや、しっかり一本の話でした。
でも、あんまり捻りのない話で終わる残念。
前半の小さな事件を解決するシリーズでやったら良かったのに。
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広報、施設管理等を業務とするみなと振興課へ配属されたできる新人城戸坂が先輩格の暁帆とともに謎を解きトラブルを解決していく。しかし、この新人は訳あり、彼の動きは市長や大物政治家を巻き込んでの騒動に発展していく…。名コンビの誕生!
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横浜を舞台に謎を解きつつ、別れと出会いの物語。港湾局みなと振興課・船津と新人・城戸坂が活躍する。
これも馴染みの街を舞台にしていたので読んでみて…城戸坂が何を調べているのかとか市長が何を調べているのとか、そんな感じで進んでいくけれど、深く入り込めなかったな。登場人物の魅力もかけるし。劇的なものはなかったし。
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お仕事&ミステリ小説ね(^^)♪とお気楽な気持ちで読んでいたら、政治が絡んだどす黒い謎がドロドロと…(--;)そのわりにはあっさりと解決したな(^^;)
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ひええー、みなと振興課、大変すぎるでしょ。
あらゆる問題が回ってきて、てんてこまいなのが
目に見えるみたい。
そんな中、配属されてきたエリートいけめん城戸坂。
先輩暁帆との、食い違うような息の合ったようなコンビが楽しくてすいすい読める。
幽霊話は、首謀者の思いが切なかった。
思いが届けばいいのだけどね。。。
日常の謎系と思ったら最期にびっくり。
あ、私もうたがっちゃいましたー。ごめんなさーい。
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前半は良かったのに、後半のぐったり感はなぜ故に…
横浜市役所というのが合わなかったのかなぁ。なんだろうか。
2019/3/18読了
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ちょっとマイナーな市役所の課の若い女性職員と、優秀だがちょっと捉えどころのない新人職員(男)の二人が、市役所に持ち込まれる問題を解いていくお仕事ミステリー。二人は市長の特命職員的な立場にもなるので、定番的な物語を期待できます。前半と後半はちょっと毛色が異なりますが、さらっと読めてそこそこ楽しめます。市長が女性というのも時代を反映して良いですね。
横浜の港という観光にも適した場所が舞台なので、ドラマ化しても面白そう。
面白そうなキャラクター達なので、続編も期待したいです。ということで+1星。
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軽いタッチで読みやすいです。
後半に怒涛のように真相が明らかになる
真保先生のトーンは変わらずですが
怒涛の勢いがそこまでないのと、どんでん返しにつぐどんでん返しもそこまでではないです。
面白いことは面白いですが、ここのところの先生の作品は
こうしたあっさりしたものが多いかなという印象で
唸らされる種明かしが好きだったので
この点は少々残念でした。
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地域の役所に飛び込んできた出来事を謎とく女性職員と優秀な新人の男。つまらないわけではないんだけど面白くもない(笑) というのが正直な感想。
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市役所を舞台にしたお仕事ミステリ。
途中までは面白かったが
終盤がわかりづらく感じた。
[図書館・初読・7月24日読了]