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ひとつひとつは短いお話だけれど、
贅沢なくらいたっぷりと余白を含んでいて
子どもの頃に想像の翼を広げつつ読んだ物語を思い出しました。
少し小さめのサイズも、表紙の絵も本当に素敵。
一日の終わりに、ベッドの中で読みたい一冊です。
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短編集です。
間違いなく短編集なのです。が、何話か挟み続編のような、小話のような話が続くので、実質短編っぽい一冊。
読後のふわっとした余韻が何よりも心地よかった。
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24の掌編が収められた小説集。あとがきで著者が言っているように、内容も文章の長さも『一日の終わりの寝しなに読』むのに丁度いいと思う。今回は普通に読んだが、再読の機会があれば一編ずつゆっくりと読んでみたい。これから手にする、という人はあとがきから読んでみると良いかも…。
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文体が独特だが、1話1話が5分程で読めるくらい短いため、ある意味、本を読み慣れていない人が読んでも面白い作品かもしれない。
あとがきの文章が個人的に好みだった。
「太陽とパン」ではなく「月とコーヒー」という着眼点が面白かった。
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物語に月やコーヒーがチラリと登場する。ひとつひとつの物語がさらりと読める長さで、童話を読んでるような感覚。あとがきを読んで、なるほど、それならばサクサクと読まずに1話ずつゆっくりと読めばよかったなあと少し後悔。気になるところで物語が終わってしまうので余韻を楽しめる本。
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寝物語に読みたいかんじ。
ちょっとしたしりとりみたいなお話たち。自転車とコーヒーとサンドウィッチと本と。
小さな物語の種みたいな。
この人の言葉が好きなんだよなぁ。舌触りの良い、小気味良い言葉たち。
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短編小説なんだけど、長編にして最後までちゃんと読ませてほしくなる作品。
他の人の感想にもあったけど、私もこれで終わり?と感じてしまったけれど、続きが知りたくなる面白いお話。
続きが出ることがあれば是非また読みたい◎
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2021 #6
図書館で見つけて
タイトルと目次が魅力的で借りてみた
分厚いけど手のひらサイズなのが
ちょっと珍しいハードカバーだな
短編集だから寝る前に読むのにちょうどいいかな
と思いながら借りて3晩で読み終えた
この分厚さなのにさっくり読めたので少し驚いた
読んでみると寝る前の夢への導入にちょうどいい
やさしい娯楽の本は久しぶりに読んだ
作者のあとがきで自分が読む前に感じた印象と
読んでるときに感じた印象が
ちゃんと作者の意図としっかり合っていて
なんだか嬉しくなった
あともう1冊借りているので読むのが楽しみ
---メモ---
P270 (本が素晴らしいのは)(ページをひらけば、すぐに別の世界があらわれ、ページを閉じれば、こちらの世界の音や匂いが戻ってくる)
P332 おそらく、この星で生きていくために必要なのは「月とコーヒー」ではなく「太陽とパン」の方なのでしょうが、この世から月とコーヒーがなくなってしまったら、なんと味気なくつまらないことでしょう。生きていくために必要ではないかもしれないけど、日常を繰り返していくためになくてはならないもの、そうしたものが、皆、それぞれにあるように思います。
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どれも不思議なお話ばかり。
毎日寝る前にお話をひとつ読んで寝ました。
短過ぎず長過ぎず夜読むにはぴったりの一冊。
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アーノルドのいない夜、白い星と眠る人の彫刻、三人の年老いた泥棒 が良かった
最近本を読めてなかったから短編の読みやすさが丁度良かった 想像力の広がりを楽しめる突然であっという間の物語だったな
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「さあ、これから!」というところで終わってしまい「うっううっ~」と急ブレーキをかけられる感じ。元々短編では消化不良気味な私にとってこの短編は短すぎました。いいお話が揃ってるからもう少し続きが読みたい。
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第一印象はこんなに分厚くて
最後まで読み切れるかしらと…
心配してしまいました。
しかし、文字数もそんなに多くなく
読み始めたらあっという間に終わってしまいました。
内容としては、短編集なので
ひとつひとつが短く…ほんわかした気持ちで
読み進めていく感じでした。
ただもう少し掘り下げて欲しいお話や
続きが気になるお話があったりで
物足りなさもあるかなと。
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「忘れられたものと、世の隅の方にいる人たちのお話です。」(帯より)
仕事に疲れた夜、眠れない夜、コーヒーを飲みながらゆっくりしたいとき、お供になる小話が24話。
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深くて温かみのある黒い表紙。
下北沢の本屋で一目惚れ。
これから何かが始まりそうな、物語の始まりの予感だけを集めたショートショートの短編集。
どのお話も、眠りにつく前のお供に最適な静かさと、美しさと、ちょうど良いワクワク感。
またひとつ、吉田篤弘さんの大好きな作品が増えた。
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夜に読むには最高の一冊でした。
心地良い言葉に、静かに揺蕩うような時間を過ごさせてもらいました。
初めて吉田先生の作品を読みましたが、文体がすごく好きな作家さんだと感じたため、他の作品も読んでいきたいです。