紙の本
地方の財政事情がよくわかる本です!
2019/01/05 12:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、自主勉強会や研修の場である「出張財政出前講座with SIMふくおか2030」の活字版です。上記の勉強会では、地方自治体の財政について広く理解を得ようと企画されたもんで、これまでに多くの参加者を集め、人気を博していました。それがようやく一冊の本に纏められたのです。同書には、これまでの勉強会や研修で行われた分かり易い地方自治体の財政について解説されています。ぜひ、多くの皆さんに読んでいただき、地方自治体についてより理解を深めてもらいたいと思います。
紙の本
自治体財政が厳しいってこと、説明できる??
2019/02/09 02:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:があ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2年前に著者の「出張財政出前講座 with SIMふくおか2030」を受講しました。
「自治体財政が厳しい」と言われて、何が厳しいのか具体的に説明できない公務員も多いんじゃないかと思います。
財政課と現場の公務員との差を穏やかな口調で楽しく語る今村さん。
単なる座学だけではない自治体財政シミュレーションゲーム「SIM ふくおか 2030」との組み合わせの講座は本当に楽しく、自治体職員であってもそうでなくても気づきの得られる講座です。
書籍では、その講座の流れにそいながら、今村さんがどうして全国を飛び回って、自治体財政について語っているのかも分かる構成になっています。
分かりやすく、知ったつもりになっている自治体財政を知って、そして今村さんの熱さをちょっとだけ味わうために、ぜひ一読をおすすめします。
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県の財政実務者としての長年の経験に基づき、各所で「出前」を行うようになった著者の、「本当に大事なことをわかりやすく伝える」ワザが溢れている。
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財政に対する考え方の基礎から学べます。また、財政課と他課が対立するのではなく、対話を通した予算案の作成などが重要であること、歳入は大きく伸びることはなく、歳出は扶助費などが年々増加するので、限られた中でビルド&スクラップの取り組みを進めていくことが必要であること等が書かれています。
財政課も大きな重圧の中で仕事をしており、それぞれの課もやりたいことがあります。そこで対立してぶるかるのではなく、それぞれの課も財政のことをしっかりと学び、財政課もそれぞれの課の状況をできる限り考慮する必要があると思います。まさに対話をしていくことが重要です。
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自治体職員向けの書籍。
財政に関する行政職員にとっては基本となる知識を身に着けることができる。
どうしたら予算が取れますかという質問が自治体職員からは多い。
財政健全化が目的になりがちだが、目的ではなく手段。
自治体の人件費は義務的経費。理由は解雇できないから。
異動で企画課、財政課を経験するという部分から優秀だと評価を受けていたというのはわかるものの、普通の職員から全国に呼ばれるようになった立場になれるという希望が持てる本だと思う。
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2年前に著者の「出張財政出前講座 with SIMふくおか2030」を受講しました。
「自治体財政が厳しい」と言われて、何が厳しいのか具体的に説明できない公務員も多いんじゃないかと思います。
財政課と現場の公務員との差を穏やかな口調で楽しく語る今村さん。
単なる座学だけではない自治体財政シミュレーションゲーム「SIM ふくおか 2030」との組み合わせの講座は本当に楽しく、自治体職員であってもそうでなくても気づきの得られる講座です。
書籍では、その講座の流れにそいながら、今村さんがどうして全国を飛び回って、自治体財政について語っているのかも分かる構成になっています。
分かりやすく、知ったつもりになっている自治体財政を知って、そして今村さんの熱さをちょっとだけ味わうために、ぜひ一読をおすすめします。
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著者は、対話型自治体経営シミュレーションゲーム「SIM2030」の伝道師的役割を果たしている福岡市の元財政調整課長・今村寛氏。本書は地方財政についての網羅的な入門書ではないが、「財政が厳しいとはどういうことか」「財政健全化とは何か」ということの本質的な部分を理解することができる。また、SIM2030というシミュレーションゲームの中身とその魅力についてもよくわかる。39歳で転機を迎えたという著者の公務員人生についても共感を覚えた。「全体最適を対話で導くヒトづくり」という著者のテーマは、財政に限らず、公務員が仕事をする上で非常に重要なことだと感じた。
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自治体財政の基礎知識が、分かりやすく書かれています。
財政課のことをもっとよく知りたいと思う、自治体職員の方にも良いでしょう。
自治体職員だけではなく、市民も知るべき知識です。
予算の仕組みや財政状況の把握の仕方、一般財源、特定財源、義務的経費、政策的経費、経常的経費など、基本的なところが分かります。
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財政についてはごく基本的なことのみ、それよりも重要な政策検討の姿勢について、著者のライフワークに沿って触れられている。
・選択と集中のための基準
・基準を理解し合うための情報共有
・情報共有を進めるための対話
・向かうべきいいまちづくりのためのビジョン
・立場を超えたビジョンの共有
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自治体財政の内情について基本的な知識を身につけたいと手に取りました。
この本は自治体の財政担当の目線から「財政が厳しい」ということの事情について、講座のような語り口でわかりやすく書かれた本です。
「財政が厳しい」とかや財政健全化」と叫ばれますが、指標を比べて一般論に終始するのではなく、理想のまちの姿を目指すために必要な財源を確保するという視点で財政をやりくりすることが本質であると読みました。
自治体経営ゲームのところはある程度読み飛ばしましたが、全体を通じて財政部局の実務や抱える悩みのイメージを知ることができました。
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財政の仕組み、財政健全化の意義について理解することができた。
特にも枠配分予算については、財政を自分ごととして考えることができるというメリットがあり、当市でも導入検討すべきと考えた。