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紙の本

18年に同時刊行された乙川作品

2024/04/22 17:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スマートクリエイティブ - この投稿者のレビュー一覧を見る

乙川の記念碑的作品。18年に同時刊行された「二十五年後の読書」において、書評家である主人公中川響子が唯一心を許した作家谷郷の新刊著作の原稿を静養に訪れたスールー湾で読み、称賛したとして紹介された作品。
導入部が秀逸。
「いつもより濃いコーヒーを飲みたくて起きてしまう。少しずれた太陽の仕業か嵌め殺しの窓が明るい。南側の窓辺に立つと、庭木が風を教え、道の枯れ葉が消えている。朝から草は忙しく萌え、木々はのんびりと芽吹き始める。隣家の生垣をすり抜けて小鳥たちが呼び合い、芝の朝露を吸う。疎水のない土地で生きる彼らは賢く、人間の暮らしを見つめて水を撒く家を覚える」
主人公高橋光洋は、製鉄所勤務から、パリ、スペイン、フィリピンなどを回遊し、日本で新人賞に応募して、作家を始める。
「気がつくと、電車にも満足に乗れない人間が机にかじりついて都会の暗がりに生きるちっぽけな人間を書いていた。(中略)武器は独自の世界観であり、実体験であり、他言語の思考を組み込める表現であった」
「優れた小説を書くことを目標に生き長らえることが良質な冒険に思えてきたのは脆弱な命の希望であった。ある日どこかで倒れてそのまま死ぬようなことがあっても、それはそれで自分の人生だろうと思う」
「だから苦しみ体を壊しもしたが、嫌になり投げ出すことはしなかった。書くことが自浄でもあった。(中略)この美しい地上に生きた証を残すことなどまっぴらであった」

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2019/02/01 10:49

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2019/02/02 22:40

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