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ねこのオーランドーたのしい日々 みんなのレビュー

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紙の本

飽きることのない一冊

2019/11/02 12:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者のキャスリーン・ヘイルはイギリスのスコットランドに生まれ、イングランドで育ち、ロンドンでアーティストとして活動した女性。1938年に世に出した子供向けの絵本、「ねこのオーランド」のシリーズは好評を博し、70年代まで新作が出ていたそうです。

本作『ねこのオーランド―たのしい日々』 (Orlando's Home Life) は、イギリスが第二次世界大戦で苦しいときにあった1942年に発表されています(翻訳本である本書は2018年刊)。時世を反映してか、物語は創意工夫してお金を稼ぐという場面から始まります。

とはいえ、そこは「ねこのオーランド」のシリーズ。寓意臭さはなく、辛気臭くなることもなく、文字を追うごとに、ページを繰るごとに次々と、想像力をかきたててくれます。猫の目のようにくるくると変わりながら展開していく物語が、見事としか言いようのない絵にのせて語られていきます。元々作者自身の子供たちのために創作されたシリーズですが、当時の窮乏生活の中でこの本を手にした子供たちは、どんなに心を躍らせ、目を輝かせたことでしょう。

もちろん、戦争から遠く離れた今読んでも、何の違和感もなく楽しめます。お子さんに読んであげる場合にネックになるものがあるとしたら、フィッシュ&チップスなどイギリスの文物や、レコード盤のような古いテクノロジーでしょうか。「ペルシャの王様」についての描写も、お子さんによっては「?」となるかもしれません。読み聞かせでは、そういったところを、必要に応じて説明できるよう準備しておいたほうがよいかもしれない一冊です。

表紙も本編も、見返しや中表紙も含め、とにかく絵がすばらしいです。猫のふわふわの毛並みや足の裏の肉球のぷにぷにした手触りまで描かれていて、絵だけを見ていても飽きるということはなさそうです。

日本語でも読めるように翻訳出版してくださった関係各位に感謝です。

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2022/09/02 14:16

投稿元:ブクログ

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