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待ってました!第2弾!ドキドキ、ワクワクしながら読み進めたが、期待は裏切らなかった。「屍人荘…」から繋がってたので、またあの時の恐怖とともに、切なさも蘇ってきた。
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シリーズ第2弾。ミステリーの定番のクローズドサークルや死の予言。数々の伏線やシリーズとして継続している謎と両方の面白さ。探偵と助手というホームズとワトソンのような2人の関係。事件、謎、推理。ひとつひとつ提示されていく毎に魅力が増していく。前作同様に伏線の回収も見事で気持ちいい。ラストに待ち受ける真実まで一気読み。
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前巻がミステリとパニックホラーの融合だったように、今巻はミステリとオカルトを融合させた、ジャンルレスな本格ミステリ。相変わらずケレン味が強いけれど、推理は論理的で読み応えがある。
巻を追うごとに、(暫定)ワトソン役の葉村と(暫定)ホームズ役の比留子との関係が変化していくのも面白い。
次巻への引きもあり、今後の展開が楽しみ。
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前回からの反省を活かして注意深く読み、わずかな違和感も見逃さないように読んだつもりがまんまと作者の罠にハマってしまいました。
最終章のスピード感は読んでいてゾクゾクしましたし、恐怖すら感じる文章でした。
次のお話も楽しみにしています。
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一作目より正統派ミステリという感じで、一気に読んだ。やはり面白い!
屍人荘を継いでいる、超常現象のある世界だけど、トリックには直接関わってないから禁じ手ではない。
また、犯人の動機に唸った。
よくある恨みつらみではなく、そう来たか!という…
しかし一見突飛な動機も、特殊な状況下におかれた登場人物の心情が丁寧に描写されているので、そういうものなのかもな、と納得できた。
ミスリードや伏線もちりばめられていて、知的に謎解きゲームを楽しませてくれる。
比留子さんがいじらしく、可愛い。
慎ましい好意に気付きながらも知らぬふりをする葉村がラノベ主人公っぽい(笑)
今回も登場人物の名前が覚えやすくて(かといってキラキラのような無理矢理感がある名付けではないので違和感はない)助かった。
次に続く引きだったので期待!
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サラッとした読み口で、安心な作りのミステリを楽しめる、そんな作品。
物語の入り方、視覚や印象と結びつけたキャラクター名、『予言』という非科学的な題材を持ち出した大仕掛けな舞台。 それを緻密に堅実に積み上げていく。
一見した印象とは裏腹に、物凄く安定している作家さんだなと思った。 次作以降も期待してしまう
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屍人荘の殺人、第2弾。
一作目と同じクローズドサークルもの。王道な感じでワクワクした。
また、お馴染み、全員登場したところでの改めての人物紹介がやはり嬉しい。
p180「犯人は間違いなくこの中にいるんだから、自室なんか戻らずに一晩中互いを監視すればいいじゃない。皆馬鹿なの?」って登場人物に言わせてるのには笑った。
でもやっぱり思ってしまう。今回は2日って時間も限られてたのに。さすがに協力するんじゃ…?
とりあえず、偶然も重なって、流石にうまく行きすぎじゃないか…?とも思う。
若かりし頃の気が強くて、周りと諍いを起こしても平気そうだったあの人が(きっとツンデレで自分の気持ちなどお首にも出さなかっただろうな)あのような役目を引き受けたことやその気持ちを見事に裏切ったあの夫婦のことや、それからの長い長い彼女の年月とか考えてしまうとちょっとやりきれない。そこまで歪む前に自分で逃げられたのでは?とか思うし。
やったことはあまりにも卑劣で許せないんだけれど。
そして最後のページ。これからの比留子さんが楽しみでもあり心配でもあり。
彼女の名前がイザナミとイザナギのうまれそこないの子という由来も気になる。
斑目についても段々とわかってきていて続編も楽しみ。
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2019.4.16読了。
前作の出来が素晴らしかったため、今作に対するハードルもかなりあがっていましたが、文句なしに面白かったです。今年も各種ランキング上位独占は間違いないでしょう。
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完璧。
唯一の帰り道である橋が焼け落ちるとか、最高かよ。
クローズドサークルの極致。予言された4人の死。閉じ込められた11人。ミステリー愛好会の探偵。ミッシングリンク。見立ての人形。謎の機関の深まる謎。
古き良き探偵小説の全てが詰まった最高の作品。
『屍人荘の殺人』も良かったけど、今回も最高に良かった。屍人荘は映画化も決定したので楽しみだ。
ただし、予言の能力に対する…まぁ、それはいっか…
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前作よりはちょっとリアル感があって、個人的にはこちらのほうが面白かったです。
