投稿元:
レビューを見る
ここ数年「SNMPを駆逐したい」という思いを募らせてきていたので、著者とは握手したい気分になった。 OS の主要メトリクス取得を必ずしも有効ではないとしていたり、現代的でいい本だと思う。
投稿元:
レビューを見る
これまで監視について体系的に書かれた本を読んだことがなかったのでとても勉強になりました。
自分はインフラよりはソフトウェア開発側の人間ですが、むしろそういうこれまで監視に直接関わってこなかった人にこそ読む価値がある本だと思います。
前半の監視のアンチパターンやデザインパターンといった原則部分は特に頷ける部分が多かったです。
後半の監視戦略については興味がある部分だけ拾ってもいいですが、それぞれの分野についてどういう監視があるのか理解するためにざっとでも目を通しておくといいと思います。
投稿元:
レビューを見る
「1.3.2 アラートに関しては、OSのメトリクスはあまり意味がない」は納得いく。ウェブサーバーならレスポンスが、バッチ処理ならスループットが順調なら何も問題ない。動いているかを監視するとは良い表現。
サーバー監視だけと思いきや、ビジネス、フロントエンド、バックエンド、ネットワークと広範にカバーしている。セキュリティまである。しかも「これはこうすべき」に手短で明瞭な論拠も添えられているので、むやみな暗記モノになってないのも良い。
未経験からの2年目突入くらいで読むと、実り多い2年目を過ごせるのではなかろうか。というような本。
未経験の方が読んでも、範囲広いし苦行でしかない気がする。こんなことになってるので、初年度にやることじゃないな。無理無理。 https://magazine.rubyist.net/articles/0059/0059-Ruby-Rails-Beginners-Guide.html
投稿元:
レビューを見る
本自体は200ページくらいしかなく、その中で監視に関するあらゆる方面の情報が記載されています。
■良いところ
・比較的ボリュームが少ない中で、監視に関わる情報が網羅されています。従って、監視に関わる業務に携わる場合は、一読しておくと考え方が整理されるかもしれません。
■悪いところ
・誰もが思う疑問についての解決策も「チームにとってどちらが良いかをちゃんと考えましょう」「知っている人に聞きに行きましょう」「システムによって最適な答えは変わります」という結論になっているものばかりで、それを言ってしまっては身も蓋もない…という印象。それをわざわざ言う必要ある?という疑問が残ります。
・上記の通りなので、書かれていることは至極もっともなのですが、「まぁ、そうですよね」と思う程度で新しい気付きはありませんでした。
・本書はNagiosとSNMPを嫌っているのですが、その嫌っている理由も大して納得のいく論理的な説明はありませんでした(確かに感覚的に同意はするのですが)。著者が大々的に嫌うんならちゃんと理由を示してほしかった。
この本のターゲットとなる読者層が結構難しい気がします。
全く監視に関わったことがない場合は監視の苦しみも分からないし、この本は全く実践的ではないので、読んだからといってすぐに監視設計ができるかというとそうでもない気がします。かといって監視に関わったことがある人であれば、書いてあることは「確かにそうだ」とは思うものの、別に目からウロコというわけでもなく、薄々思っていたことを「まぁ、そうですよね」と思う程度であるという…。そう考えると、「監視に関わる業務を行ってはいるものの、特に課題感もなく携わって来た人」が読むと良いとは思います。
この本は、薄々個人で感じていたことについての答え合わせをしたり、はっきりと言語化するために使うのが良い気がします。
入門監視、という分野においてこのレベルで記述が網羅されている本は少ないと思うので、一度は読んでおいても良いとは思いますが、何度も見る本ではないかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
「監視は質問を投げかけるためにある」
すごく染み込んでくるように腑に落ちる言葉でした。
よく習慣化や目標達成には記録が用いられます。
ここで勘違いしてしまう。
「記録をするから習慣化され、目標を達成できる」
これは飛躍している。
そうじゃなかった。
