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とにかく重く暗い話だった。
ダークすぎる社会派ミステリー
貧困、虐待、暴力、とにかく後味悪い。
考えることもない、感じることもない、そんな人間ではないような人間には絶対になりたくはない。
でも、貧困や虐待などの環境によって、そういう人間になってしまうのかな。
ズンっと重く心に響いた。
これは、娯楽で読めるような本ではないのだけは確か。
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思っていたより読むのに時間がかかった。読みづらいというほどではないが、文章が単調なのかも。フリーライター木部の独自取材のほうが警察の捜査より先に事件を明らかにしていく。日本の警察はそんなに無能じゃないと思いたい。結局真相にたどり着いたのも彼女だ。あまり喜ばしくない真相だけど。
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貧困とか売春というような薄暗い話が興味もあって割と面白く、一気に読めた。
ミステリーとしてはあまり良い出来だとは言えない。序盤の末男目線での『今なら人を殺せると思った』とか、それこそこの殺人で誰が得をするのか考えてたら予想通りだった。ハンカチも分かりやすかったし。だから結末に驚きは全くなかった。
だけどこじつけてる感じが酷い。1200万円の工面としてはあまりに行き当たりばったりで運任せすぎる。そんな不確かなものに翼の父親は1200万円をかけるようには見えない。
「2人殺したら間違いなく死刑」ってふうに描かれてるのだけど、それも微妙。警察もあまりに無能に描かれすぎてて現実味がない。
もう1つの薄暗いテーマの方について。クズな人間を「子供を産んで育児放棄する。安い値段で身体を売る女」で定義してしまって、それ以上掘り下げなかったから浅かったように感じる。
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別のイソ子さんを思い浮かべてしまいました。登場人物を紹介したあとで、しばらく読んでいくと突然名字だけで再登場で「これは誰だ?」になること、何回も。すべての人物を書き出して表にでもしないと……。最後の説明も長すぎ。
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雰囲気は誉田哲也氏的。でも圧倒的に読みにくいです。記者の取材程度でこんなにボンボンと名前が出てくる?なんて疑問が湧きまくり。敏腕記者かもしれないですけどね。お金を得ようと画策した事件も若干お粗末に見えました。ラストはなかなか印象的でしたが、ちょっと長めかな。
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うーん、違う題名でもいいような、
大どんでん返しまでが長い
それに、そんなの、あり?ってなった。
うーん。
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蟻の子は、蟻の子、
生まれる場所は自分では選べない。
暗い蟻の巣から上へ上へとよじ登り、
必死に青空を見上げる青年の物語。
「腐葉土」で活躍したフリーの記者が、
鋭い眼差しと推察で事件を追う。
最後のどんでん返し、よかった!
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確かに暗いのですが、這い上がれない貧困が丁寧に書かれていて、胸が痛くなる。アリバイの作り方も巧妙でした。
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女性連続殺人事件と企業の脅迫事件
因果関係に迫るマスコミと警察、そして犯人側の攻防
主人公のフリーライターと警察が事件の真相に迫ろうとするも遅遅として捜査が進まない様子、そしてゆっくりでも着実に犯人に迫っていく様が丹念に、時には歯がゆさを感じる程に丁寧に描かれる。
「蟻の棲み家」というタイトルは、いわゆる裏の世界に広がる犯罪や反社会的な組織が蟻の巣状に広がる様子を喩えているのだが、調査や捜査に携わるもの達もまた蟻のように働く歯車に過ぎないのだという比喩にも感じられる。
環境が人を変えるのか、環境を問わず人は転落していくのか
どちらとも取れる展開が用意されていて、イッキ読みするには重たいテーマだが、克明な描写は読み応えを感じた。
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初読みの作家さんでした。
が、フリーライター木部美智子シリーズ第5弾ということを他の方のレビューで知りました笑
身体を売り生計を立て育児放棄をしている母親2人が射殺された事件。
生きる為に幼い頃から犯罪に手を染めてきた吉沢末男。父親は医者、大手企業の内定も決まっている大学生の長谷川翼。
2人を殺したのは末男か、翼か。
どんな命も平等にあるのか。
蟻の巣で暮らすものは、どんなにもがいても地上で暮らすことは出来ないのか。
なんだろう。
ずっと読みずらかった。
文章?言い回し?
わたしの読解力の弱さ(これだろ)
それにしてもさ、木部美智子 有能すぎなのか 運がありまくりなのか、警察も掴めない事実をどんどん掴みすぎじゃないかい?
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2023/05/31予約 14
衝撃のどんでん返し、とのことで読んだ。
文章が読みにくいか、分かりづらい。残念。
結構楽しみにしていたのに。
生まれながらに貧困家庭、育児放棄する母親と妹の三人暮らしの吉沢末男。
東京のふたりのシングルマザーが次々と拳銃で殺される。その事件を追うライターの木部美智子。そして食品メーカーに脅迫状が。
貧困の連鎖を伝えたかったのか。
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【総評】
星無し。久々マイナス評価本
大どんでん返しは無い
帯詐欺本
【開始から60p】
他の人たちも感想に多数書いてるが、なんじゃこの読みにくい読み進まない文体は?!
読む威力気力など全ての楽しむ事への『力』を削いでいく…
こりゃ、久々の『残念断念駄作』になるかも…
魅力ないなぁ…
力もないなぁ…
この間の柚月裕子の『教誨』も女作家特有の読みにくさあったが、これはそれにしても…だ
女作家に良くある系の文体なんだろうなとは思っても、それを踏まえてでも先に読ませるってのが全く感じられない…
島田荘司とは違った意味で読めない進ま(め)ない作家だ…ある意味才能ー(ダメな方で)
【読後】
最初と最後の各章は読んで中は斜め読みした
最悪なのは、斜め読みですら眠くなる進まない単調な文体。
進まなすぎて「まだそこに留まって何が言いたいの?」と何も伝わらない。
主人公も魅力無し。
作家が魅力無いから中の人物も魅力生まれないよな…誰1人魅力無し。
大どんでん返し?どこが??
全くありません。はい。まんまです。
帯は詐欺。購入してたら激怒レベル。
図書館で良かった…
学んだ事は
この作家の本は、もう読まない。
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貧困、虐待、負の連鎖、劣悪な環境の中で生きている少年少女。読んでいて気持ちが重くなりました。前半は殺人事件と企業クレーマーへの取材の記者や刑事たち、そして犯人視点などが描かれています。犯人逮捕からも結構なページが残っていて犯人像の中から主犯を絞り込む展開です。面白かったです。でもしんどかったです。最後は、「やっぱり」でもあり「意外」でもありました。辛い読後感でした。
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生まれながらにマイノリティとして育った人が、どうもがいても這い上がれないと諦めの境地に陥る。延々と続く歴史において、平和になってようやくその非公平性に目が向けられるようになったとは言え、作中での話は現実には例外でないように感じる。衝撃的な内容だった。2023.11.28
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図書館。
想像していた展開とは違った。貧困の連鎖と良く言われるが、本人にどうしようもない理由で、負の連鎖が続くのはキツイ。抜け出す為に努力しても、それを砕かれる。
読んでいてあまり楽しくはないテーマですが、考えさせられます。