山の中の家で起こる殺人事件でクローズドサークルものです。世界観は「金田一少年の事件簿」に近いものがあり、楽しめました。
一つの恐怖のドミノが倒れると、一気に物語が加速されていくような感じで、最後に倒された時には何ともやるせない感じがしました。その点で、強引な部分もあり、無理やり収束したような感じにもなりました。
前作を読んでいない方には、なるべく前作を読んでいたほうがより楽しめると思います。個人的には、ホームズがいてほしかったなと思いました。
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屍人壮シリーズの2巻。
前回はゾンビ、今回は予知。オカルトを出しているのに起こっていることはただの殺人。
前回よりもミステリー感があって面白かった。
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前作に続き一気読み。
今回も唯一外界と繋がる橋が燃え落ちるという典型的なクローズドサークル。加えて、48時間というタイムリミット付き。
そこに予言や超能力といったオカルト的要素が加わり、二重三重の緊迫感がある中で、ラストは二段構えになっていて、もうお見事。
クローズドサークルに見立て殺人、叙述トリックとミステリファンが好むポイントを網羅しつつ、ワトソン役の葉村に用語説明をさせることで、ミステリに馴染みのない人にも理解できるようになっている。
私自身は昔からミステリ好きなので、物語の中でミステリ好きの葉村のアウェイ感が読んでて面白かった。
比留子と葉村の関係や班目機関の正体も含め、すでに次作が楽しみ。
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【あらすじ】
その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。
巻頭に物語中の周辺マップと館内図があって「うわぁ、ここが今回のクローズドサークルの舞台か」とソワソワ。
予言の通りに人が死ぬってどういうこと!?と、今回も読み進めるスピードが半端じゃなく、2~3日で読破してしまった。やっぱり面白い、このシリーズ。
犯人の1人は目星が付いたのに殺されてしまって「え!?」って驚いたり、そもそも預言者についても「そんな真相が…?」と最後まで目が離せない。
途中、葉村が「クローズドサークルもので『皆一緒にいれば殺されることもないだろうに、馬鹿か?』とお思いだろうが、互いに疑心暗鬼になってしまうから集団行動は不可能」と言い切った所でちょっと笑った。誰もが感じた疑問をぶった切ってくれてありがとう。
謎解きでの比留子さんはめちゃくちゃカッコよかった。
班目機関についてはまだ実態がつかめないままだし、また次作が待ち遠しいな。このシリーズは表紙も素晴らしい。
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シリーズ二作目。今回もクローズドサークルの緊迫感溢れ、オカルト要素も絡んで、しかし重厚な本格ミステリになっています。「二日間で四人死ぬ」という予言。それを体現するように次々と起こる事件。その陰に潜む班目機関の研究と、予言の真贋。もうどこをとっても読みどころたっぷりで、これは一気読み間違いなし。
ミステリではありがちな要素を次々繰り出しつつ、それに乗っかるだけではないのも読みどころ。幾分慣れたミステリ読みとしてはいい感じで引っかかるポイントがちょこちょこあったのだけれど、「気づいてやったぞ」と思ったらすぐに潰されちゃうような(苦笑)。結局自力で真相にたどり着くことはできませんでした。解決篇、ではなく、比留子と犯人との息詰まるような戦いにひたすら感服するばかり。さらにそのあとの真相も……気づけなかった。完敗。
予言を巡っての事件の様相も、これはあまりないタイプだったかもなあ。予言あっての事件なのか、それとも逆なのか。考え出すとぐるぐるしてきちゃいますが。この予言の恐ろしさにもぞくりとさせられます。そしてひそかに予告される次の事件……期待が高まります。
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魔眼の匣で男女二人ずつが死ぬ。
その予言に導かれるように魔眼の匣には、予言者のサキミ、サキミの世話をしている女、スケッチによって数分後の出来事を描く少女とその後輩の高校生二人組、バイクがガソリン切れになったイケメン、墓参りに村へ訪れた赤い服の女、葬式帰りに車の不調で電話を借りに来た親子、そしてミステリ研究会会長の葉村君と探偵の比留子さんがそろった。橋が落ち、電話は通じず、孤立した二日間ではたして誰が生き残り、犯人は、そして寄せ集めのメンバーの中に生まれた動機は何だったのか。
前作より文章が落ち着き、物語への吸引力も増した今作。眠たい、、でも読みたい、、、と漫画みたいに本を持ったまま寝落ちしてしまいそうになった。
葉村君たちが前作で失ったものと折り合いがつけ切れていないところが、学生アリスシリーズの好きなところと重なってうれしかった。探偵も助手も人間であるというところがミステリの好きなところで、私が大切に思っているところなのかもしれない。作者さんと有栖川先生のトークイベントに行ったとき、作者さんがキャラクターをただの人形扱いしていなくてよかったな、と思ったけれど、今回それがより確かに感じられた。私はミステリにも人間の描写が大切だと思う。それがなければ殺人事件を起こせない。二人の関係性も楽しみだ。そしてものすごい気になる幕引きに、次巻が待ち遠しい