記録をするという行動が、「どうやればいいんだろう?」「何が悪いんだろう?」「何のためにだったっけ?」、と問いを促す。
この継続が達成を導いているんだろう。
記録がつけばいいんじゃなく、「記録をつける」こと自体が重要だ。
単純にアラートを出し、ログを倉庫(DB)に積んでいく以上に重要な意味を教えてくれた。
インフラ屋や、データを扱う人以外も読んでみるといいだろう。そんなに重くないし。
投稿元:
レビューを見る
今まで運用して来た人にとって、すごく画期的な内容ではないが、今までの答え合わせ的にも利用できると思った。
投稿元:
レビューを見る
感想ブログを書きました https://blog.a-know.me/entry/2019/02/03/221636
投稿元:
レビューを見る
この本を読むまでは 監視≒サーバ監視 の意味で捉えてたかも。対象が望まれる状態と望まれない状態とは何?の質問に答えられるよう考えて、そこから観測すべき(できる)ポイントが何かを捉えて、単純な閾値ではなく変化の速さや度合いや質を考えたうえで、ちょうどよいタイミングでアラート(アクション)を起こす、という考え方があるよう感じて、これは狭い意味での監視だけではなく、抽象的にとらえると、どこかに転移できる考え方だと思った。
そして一時期オンコール担当をやっていた記憶もすこしだけ蘇った。オンコール担当はたしかに精神すり減るよね
投稿元:
レビューを見る
監視についてのアンチパターンからデザインまでが網羅されている。
ありきたりなベストプラクティスではなく、実際的で理解しやすい内容。
具体的に機能ごと、たとえばDBサーバはどういった監視を行うのがベターか、といった内容もあるので実務で使いやすいはず。
監視の機能改善とかこれから新規で構築、監視機能を利用するときに良さそう。もちろん監視システムのチームのマネージャーも必読。
投稿元:
レビューを見る
監視はインフラよりもユーザー視点を重視する.SLAやKPIから監視をする
(ビジネス監視、フロントエンド監視、アプリケーション監視などを検討した上でのインフラ監視)
DevOpsでは監視も必須スキル。開発と運用が一緒だからこそ本当に監視すべき項目がわかる。
監視も改善し続ける必要がある。
投稿元:
レビューを見る
運用担当だけでなく全てのエンジニア必読の本 薄いので読みやすい
監視民主化の為の導入
特定の監視製品に依存する内容はほぼ書かれてないので、フラットな視点で読むことが出来る
投稿元:
レビューを見る
メトリクスやアラートについて、普段先輩社員を見ながらなんとなくでやってきたところもあったが、良い監視のあり方やメトリクスの取り方、アラートの適切な設定など知れて勉強になった。特に前半。後半はレイヤーごとに監視のポイントが紹介されていて教養になった。
運用や監視をやっている人には読んで欲しい。
普段はdatadogを使っているけどdatadogの話は全く出てこなかったな..。とはいえ基本的に内容はツール依存するものではないのでそこは大丈夫です。
投稿元:
レビューを見る
運用保守業務が苦手なのもあり、巷で評価が高いので読んでみた。
ビジネス観点でのメトリクスについて言及しているのが良かった。
読み切ったが、あまり脳みそに定着した気がしない。
必要になった時に改めて読み返す部類の本。
投稿元:
レビューを見る
長らく積読してしまっていたが、同僚の勧めを受けて読了。
監視に対する基本的な考え方から始まり、
典型的なサービスで必要となる各レイヤーの監視を解説したのち、
フィクションのサービスに対する監視アセスメントを実行するという流れで、
とても頭に入ってきやすかった。
基本的にwebサービスを対象に書かれているが、
考え方は組み込みにも応用していけそう。
以下、読書メモ。
https://github.com/takeoverjp/booklog/blob/main/practical_monitoring.md
投稿元:
レビューを見る
システム監視についてのノウハウは実践経験者だけが知っていて、なかなか一般に流れてこない(と感じている)。前半の概論やパタンの紹介は、特に私のような担当者ではないが管理者として知識が欲しいケースに有益なものだった。いつくか担当者とディスカッションして取り入れたい。後半は個々の監視要素についてのマニュアルに近い解説なので読み飛ばした。